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コミュニティ運営の”いいチーム”をつくるために

こんにちは。コミュニティフリーランスの長田(@SsfRn)です。

最近よくいただく質問に「コミュニティにおいていいチームとはなんですか?」というものがあります。

僕は、少し前から「いいコミュニティには共通して、いい運営チームがあります」と話しています。さまざまなコミュニティを見てきて実際に感じていることであり、運営における土台的な部分でもありますよね。

ということで、今回は「コミュニティ運営のいいチーム」について、考えていきたいと思います。


コミュニティオーナーとコミュニティマネージャー

まず、コミュニティ運営のチームを考えていく際、大きく2つの役割があると思っています。

それが

・コミュニティオーナー
・コミュニティマネージャー

の2つです。

オンラインサロンの記事を見かける際、この2つのキーワードを目にしている方は多いんじゃないでしょうか。

それぞれ異なる役割があり、強みとする領域も分かれてくるので、一旦この部分を整理していきたいと思います。

わかりやすく整理すると

コミュニティオーナー=プロデューサー
コミュニティマネージャー=ディレクター

という感じかなと。(この表現が理解してもらいやすいので、よく使っています)

それでは、具体的にそれぞれどんな役割があるのか?考えていきたいと思います。

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コミュニティオーナーの役割とは

コミュニティオーナーという存在は、それぞれのコミュニティおいてもっとも目立つ存在であり、もっとも影響力を持つ存在のイメージがあると思います。

確かにその一面はありますが、本質的にはプロデューサーの役割に近いなぁと感じています。

具体的にあげていくと

・コミュニティの世界観を描く
・コミュニティの方向性を示す
・コミュニティにおいて大事な価値観を定める
・コミュニティの可能性を広げる

もちろん、時には細かなコミュニティマネジメントもやる瞬間はあると思いますが、大きくはこんな役割だと思います。

コミュニティという”側”をつくり、ビジョンを掲げて、コミュニティの文化の芽を生む存在ですね。

そして、コミュニティオーナーという存在は、誰よりもコミュニティという空間を面白がれるひとがいいんじゃないかなとも思っています。

自身がわくわくしてコミットしていくと、自然とコミュニティの世界観を描いていき、自ずと可能性を広げていく。半分実験的な気持ちで臨めると、こういったいい循環を生まれていくのかもしれませんね。


コミュニティマネージャーの役割とは

一方で、コミュニティマネージャーという存在の役割としては、ディレクターに近いものがあると思います。

こちらのnoteにもコミュニティマネージャーの役割を記載させてもらっていますが

今回はもう少し役割を整理していきたいと思います。

・コミュニティオーナーが描いた世界観を形にする
・コミュニティのバランスを整える
・オーナー、メンバー、ステークホルダーの橋渡し役になる
・文化の芽を育てていく

まだ少し抽象的ではありますが、少しイメージできてきたのではないでしょうか。僕自身、オーナーが描いた”側”の中を埋めていくようなイメージを持つことが多いですね。

また、コミュニティマネージャーは、コミュニティオーナーがいるからといって、1人だけで担うのはなるべく避けた方がいいと思っています。

「コミュニティマネージャー2人体制」

これが僕はベストなバランスを保てる秘訣だと感じています。Wasei Salonを一緒に運営している鳥井弘文さんも、過去にこんなツイートを。

コミュニティ運営にはさまざまな問題が転がっています。

孤独問題とか
板挟み問題とか
偏りが出てしまうとか。

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これらをクリアしていくためにも、コミュニティマネージャーが2名いるととてもいい。

予算の兼ね合いなどで現実的に厳しい!というようなコミュニティもあると思いますが、ひとつ参考にしてほしい考え方です。

なお、コミュニティマネージャーの組み合わせなどについては、下記のnoteを参考にしてもらえればと思います。


オーナーとマネージャー、どちらにも依存してはいけない

また、気をつけなくてはいけないポイントとして、どちらかがどちらかに依存してもいけないということです。

双方が「コミュニティをよりいい場にしていきたい」と考え、力を合わせてこそ、スムーズなコミュニティ運営が可能になり、コミュニティの価値が上がっていきます。

いいバランス関係を持ち、お互い尊重した上で実践していく。これが健全なコミュニティ運営をしていく秘訣なような気がします。

運営チームの関係性は、少しずつメンバーの皆さんに対して影響を与えていきます。運営チームこそが、キャンプファイアで言う一番の火元なのですから。


最後に

コミュニティ運営のチームをつくっていく上で、大事にしている考え方をまとめてみました。もちろん、この通りにやったからといってうまくいく保証は何もありませんが、自分のチーム像を描く際に何かしら役に立ててもらえれば幸いです。

オーナーとマネージャーの2つ以外にも、コミュニティ運営にはさまざまな役割やポジションがあると思います。Wasei Salonでも、「コミュニティアシスタント」として運営を手伝ってくれているメンバーもいますし、そこはコミュニティに合わせた形を取ればいいんじゃないかなと。

また、運営チームはあまりに人数を増やしすぎてもいけないなぁと感じています。多すぎると意思決定がスムーズに行なえず、スピーディーな実行がしにくくなるからです。

最近は、3~5人ほどで運営していくのがちょうど良いような感覚を持っていますね。

いいコミュニティライフを送るためにも、いい運営チームを!
それではー!


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