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つの笛集団 ゴールデン・ホルン「ホルンで遊ぼう!」 〜日本のトップホルン奏者たちの饗宴〜(2019/5/6)

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『つの笛集団 ゴールデン・ホルン「ホルンで遊ぼう!」 〜日本のトップホルン奏者たちの饗宴〜』に伺いました。(2019/5/6@相模湖交流センター)

つの笛集団はメンバー全員が有名オーケストラの首席奏者や音大で教鞭をとるなど第一線で活躍する凄腕ホルン奏者により構成されており、その活動は40年を迎えようとしています。

今回のコンサートでは以下の9名の奏者が演奏しました。
丸山勉(日本フィル客演首席奏者ほか)、日高 剛 (Takeshi Hidaka)(東京藝大准教授ほか)、ジョナサン・ハミル(Jonathan Hammill)(東響首席奏者ほか)、飯笹浩二(Koji Iizasa)(洗足音大・院教授ほか)、岸上 穣 (Jo Kishigami)(都響団員)、五十畑 勉 (Tsutomu Isohata)(都響団員)、鈴木 優 (Yu Suzuki)(都響団員)、豊田 実加 (Mika Toyoda)(神奈川フィル首席ほか)、木村 淳 (Atsushi Kimura)(東京佼成WO団員)

前半はホルンのための作品が3曲演奏され、特に山田栄二作曲『組曲「ファーブル昆虫記」 8本のホルンのための』がとても多彩で楽しい作品でした。ホルンは4オクターブという広い音域を出せる楽器で、その美しい音色と柔らかで広がりのあるハーモニーが大きな魅力です。 相模湖交流センターの豊かな響きと相まって素晴らしいサウンドを聴かせてもらいました。

後半は「ホルンのお話と演奏」と題して、様々なホルン(?)が紹介されました。豊田さんがゴムホースを吹き、岸上さんは狩猟ホルン、五十畑さんがナチュラルホルン、飯笹さんと木村さんがアルペンホルン、最後に日高さんが「ほら貝」を吹いてくれました。みなさん見事な演奏でした!(笑)

これらを挟みながら、アンダーソン「ホルン(トランペット)吹きの休日」、滝廉太郎「花」、山田耕筰「待ちぼうけ」、中田喜直「夏の思い出」、デンツァ「フニクリ・フニクラ」、J.ウィリアムズ「オリンピック・ファンファーレ」が演奏されました。ラストのオリンピックファンファーレは金管が華やかな作品ですが、ホルンだけによるアレンジでもとてもかっこよかったです。
アンコールには、ホルンアンサンブルでは定番のウェーバー『歌劇「魔弾の射手」から狩人の合唱』を、中間部をコーラス付きで演奏して締めくくりました。

コンサートの進行は丸山勉さんがメインで鈴木優さんがアシスタント、日高さんからの曲紹介もありましたが、とてもウィットに飛んだ軽妙なトークで会場を和やかな雰囲気にし、非常に楽しめるコンサートでした。

皆さんもぜひコンパスを使ってコンサートをお楽しみください!


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