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OTキャノンボール挑戦②_実走編【前編】


OTキャノンボール実走編

OTキャノンボール走ってきました。
結果から言うと、23:06で無事達成する事が出来ました。
あい あむ きゃのんぼーらー\(^o^)/

まずは、お見送りに来ていただいた皆様、途中迎撃いただいた皆様、Twitter中心にリプや応援、アドバイスをいただいた皆様、キャノボ虎の穴の皆さま、そして、妻と娘、みなさんの支えがあり東京日本橋まで到着する事が出来ました。
本当にありがとうございました。

現在、ゴールしてから2日後にこれを書いております。
今後チャレンジすること(③_実走を終えてまとめ で書こうと思います)に向けて、またOTキャノンボールを挑戦する事を考えておられる方の参考に少しでもなればと思い、キャノンボール実走編ということでまとめていきます。

全てをダラダラ書いているので、興味のある所だけ見れるようにしました。目次で飛ばしていってください。

前回の①_準備編はこちら


スタート直前まで

・カーボローディングとテーパリング

前日までは、とにかく体を休めました。
合わせて、カーボローディング(電池を充電する様なイメージ。興味があればググってみて下さい)を行いました。

体を休めることに関しては、テーパリングと言って、いつもの練習強度は落とさずに、時間を少しづつ減らしていき、体を回復させてピークを合わせるという方法を採用しました。
"体を休める"という事は、ずっと何もしないという事では無く、上記の様な方法をとります。
私の場合、休みすぎると、強度が下がりすぎて、自転車に乗る際のパフォーマンスがガタ落ちします。
この辺りもググってもらうと、色々と情報が出るので、ご自身のやり方に合わせて色々試してみてください。


カーボローディングに関しては、糖質中心の食生活にします。
スタートの3日前からです。

スパゲティに白飯
うどん3玉と白飯、画像に無いけど餅も3つ

この様な飯を3日3晩続けます笑
足りない部分はプロテインパウダーなども含め、極力、油をとらない様にしました。
はっきり言って太ります。練習強度は維持していますが、時間は減らしているので消費するカロリーは減ります。
スタート前夜の晩餐で、体重が61kgから64kgまで戻ったので、体重計に乗りながら笑ってました。

ただ、このカーボローディングが、キャノボ当日、大きくプラスに働くことに。


・スタート地点まで

当日は、車で近くの駐車場まで行き、そこからスタート地点まで自転車で行く段取りをしていました。
なので、前日までに必要な機材は全て車に積み込んでいる状態。
奈良住まいという事もあり、中途半端な距離ですが、前泊する距離でも無いので,,,。
なので、当日は、

AM4:00 起床
AM4:30 着替えて出発
AM5:20 駐車場到着、準備
AM5:50 大阪1号線元標到着
AM6:00 スタート

の段取りでした。

朝も早いので、PM8:00には床につきましたが、全く寝れず。
思ったより気持ちが高ぶっていたのでしょうか。
色々と考えすぎており、かつ、同じ虎の穴の01さんのTOキャノボの状況も気になり(5/20スタートでバトンタッチ出来ればと),,,ふと時間を確認すると、もう0時を越えている。
そこから少し寝れましたが約3時間ほどだったでしょうか。起きたり寝たりとかでした。
ただ、2日前からぐっすり寝れていたので、そこまでしんどいなとかは無かった印象です。
それにしても、緊張で寝れないとかは人生でそんなに無いことなので、ある意味オモシロい体験でした。

起きてからは、予定していた通り、ストレッチをし、着替えて、車に乗り込み出発。車内で準備していた朝食を食べて(計900kcal)、駐車場に到着。

準備はしっかり出来ていたので、焦る事はありませんでした。ただ、気持ちは高ぶっていた。

駐車場は、JR環状線の桜ノ宮駅の近くの中野駐車場を利用しました。

1日停めて700円で、2日停めて1,400円(2023/5/21の時点)。駐車車間も広く、準備しやすかったです。
ここから元標までゆっくり漕いで15分弱くらいです。
自転車の走行挙動の確認も含め、ボチボチ向かいました。

そして、いよいよスタート地点の元標に。


・いよいよスタート

元標に到着すると、虎の穴メンバーの皆さま含め、見送りに来ていただけました。本当にありがとうございます。力になりました。

モニグラ~さんところのうめちゃんも応援に駆けつけていただきました

同日、同タイミングでカナパンさんも出走されるという事でしたが、直前まで姿が見られず。直前まで待ちましたが、AM6:07スタートにしました。

Twitterでよく見た絵。自分もこの地に立ちました。

えむきゅうさんに写真を撮っていただき、いよいよだ!と気持ちがたかぶります。

暑くなりそうな天気予報だったので、夏メッシュジャージと白アームカバーを選択しました。これが功を奏すことに。

また、スタート直前にえむきゅうさんから、『寝れんかったやろ?たかぶって』とお話しいただけ、やる事を確実にやっていけば大丈夫と声かけいただけたので、リラックスしてスタート出来ました。ありがとうございます。

