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OTキャノンボール挑戦③_実走を終えてまとめ

前回までは、OTキャノンボールに挑戦するにあたっての準備編と実走編という事で書き上げてきました。
(記事は以下の3つ)

今回は、最後のまとめという事で、

・トータル的に見たデータ集
・補給食について
・今後の展望

の3つについてまとめていきます。

トータル的に見たデータ集


実走行のデータを全体を通してまとめたものです。
ここで示す数値等は、かなりざっくりな値です。
全体感をお伝え出来たらと思っています。

また、②実走編にて、各セクションごとのデータをまとめています。
そちらも合わせて見ていただけたら、より伝わりやすいかと。

・出走時の私のプロフィール

身長:171cm
体重:62kg
FTP:254w
推定PWR:4,09w/kg

・出走時のバイクのプロフィール

バイク重量:10㎏
装備や携行したモノ:約3㎏

特に軽いバイクでも無く、自転車に乗る体力がめちゃくちゃ優れているという事ではありません。

・当日の風向き予報データ
(Epic Ride Weather と、330KINFOさんの簡易予報サイトのスクショ)

静岡に入ってからは追い風予報通りの風向きでしたので、走りやすい日程でした。
やはり、プッシュ区間での風向きは大事です。


・サイコンで取得したデータ

まずは、全体の走ったコースのプロフィール等

チャレンジ終了後、すぐにスクショした結果の画面


今回のコースの獲得標高と、走行中の気温変化

3,000mも登った感じが無いくらいのフラットなイメージです。気温に関していえば、実走編でも書いた通り、前半から日没までの気温上昇に苦しめられました。



次は、お待ちかねのパワーデータ
(画像上:brytonサイコン→Strava→Intervalsで閲覧したものです)
(画像下:サイコンのスクショ)

走ったトータルのデータです
平均パワー110w、NPで153w

想定通り、Z1とZ2の閾値あたりで出力している時間帯が長い結果となりました。
巷でよく言われる、『キャノボ達成にはNP150w以上の出力が必要』が、ココでもあてはまりました。
走った感覚としても、しっくりする数値です。

パワーにおいての各セクションの内容は、以下のtweetでまとめています。興味のある方は是非。

今回、興味深いデータが取れたのは、上の画像内の緑線で囲った所です。
パワーカーブと言われる表で、19.5hの平均出力が114wと出ました。
大体での話ですが、ペダルを回している時間が約19時間30分です。
あくまで参考値ですが、19時間30分、平均して120w弱の出力を出せれば、条件によっては達成可能であるとも推測できます。
NPの数字では無いので、風向きが変われば数値は上下しますが、参考になれば。


次は、心拍数

前半の暑さで、かなり心臓バクバクした時間があった

暑さ慣れしていない状況と、昼の高温ということもあり、夕方までは、出力を上げなくても心拍が150前後をうろうろしていた。
なので、高めに表示もされているが、概ね、Z1域で推移していた。
パワーの部分と連動する話でもあるが、FTP値を上げていれば、キャノボ標準出力である”150w域”でも、心拍を上げずに巡行できる。結果、疲れにくいという事。

全体のデータ集としては、以上です。


補給食について

キャノボにおいて、『補給』という要素が非常に大切になります。

準備編でも書きましたが、エネルギー切れをおこしてしまっては走れなくなります。
かといって、コンビニ等で毎度毎度、脚を停めて補給しているとタイムオーバーにもなります。
また合わせて、水分補給なども同時に行わなければ、脱水してしまう。
この辺りの準備や作戦などが、成功・失敗を分ける大きな要因となるかなと考えます。

まずは、全体の補給計画に対して、今回の結果です。
準備編でも書いた、事前のカーボローディング含め、実走した際の内容をまとめました。
(画像上:出走前にたくわえた分と、出走時の想定消費カロリー)
(画像下:実際にコンビニでストップして買ったモノと摂取したかどうかの表)

事前のカーボローディングが効いて、ゴールまでは空腹感を感じなかった。
熱中症になったので、固形物が喉を通らず、ゼリーや飲料をメインに。日が落ちてからは固形物を摂取できた。

上の画像の通り、摂取した分で計画通りの補給は行えました。
ゴールまで空腹感を感じるコトは無かったので、概ね成功と言えます。
データに関しては、個人それぞれですので、あくまで目安等にしてください。


また、今回のキャノボ採用した、コンビニのストップ時間を減らすために、コンパクトに収納できる、THE NORTH FACE のライトボールキャニスターが非常に役に立ちました。

使わない時は手のひらサイズに

使用しない時は、↑の画像の通り、かなりコンパクトになります。尚且つ、軽い。
反射ベストのポケットの中にいれておけば、邪魔になりません。

使用する時も、ぶら下げる紐は長さ調整できますし、気になるほどバタバタしません。
生地もしっかりしているので、よほど尖ったものなどをいれなければ大丈夫でしょう。

みきさんに迎撃いただいた時の動画より。緑マルがこのサコッシュ

これはかなり使いやすく、勝手が良かったので、今後のロングライドで継続採用します。
無駄なトップチューブバックとかをつけなくて良くなりますしね。

後は、水分は一気に飲まずに、ちびちび等間隔で飲む(私は30分に一回飲むと決めてやってます)や、補給は1時間1回を必ず行うなど、ロングライドの基本を忠実に行えば、ハンガーノックなどは起こしにくいと思います。


今後の展望

ここまで記事を4回に分けてまとめてきました。
お付き合いいただきありがとうございました。

今回、OTキャノンボールを達成出来た事、皆様からの応援、先人の皆さまのデータや知恵があってからこそです。
改めて感謝です。

私の今後としては、
折角、OTキャノンボールを達成する事が出来たという事もあり、双方向のキャノンボール達成にむけて動いていこうと考えています。

TOキャノンボールという事になります。

タイミングは、なるたけ、2023年の内にチャレンジしておきたいと考えています。
今(2023/5/30現在)、関西も梅雨入りしてしまい、これからドンドンと暑くなっていくので、秋ごろの挑戦になるかなと想定しています。

次回は、ルートも少し工夫しながらのチャレンジなるかと。

まだ自分に満足していない所があるのと、今回のキャノボでの反省を活かし、

9月末までに、
①体重を60kg代に
②FTP値を270w

を目標値として取り組んでいこうと考えています。


自転車ロングライドにおける、究極の自分チャレンジであるキャノンボール。
2023年の年明けから準備してきた事、トレーニングしてきた事が報われた事もあって、大変うれしく感じています。
この喜びを次回のチャレンジにつなげていく所存です。

この記録が、誰かのチャレンジに少しでも役に立てばと思います。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

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