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新しいコンポストサービス「コンポスペット」のプロトタイプをつくる

こんにちは。コンポスペットのはまやです。
新しいコンポストサービスをつくると始めた「コンポスペット」ですが、Creww株式会社のStartup Studioというプログラムに参加しております。
7月末に1次審査があったのですが、KPIであったヒアリング数とホームページの登録者(ランディングページ数と言うらしいです)をクリアし、ともかくも前に進んでおります。
結局、ヒアリングさせていただいた人数は56人になりました。お一人お一人、コンポストに関すること、家庭菜園に関すること、そしてコンポスペットをどう思われるかお聞きしていきまして、大きなユーザー像が見えてきています。
次のステップのプロトタイプをつくるフェーズに入っております。

進め方あれこれ

このプロジェクトのゴールは、サービスのローンチを目指しています。
サービスのローンチは何かというと「コンポスペットを作り提供すること」ですが、具体的にはコンポストとデジタルペット、さらにキッチン菜園、この三つを開発し、量産することになります。
最終ゴールはそれとして、どのように進めるか、様々なやり方があるのでしょうが、今回はCrewwさんのStartup Studioのプログラムの内容に沿って進めています。

CrewwさんのStartup Studioのプログラム半年間のプログラムになっており、大きく三つに分かれています。
一つ目は、調査フェーズ。約2ヶ月かけてユーザー調査を実施します。これが6、7月でした。
二つ目が、プロトタイプフェーズ。実際にプロトタイプをつくり、ユーザーに使っていただき、継続的に使ってもらえるのか、使ってもらえない時は何をどう修正すべきなのか把握するというフェーズです。
三つ目は、実績の獲得と売り上げです。サービスをローンチして売り上げを上げることを目標とすることになっています。

私たちのチームのサービスは、リアルなモノ、IoTコンポストとキッチン菜園があるため、半年でローンチが難しいということで、半年のプログラムのゴールとして、クラウドファンディングを実施し資金を集める、ということにしています。もちろん、資金を集めるだけではダメで、そこから実際にプロダクトをつくって、購入していただいた方に製品を届ける必要があります。これについては、12月以降に対応していく方針で進めています。

プロトタイプをつくる

ヒアリングをする中で、私たちのコンポスペットの特徴でここがユーザーに刺さるのではないかというものが分かってきました。
一つ目は、「室内でできる」。
二つ目は、「匂いがしない・虫が発生しない」。
三つ目は、「デジタルペット」です。

ヒアリングにて色んな意見を頂戴したのですが、わざわざこのサービスをお金を出して使ってくれる方の意見を選んでいくと、ここがポイントになりそうと考えています。

そこで、これらを試すMVPを作成中です。
MVPというのは、Minimum Viable Product:必要最小限の製品のことです。
今回のコンポスペットの場合の必要最小限の機能は何かというと、
 ・室内でコンポストができる
 ・デジタルペットができる
 ・キッチン菜園ができる

の三つと思ってますが、そのクオリティはあまり問わずに進めています。
コンポストはいわゆるモノ、つまりハードウェアなので、その形状や大きさ、デザインがポインです。もちろん、コンポストとしての機能的なところはクリアしなければなりませんが、センサでデータが取れなければいけないのかというと、それは重要視していません。それよりもUIやUXが良くないと使ってもらえません。今やモノづくりはコトづくりの時代。体験を中心に設計を進める必要があり、モノの品質ではなく体験を重視しています。

さらに難しいのがデジタルペットです。
これについては、イメージは膨らむのですが、実際にそれを実現しようとすると設計も膨らみ、費用も膨らみます。ですから、イメージと設計のバランスが問題となりそうです。
これについては、また改めてご紹介したいと思います。

では、どんなコンポストとして、どんな形状ならば正解なのか?
考えてみた案がこちらです。

コンポスペット_引き出し

こちらは、ゴミ箱の下に置いたらどうだろうと考えた案です。
キッチンに中に馴染むように白系統の引き出しタイプの箱にしてみました。
もう一案がこちら。

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椅子にしてみたらどうだろうという案です。
実はこれは海外で、とあるコンポストメーカーで作っているとお聞きしたので同様にデザインをしてみました。

二つの案を公開したものの、こちらの方向ではなさそう、と今は判断しています。どちらの案も、狙っているターゲットユーザーから、少しズレていると思っています。
では、どうするか? 実は最初のMVPは出来上がっています。ただ調査の関係で今のところ公開はしないつもりでいます。
公開できるタイミングが来たら、公開したいと思っています。

プロダクトをつくる

プロダクトを考えることは、とても楽しいものです。
今までにない、世の中にないものをつくるのは、わくわくします。ああしたらどうだろう、こうしたらいいかも。そんな繰り返しはとても魅力的です。

ただ、一方でプロダクトを作ることは大変である、ということも事実です。
設計し、製造し、サービスする、言葉にすれば三つに集約されることが、いかに難しいか。一流のメーカーであっても、なんでこんな設計なのかだとか、世の中に出てからリコールが発生するとか、そういったものは山のようにあります。
このチームでつくるものも、例え少数のプロダクトだとしても、きちんと守るべきところは守る必要があります。
結局、守るためには構想や設計の段階から想像して、どれだけのイレギュラーがあるのか考えていくことが必要と思っています。
プロダクトを考えることは楽しいことですが、プロダクトをつくることは、難しさもあることを自覚しながら進めたいと思っています。


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