「コミュニティ」の分類とは?情報とつながりの2軸で考える

こんにちは。コミュニティフリーランスの長田(@SsfRn)です。

坂口さん(@jsakaguc2010)から始動したこの「コミュニティマネージャーズ」プロジェクト。

◆前回の記事

今回の記事は、私長田が担当させていただきます。

内容は「コミュニティの分類について」

多くのコミュニティが溢れている現代。それぞれのコミュニティを理解する上で、コミュニティの特徴をつかむことは必要不可欠だと思います。

その際、ある程度分類することができれば、より理解も早く、より適切なコミュニティマネジメントが可能になると考えています。コミュニティにおいてのコミュニケーションの特徴をつかむことは、”コミュニケーションで成立している”コミュニティのマネジメントにおいて大いに役立つからです。

ということで、今回はこのテーマで進めていければと思います。それでは、早速コミュニティの分類について考えていきましょう。


コミュニティにはグラデーションが存在する

さて、分類するという話ですが、まず大前提として頭に置いておきたいのは、コミュニティには”グラデーション”が存在するということ。こちらは前回の坂口さんの記事でも語られていた部分ではありますが、改めて。

グラデーションとはなにか?

緑!黄!赤!と綺麗にわけることは難しく、そこには黄緑もあれば、オレンジ色もあるんです。コミュニティの特徴もこれと同じことが起こっています。

よく「コミュニティ」と「チーム」は比較して表現されることがあります。しかし、これは明確にわけることができません。チーム寄りのコミュニティもあれば、コミュニティ寄りのチームもある。

これから話していくコミュニティの分類について、このグラデーションがあることを前提にお聞きいただけると幸いです。


情報軸とつながり軸

まず、大きなコミュニティの方向性として、大きく2つの軸が存在すると思います。

それが

・情報軸
・つながり軸

です。

そのコミュニティで起こるコミュニケーションとして、情報を得るニーズが強いのか?それとも、そこでのつながりを感じることへのニーズが強いのか

その軸によって、コミュニティは異なる性質を持つのかなと思います。そこで行なわれるコミュニケーション手法も異なってくるので、関わる人にとって向き不向きも出てくるのポイントでもあるのかなと。

情報軸だと、簡潔にわかりやすいコミュニケーションが重視され、いかに情報が的確に伝わるかが重要。同時に、その質もある程度担保されていなければいけません。質の高い情報が飛び交うためのコミュニケーション設計も大切になってくるのかなと思います。

また、つながり軸だと、いかにコミュニケーションが脱線しようと関係なく、コミュニケーションを取れていること自体が大事なんですね。こちらはコミュニケーションの質ではなく量。そして、オフラインで会える機会を多めに設定してあげるといいかと思います。リアルなコミュニケーションが一番”つながり”を感じることができるので。


冒頭でもお話しした通り、コミュニティにはグラデーションが存在します。この情報軸とつながり軸にもグラデーションがあり、それをうまく表現できれば、ある程度のコミュニティ分類が可能なのではないか?と考えました。

今回は、この2軸の高低の切り口から、コミュニティ分類をしていこうと思います。


情報(高)×つながり(高)

情報が多く溢れ、なおかつ、つながりも強いコミュニティから見ていきましょう。

一見最強に見えてしまうポジションのコミュニティですが、実はこのコミュニティには日本で生まれ育った人であれば、誰しもが所属したことがあるコミュニティなんです。

そう。学校です。

学校では、教育という名の下、様々な教養や勉強を学ぶ場所。つまりそこでは、勉学という情報を学ぶためのコミュニケーションで溢れています。

また、同級生という友達づくりを行なうコミュニティでもあります。誰かとつながることが求められ、それを目的としたコミュニケーションも溢れています。休み時間とかまさにそうですよね。

学校以外のコミュニティだと、「ToBビジネスのブランドコミュニティ」があげられます。AWSがいい例かと思います。

ここでは、そのサービスをもっとうまく使いたい!効果的な活用方法が求められたりします。なので、その情報に関わるコミュニケーションがとても多い。また同時に、同じサービスが好きなもの同士つながりたい!というニーズも存在します。

まさに、情報(高)×つながり(高)のコミュニティですよね。



情報(低)×つながり(高)

続いては、情報はあまり重視していないが、つながりに重きを置いているコミュニティ。

基本、そのコミュニティに属するひとは、メンバーの方々との関係をつくることが大事なポイントになります。なので、どのようなコミュニケーションが飛び交おうが、そこに質は基本的に求めません。

この部類にカテゴライズされるコミュニティは、地域コミュニティです。

地域においては、質の高い情報が求められるよりも、いかにコミュニケーション量を取り、一人一人の関係性を築いていくかが大切になります。互助の文化が強いコミュニティですので、質の高さがなくても成り立つんですね。

あとは、「ToCビジネスのブランドコミュニティ」もここに分類できると思います。ToBとは違い、シンプルにそのブランドが好き!って気持ちで成り立っているコミュニティ。なので、好きという気持ちを共有できるつながりがいること、これがとても大切になってきます。

具体的なブランド名をあげると、ヤッホーブルーイング やタビジョ、 ことりっぷ等がここにあたると思います。



情報(高)×つながり(低)

続いては、情報の重要度が高く、あまりそこにつながりを感じなくてもいいコミュニティ。

身近な例だと、Web掲示板がここにあたります。

情報を求め集まるので、そこでは誰かと繋がるかはあまり重要ではありません。それより、何の情報を得られるのか?がとても大事なポイントになります。

掲示板だと、とある悩みを持ってふらっと訪れ、その悩みが解決できる情報を得られるかどうかが大切になりますよね。誰からもらう情報なのかはあまり見ていないと思います。人より情報。

でも、そこでは弱いつながりはあって、わざわざ持っている情報を提供していく文化があります。まさに、情報(高)×つながり(弱)ですね。



情報(低)×つながり(低)

情報もなければ、つながる意識も低い。そんなコミュニティとはどんなコミュニティなのか?

すみません。思いつきませんでした。。笑

無目的のコミュニティでなおかつ、なんの価値交換も行なわれないコミュニティになるかと思うのですが、もしここの分類のポジションで、コミュニティがブーストしていかないという悩みがあった場合、情報軸かつながり軸、どちらかの方向性を定めると改善が図れるかもしれません。


最後に

いかがでしたでしょうか?

今回は、「情報軸」と「つながり軸」という切り口でコミュニティを分類してみました。

コミュニティメンバーが、何を求めてわざわざコミュニティという場所に属しているのか?それを見極め、コミュニティとしてのポジションを客観的に理解することができれば、見えてくるものが変わってくるのではないでしょうか?

また、この分類方法だけが正しいとは思っておりません。きっと、いくつもの切り口があって、今回紹介してのはそのうちのひとつにしか過ぎないのかなと。それは、コミュニティとしてあり方のグラデーションがどんどん広がり、多種多様なコミュニティが出てきているから。

正解のないコミュニティにおいて、これはこうだ!と言い切ることはとても困難な行為と言えると思います。だからこそ、このコミュニティマネージャーズでは、みなさんと「コミュニティ」というものを試行錯誤していきたいと思っています。

それでは、本日のこのへんで!


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文責:長田涼
監修:坂口淳一宮本昌尚

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長田 涼

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