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センスがなくて作品に自信が持てないあなたへ

こんにちは。
minneでハンドメイド作家をしているコノカです。

ハンドメイド作家をしていると、共有の悩みを見かけます。
それは、「センスがなくて自信がない」というものです。

私はこの悩みを聞くたびに、インテリアデザイナーとして経験してきたことを振り返り、「それは違うな」と考えるのです。

「センスがあれば自信がつく」というのは間違いで、センスがあっても自信はつかないんですよね。

ハンドメイド作家をしている知人で、「めちゃくちゃセンスがあるな!!」と尊敬する方がいます。
本人は「だって全然売れないもの〜」と、いつも自信がないのです。

センスがあっても、バカ売れするという実績がなければ自信につながらないのですね。

自信は売れれば自然とついていきます。

そう、センスがなくても自信はつけられる

そんな私も、大変恐縮ですが「センスがいい」とよく言われます。

そのたびに私は「ふ、上には上がいるんだぜ」と心の中でねじ曲がった反応をしています。

目に見えないセンスとはなにものなのか。

センスがなくても、作品に自信を持つことができる方法をお話ししますね。

自信が持てるかどうかで、毎日が楽しくハッピーになります。
心が苦しくて、終わりを迎えることがないように。
好きなハンドメイドで暮らしていく秘訣です。

「センスがある」と言われてもずっと不安

「センスがある」と言われて、どのように感じますか?
素直に「ありがとう」と喜ぶ女性になりたくて、お礼を伝える一方、その褒め言葉は私の心に浸透しませんでした。

自分にセンスがあると思っていないからです。

だって、もっと飛び抜けてセンスのある人はいっぱいいるんだもの。

私が知っている天才級のセンスがある人はこんな人です。

  • 長く続けている人

  • 狂ったように夢中になっている人

  • 異常な時間を費やしている人

  • 飛び抜けて楽しんでいる人

  • 語りが上手い人

それでも自分に自信がついたのは、お客様が喜んでくれる結果を出してきたから。

ハンドメイド作品を月50万を売る見通しが立てるようになった頃には、
「ありがとう」のレビューも貯まり、
自信が持てるようになりました。

レビューは自分のためにも必要なものです。

さて、自信はお客様がくれるものであり、センスとは結びつかないもの。

私は今まで「何を売るか」ではなく、「どう売るか」が大切にしてきました。

センスがあるない関係なく、売ることはできるのです。
だから、「センスがないから」と不安なハンドメイド作家さんは、ともかく手を動かして欲しいです。

センスとは一体なに?

センスとは、目に見えなくて、人によって姿が変わる抽象的なもの

このセンスの正体を私は知っています。
それは、知識です。
一緒に「センス」を紐解いていきましょう。

センスがない。だからどうなる?

  • センスがない。だから自信が持てない。

  • センスがない。だから儲からない。

  • センスがない。だから満たされない。

  • センスがない。フォロワーが増えない。

これらって、どれも勉強不足です。

自信が持てないのは、実績がないから。
儲からないのは、売り方が悪いから。
満たされないのは、収入や評価に不満があるから。
フォロワーが増えないのは、運用方法が悪いから。

センスは知識で補えるのです。
知ってることが有ればあるほど、引き出しが増えてくる。
増えた引き出しの中から最善を選んだ結果、センスがよく見えるのです。

憧れてしまう美大卒という肩書きのからくり

美大卒でもないし、普通の主婦だし…
ハンドメイド作家としてやっていくのは難しいのかしら?

美大卒という肩書きについつい憧れてしまいますよね。

美大と言ったら、漫画「はちみつとクローバー」の世代な私ですが、夢中に取り組んでいる生徒たちがキラキラドロドロボロボロに描かれていますよね。

私は普通の大学で美術や建築を学んだので、美大卒とは言えず、肩書きに憧れを持っている時期がありました。

そこで、instagramで知り合った美大卒のイラストレーターさんに生の声を聞いてきました!

「ハンドメイド作家は美大卒だと売れると思いますか?」

美大卒イラストレーターの彼女の答えは「NO」!

美大といってもピンからキリ
美大を出たからと言って、なんにも身についていない人はたくさんいるよ」

有名な美大は東京芸術大学や、金沢美術工芸大学などいくつもありますが、聞いたことのない美大もたくさんあります。

美大ではない大学の美術系学科でも学ぶことができますし、その人がどれくらい取り組んできたかどうかで経験は違うのですね。

美大で優秀な人は本気でぶつかって、お金をかけて、いいものを見て吸収し、夢中で4年間を過ごすの。だから優秀。

そんな人は一握りで、単位を取るためになあなあと最低限の事しか学ばない人もいるよ。優秀な生徒との差が大きい。

そして、美大学を卒業してから、『あんまり自信ないな』って内心思っているの。

私の学生時代を思い出して、「ああ、それ知っている雰囲気だな」と。

自発的に行動している人が成長していくんです。

それって、時間使い方や意識の向け方なので、主婦のハンドメイド作家にも通じることなんですね。
ハンドメイド作家として暮らしていくことを決意して、本気で向き合えば、挽回できるのです。

学生時代の4年間と比較して、ハンドメイド作家として実践を交えた4年間のほうが濃くなりそうではありませんか?