スタート前まで、ナビの設定やらでバタバタしすぎて、皆様とろくにご挨拶も出来ず。申し訳ないです。


そして、いよいよスタートです。


"①準備編"でも書いた通り、全行程を大きく三分割して走りました。
この後も、第1区間、第2区間、第3区間と分けてまとめていきます。

また、文字量が莫大になるので、前編と後編にわけました。
前編【スタート直前まで~第1区間】
後編【第2区間~第3区間~ゴール】
とします。


実走編

第1区間 約162km_大阪元標~第1PC(ファミリーマート 豊生橋南店)

まずは、第一区間の約160km。
大阪元標を出発し、清滝峠を越え、自宅の近くのいつもの練習コースを通り、伊賀市内にむけて163号線を登っていく。登り切ったら、1号線に合流するまで下りはじめ、そのまま亀山方面へ。
鈴鹿川沿いを通り、23号線に合流。そのまま名四国道を北上していき、第1PCのファミリーマート豊生橋南店へ。
途中、97㎞あたりのJR関駅を中間チェックにどれくらいのペースで進めているかの目安にしました。

スタートから伊賀を越えるまでは緩い登り基調。下ってからは、23号線に合流するまでは爆速区間。その後は、昼前後まで渋滞と根競べをしつつ、名古屋市内まで。
決めた事を確実にこなせた第一区間。ただ、暑さが一番の敵に。緑の丸は休憩ピットイン区間。

画像のコース線(青い線)の横に、水色とピンク色の線を引いています。
自分の中で、↓の内容でマネジメントをしていました。

水色の線:我慢区間(グロス速度を極力落とさない走り)
ピンク色の線:プッシュ区間(グロス速度を稼ぐ区間)

一定の決めたパワーで回し続けるという事を目標にしていましたが、
風向きや暑さなどの条件でも変わってくるので、『稼げるところは稼いでおく』という意識をもって臨みました。
後半に近づくにつれて、如何に低強度でペダルを回すといっても体力は減っています。長い時間自転車に乗っているので、後半に一気にまくるというのはキャノンボールの性質を考えても難しい。
なので、前半でマージンを稼いでおれば、後半はかなり楽になると想像していました。
漠然と、”いける所は行く”でなく、コースプロフィールや風向きを見て、あらかじめプッシュ区間を自分なりに設けて進めていきました。


いよいよ元標をスタートし、清滝峠に向かいます。
大阪市内の信号もうまくつながってくれて、気温もスタート時は高くなく、気持ちよく走れました。
自転車含め、機材の調子も良い。

まもなく清滝峠に入ります。伊賀に向けては登りが続くことも含め、ドリンクは1本分だけ(1ℓ分)にしました。少しでも軽くするために。
先におっちゃんライダーが登っていましたが、挨拶しつつ、抜いていきます。そんなに踏まない踏まないと自分で言い聞かせつつ、心拍を上げすぎず清滝を登ります。

清滝は登り切らず、トンネルを使いました。

最後までは登り切らず、橋を渡り、トンネルを使いました。
トンネル内は砂利も多く、路面が微妙な状態で不安でしたが特にトラブルも無く。
トンネルを越えたあたりで約1時間経過。

この時点でグロスは20km/hを越えていました。
悪くない数字です。
ここから伊賀の登りまで、プッシュします。

木津川市内のいつもの練習コースは、実走の練習でほぼ毎回通る道です。
交通状況のクセなどもわかりきっているので、グロスをグングン稼げる。

おきて破りの地元コースです

ちなみに、木津川を渡るまでは上の画像のコースを通りました。
信号が減るのと、山田川駅まで、緩い下り。しかも西風が安定しやすい地形でスピードが乗る。
踏切が2か所ありますが、地元民なので、いつ踏切カンカンするかは知っている笑
その後は、木津川CRの最終区間なので、信号無しでペダルを回し続けられる。
TOならおススメです。踏切があるので運要素も絡みますが,,,。


木津川を越えてからは、決めたパワーでペダルを回し続けます。
2時間経過。

途中、01さんに迎撃いただきました!
ありがとうございました。

やや登りが続きますが、うまく稼げていました。
細かいアップダウンが続くセクションです。登りは抑えますが、登り切ってから下りに入るまでもしかっりと回し続けます。
サボることなく、スピードをつなげていきます。これを継続していくコトで、緩い登りでもトータルでグロスを落とさない。

