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超円安時代に突入するのか、為替リスクに関して

こんちは!

さて今日からゴールデンウィーク(GW)がスタートしました。
最大10連休となる今年のGWに、日頃なかなかいけない海外旅行や国内旅行、帰省をされる方が多い事でしょう。
現に国際線の便の予約が好調らしく、ハワイ便に関して前年比1.5倍、過去最高の予約数を記録したようです。
GW中の海外旅行者数は52万人らしく、コロナ禍前の8~9割まで数字を戻してきているという見通しらしいです。
ただコロナの収束、賃上げムードの中、コロナ禍前の水準を超えない大きな要因として考えられるのは、為替です。

今朝ニュースを見ていて、為替(ドル円)がついに158円に突入したと知りました。昨年でも最大で150円台前半での推移だったため、160円間近となっています。

Google Finance(JPY/USD 5Y)

ここ5年を見てみると、2021年までは1ドル110円前後を推移してましたが、
2022年からすごい勢いで円安になっています。
円安という言葉を聞かれた事があると思いますが、米ドルに対しては円安ドル高といわれます。
円の価値が低く米ドルの価値が高い状態です。
1ドルを円で交換する場合、2021年ごろまでは、1ドルを約110円で交換できていたのに、現在は1ドルを約158円で交換するしかない状態です。
その差 約48円となっており、48円も米ドルの価値が上がったと言えますし、日本としては日本円の価値が下がったとも言えます。
私も海外旅行に行きたいと常日頃思っていますが、現在の為替を見ていると円安過ぎて、海外に行く為のお金がもったいないような気がしてしまいます。

では、なぜここまで円安になっているのか?
その要因としてよく言われるのは、日米の金利差です。
金利というのは、債券の金利で、イメージとしては、日本国債の金利です。日本国債を持っていると毎年数パーセントの金利分のお金をゲットできます。
ここ数年、その金利が米国は高く、日本は低い水準にあります。金利が高い要因はインフレ抑制の為に敢えて金利を高くしており、日本が金利が低い要因はデフレ脱却の為に景気刺激策として数年前から実施していたマイナス金利政策が大きな要因となっています。
またお金の性質として金利が高い方に流れます。金利が高い方が獲得できるお金が多く、利益が出やすい為です。
したがって、日本円を売って、米ドルを買う方が多いという需給によって現在の円安ドル高の流れになっているわけです。

為替に関しては、国それぞれの政策によって、すぐ変動が起こるものなので、個人としては静観している事しかできないです。
ただ、円安の影響によって、輸入されたものは価格が高騰していきますので、光熱費や食費等に大きな影響は出続けていきます。
また日本円のみで個人資産(例えば銀行預金)を持っている人は、日本円にしか投資していないという事なので、為替リスクがとても高い状態といえるでしょう。
そういった方は外貨資産を何割か組み込む事によって、この円安局面においては、資産を拡大させる事ができる為、リスク分散の考えで、外貨資産を持つ事のメリットを考えてもらえると良いかと思います。

今回は為替に関して、記載してみました。
参考になれば嬉しいです。

では、また!




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