「美大卒という肩書きは影響力がありますか?」

ないよりは合ったほうがいいくらいかな。
肩書きとして言えるだけで、信頼度は上がるかもしれない。

結局、作品が悪ければ買ってもらえないし、
私が信用されなければ契約もされない。

マウントが取れるくらいかな(笑)

確かに、私がなにか買うときも、美大卒という肩書に購買の左右はされません
ただ、好きかどうか。

実際、売れているハンドメイド作家さんは美大卒ばかりじゃありません。

センスという知識の引き出しの増やし方

では、センスという知識の引き出しを増やすにはどうすればいいか?

いいものを見る。
いいものを買ってみる。
ホンモノを体験する。
本を読む。

それを、考えて自分のものにする。

どうゆう意図で制作されているか、
バランスやディテール、
よく観察して自分なりに分析します。

私は、自分が好きだと思ったものがどうして好きだと思ったのか、言葉にしたりメモに書いたりするようにしています。

これは私の趣味であり、習慣であり、トレーニングです。

このトレーニングを私が大学生の頃から続けています。
私は新しいものが好きで、美術館やアートイベントが好きで、旅行の際には新しい建築も見に行きます。

私は今、ど田舎の地方都市に住んでいて、子育てをしています。

振り返ると、東京には良いものや新しい物が溢れていた。
情報もイベントも人脈もたくさんある。
とても刺激的な街だと思い、暮らしていました。

ただ、東京にいるからといって、ボーっと良いものの前を通り過ぎるし、
節約に夢中で、良いものを購入する機会もあまりありませんでした。

だから、いつでもアンテナを張っていなくて、、、
その一方で、徹底的にアンテナを張っている人は、最強にセンスがいい人なのです。

地方に嫁ぎ、子供が生まれて、新しいものやいいものに触れなくなったような気がした時もありました。

実際は、我が子が新しい世界を教えてくれます。

子育ての経験を生かして、妊娠中のお客様への配慮や、子育て中のお母様のいたわることも、人間力のセンスとして身につきました。

心が動いたモノやコトに対して、自分がどうして感動したのか、言葉にしたりメモに書いたり、考える時間を作ってみてくださいね。

ちなみに私の話し相手は、もっぱら4歳の息子です。
0歳の頃から話を聞いてもらっています。

「これはここが好き。
この色合いが綺麗だよね。
ここが工夫されていてありがたいよね。」

好きと思った理由を言葉にして説明する習慣が、センスの引き出しを増やしていくのです。

センスがない、で思考停止していませんか?

「どうしてそんなにセンスがあるの?」
「さすがだなー、センスがあるな〜」

ちょっと褒められても、心に響かないハンドメイド作家です。

いえ、全然ありません!!!

ただ、知識はあります!!
勉強していますから!!!

商品の魅力を伝える知識なら、セールスコピーやビジュアルデザイン、写真の撮り方を勉強しました。
図書館に行って、関係のある本はあらかた読みました。(ザルの可能性は置いといて)


それでも売れないなら、お客様に知られていない可能性があります。
情報を届けられていないのです。

情報を届ける知識なら、マーケティング、SEO、SNS運営、ライティングを勉強しました。
情報を届ける知識は、情報がどんどん変わります。
「今」の方法を常に勉強し続ける必要がありますが、こちらは売上が滞ったら情報を仕入れ直しています。

自分に足りない情報を吟味して取りに行きましょうね。

例えば、センスがいいファッション。

こんなことはありませんか?

私たちが、嫌でも知識を取り入れてしまう、ファッション。

チェックのシャツにボーダーのスカートを合わせないのは、事故ると知っているから。

ウエストが高いとすらっと見えること。
トップが大きめなら、下はタイトなレギンスなどを合わせるとバランスがいい。
ボリュームのあるロングスカートには、スマートなトップだとバランスがいい。
ボーダーに淡い色は膨張を加速するのでポッチャリさんは事故る。
胸元がフリルの水着はペチャパイをカバーしている。

知識があるから、センスがいいを作れるのです。

自己流は事故るので、まずは知識を入れ、そこからアレンジしていきたいですね。

おわりに(センスとは人間力かもしれない)

この記事を書いていて、人間力を考えていました。

私は、空間デザインやインテリアデザインの知識は大学や仕事で学び続けましたが、ハンドメイド作家歴は3年です。

この3年間は、最高に楽しい3年間です。

自分でやりたいと思ったことを、やってみて、結果が出る。
しかもお礼を言われる。

センスとは知識と言いましたが、どれだけ人に気を配れるか。

お客様が「素敵!」と思うような写真の演出をしてあげる。
どんな写真を載せたら喜んでくれるかな?
商品の説明に、お客様が知りたいことを網羅できたかな?
読みやすいかしら?
お買い上げいただいた時のメッセージの内容は、丁寧に必要な内容を読みやすく送る。
返信するタイミングは、深夜だとご迷惑かしら?この方は急いだほうがいいかしら?
梱包に危険なものや、破損の可能性はないかしら?
届いて開けた時に、不快になることは?

自分よがりではなく、お客様のことを思うことは、作家歴3年から出る判断ではありません。
生まれて3●年の人付き合いや、会社員、主婦力から導き出された人間力がそうさせています。

だから、作家歴1年でもいいんです。
あなた歴は何十年もあるのですから。
あなた歴にハンドメイド作家の知識を上乗せしていけばいいのです。

センスはなくても、カバーできる!

またね!


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