それぞれ走りのスタイルは違うと思いますが、
登った! → ふうー、休憩 → 下りはペダルを停める
のサイクルでは、キャノボにおいては後半苦労すると考えます。
キャノボは、如何にグロスをつくるかのゲームです。

ただ、ここからグングン気温が上がっていきます。
既に2h経つあたりで暑さを感じていました。

そこから伊賀市内に入り、淡々と進めます。
伊賀市内は向かい風基調でした。

ただ、このあたりでもう暑い。かなり暑い。
手元のサイコンで気温は25℃近くありました。
まだ朝の9時よ。
ほぼボトルが空になりかけていたので、予定には無かったですが、伊賀市内のローソンで用意していたもう1本のボトルでドリンクをつくり、空のボトルにアクエリを入れました。

補給食も都度口に入れましたが、どら焼きやカロリーメイトは、暑いので口がパサパサになりすぎて食べにくい。
暑さにもまだ順応していない体と口でしたので、この固形物で補給食を準備したのは失敗でした。

このコンビニストップしている間に、後ろからスタートしたカナパンさんに抜かれていました。カナパンさん、結果、めっちゃ速かった!

その後、伊賀の山を登り終え、中間区間のJR関駅まで一気に下ります。
下りの際、一か所道を間違えましたが、特に問題無し。

中間チェックの関駅で、グロス24,8km/hありました。
遅くとも23,5km/hで通りたかったので悪くはない数字です。

この後、ブルべ試走中の14さんが迎撃に来ていただけました!
試走中にもかかわらずありがとうございました。

1号線に合流してからは、鈴鹿川まで一気にスピードを載せます。
その後に、あえて1号線を行かず、鈴鹿川沿いを行ったのは、爆速区間で渋滞や信号でぶつ切りになるよりは、ある程度、一定速度を計算出来て稼げることが想定できたからです。
ここもある程度は成功。グロスを維持出来ました。

あまり信号も無く、渋滞で詰まる事は無く、R23に合流できました

R23に合流すると、四日市市内はさすがに渋滞していました。
お昼時でしたので、一般車とトラックも多い。
さすがにグロスを稼ぐほど飛ばせません。我慢我慢。

ただ、このあたりから更に気温が上がります。
手元サイコンで30℃近くまで上がってきました。
固形物の補給食が喉を通りにくい。水の減りも早い。
ただ、カーボローディングのおかげで空腹を感じるコトは無かったのが救いです。やって良かったカーボローディング。

6h経過まではグロス速度変わらず。
渋滞と暑さ含め、耐えたといった印象。

もうすぐ、第1区間のゴールまであと少しでしたが、かなり暑さにやられていました。
今考えると、熱中症の症状が出始めていました。

まあ、こんなツイートするくらいですから、まだ余裕はあったのか?

名四国道は、確かに交通量はありましたが、巡航速度を維持して走る分には問題ない印象でした。淡々と進める事が出来ました。
橋を渡るたびに、海風がかなり涼しく、同時に体が火照りすぎているのを痛感します。このまま暑さが続くとヤバいなと感じていました。

第1PC手前のルートは、失敗しました。
下に降りて、渋滞を避けようと思いましたが、一時停止や信号ふくめ、ストップアンドダッシュが多くなりすぎました。

修正の余地あり
R23唯一の担ぎ区間もクリア



程なくして、第1PCのファミリーマート豊生橋南店に到着しました。

第1PC手前のルートで、グロスを落としてしまいました。
ただ、結果として、24,6km/hで第1区間を終了。
グロス23,5km/hで入ってこれたらと考えていたので良いペースでした。

ただ、暑さ問題。
実は、頭痛がしたり、手が痺れ始めたりと、熱中症の症状が出始めていました。

買ったモノです。予定に無かったゼリー系をメインにして、固形物もちょろっと。

三ツ矢サイダー500mlを一気飲みし、クーリッシュを首元に入れて、ドリンクを作った残りのミネラルウォーターを全身にぶっかけます。

すぐに出発しても良かったのですが、あまりに体が火照っていたので、陰で一息つきました。ストップ時間は約15分でした。

補給計画も変更します。
暑さで喉を通らないと言って、何も食べずではガス切れを起こします。
inゼリーや、ミニッツメイドの朝バナナなど、ゼリー系の補給食をメインにしのいでいくことにしました。


更に気温が上がっていく中、第2ステージに入っていきます。


【 後編へ続く 】

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