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音楽サブスクの顧客


YouTubeチャンネル「マイキーの非道徳な社会学」世界経済の事をあらゆる角度から分析、解説していく動画を毎日上げてる研究者。
物知りの範囲が半端なく広くてそれを判断していくスピードが物凄く早い。
世界情勢でも渋谷の街角でも大きくも小さくも見る柔軟な話が面白い。

ここに動画を貼らせてもらいます。
マイキーさんがNetflix のあるサービスが終了する事でこれこれこう変わっていくよ、と話しているんだけど私は音楽サブスクと比較しながら聞けて特に興味深かった回です。

この動画を見て注目したのは
映像サブスクは多くの視聴者=顧客が長く契約していてくれるようにコンテンツ数を調整してるんだという点。
ジャンルとか役者とか分類して顧客が探しやすく、多すぎて迷わないように数を絞っているそうだ。
Netflix とかAmazon prime とか各社が人気映画を配信したり、自社でオリジナルドラマを作ったりと視聴者=顧客が離れないように工夫している。

一方で音楽サブスクはオリジナルの音楽があれば、また契約を踏めば人のカバー曲でもサブスクに出せる。
音楽サブスクはディストリビューターに何百円〜数千円の手数料を払ったり、再生による売り上げの◯◯%を渡す、という仕組みを了承すれば1人で何曲でも配信できる。
Spotify やApple、Amazon、Deezer、他、何十社とある配信プラットフォームに載せられる。
今日も世界中で沢山の新曲がリリースされてコンテンツは増えていく。

音楽サブスクプラットフォームの収入源も聴取者=顧客であると思う。
でも誰でも自作曲が出せるという事は音楽制作者=顧客でもあるんだろうと私は思う。

音楽サブスクとディストリビューターの契約がどうなっているかは知らない。
なのでここで言う事は私が想像した事ね。


それから最近話題の「Spotify 2024年から年間1000回再生に達しない曲には報酬を支払わない」これもこの記事を書くきっかけのひとつ。
https://www.stereogum.com/2240332/spotify-reportedly-plans-to-pay-even-less-in-royalties-to-less-popular-artists/news/


この変更でディストリビューターによって、初期費用無料、売り上げから〇〇%をいただきます。というプランでやっている会社は今後収入が減るかもしれない?

これまでは1回再生で1円以下だけど売り上げが支払われる仕組みだった。
だから例えば0.1円も100回再生で10円になる。実際の一回の金額は時々で変わるけど。
この10円がディストリビューターへ払われて、手数料を引いた金額がアーティストへ渡る。
0.1円とかでもね、ちりも積もれば・・で私達のある1曲なんかは現在2万円くらいになったよ。

1000回に達しない曲がどれくらいあるのかは分からないけど、初期費用無料プランの収入は多かれ少なかれ減るだろうと想像できる。
そうなった時、もしかしたら無料プランはなくなるかもしれない。

そして手数料を取るプランの場合。これは
・最初に1回だけ(その後は売上の〇%を引く)
・毎月のサブスク型
・1年単位の更新
こんな感じ。
こういう形態は今後リリースされる曲数の増減によっては価格が変わるかもしれない。

具体的なデータや全体の契約とか何も分からず言ってる事ですが。

今後ディストリビューターがどういう方向に振っていくのか、これも想像してみる。

無料プランをやめる
手数料とか、〇%の価格を上げる

または

「あなたは音楽を売る事ができる」というのを強調して
・リリース前の事前保存、Pre-save を標準装備!
・宣伝ツールの充実!
・ディストリビューターの公式プレイリストの強化!プレイリストのフォロワー1万人!
など、今思いついた事はこんなもんだけど、「サブスクで音楽を売る」という事を深く掘っていくのか。


サブスクはSpotify だけじゃなくApple とか他にもあるから今後バランスは変わってくるかもしれないけどね。
今はSpotify は他に比べてUI が飛びぬけて良いかなあと思う。
Apple は検索機能は良くないしAmazon は日本以外のプレイリストが共有できないとか色々とある。
TAIDAL は日本に来ないし。来てないけどディストリビューターの配信先にあったらいいのに。

個人の想像を書き連ねたこの記事を最後までお読みいただきありがとうございました。
〆マイキー佐野さんのYouTube は面白い!

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