キュレーターneok

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展覧会をつくりあげるプロセス:展覧会の企画ができるまで

日本だけでもたくさんの美術館があって、山ほどの展覧会がありますよね。 少し古いデータになるますが、日本政府が発表している社会教育調査の統計によると、令和3年3月時点での日本国内のいわゆる美術館と私たちが呼ぶ施設の数は、1,061施設です。 仮に1施設で年間3つの展覧会を開催しているとすると、日本国内だけで3,000種類以上もの展覧会が1年間で開催されていることになります。 それでは、これだけの数の展覧会は、どのように企画され、企画されるまでにどのようなプロセスがあるのでしょう

    • パリのマダムのお話。

      自己紹介でお話しした、私がnoteを始めるきっかけをくれたパリのマダム。 今回は彼女のことについて少しお話ししたいと思います。 私が彼女と出会ってから10年ほど経ちますが、頻繁に会うというのではなく、たまにパリで会う程度です。数えられるほどしか会っていないのですが、私は彼女のどこに惹かれたのか、彼女のどこに憧れているのか、彼女がいるだけでどうして私までハッピーな気持ちになれるのか、考えてみたいと思います。 ポジティブな感情をまっすぐ相手に伝える。 たとえば私がパリで会い

      • キュレーターってどんな仕事?

        キュレーターの仕事をしていますと自己紹介しましたが、そもそもキュレーターってどんな仕事?という方も多いのではないかと思います。基本裏方仕事なので世間的にはなかなか理解されづらい職業ですが、楽しいことの多い仕事なので、まずはざっくりご紹介できたらと思います! キュレーター勘違いあるある キュレーターという言葉を聞いて、みなさんどんなお仕事をイメージされますか? 最近ではネット記事の情報収集や編集をする方もキュレーターと言うようですが、もともとは美術館・博物館で働くある職業

        • 自己紹介

          はじめまして🌟 東京在住でキュレーターの仕事をしていますneokです。 美術館やギャラリーなどでキュレーターとして働き、さまざまな人と出会う中で、フランスのあるマダムのご自宅にお招きいただいたとき、その暮らしの豊さにうっとりしてしまいました。 決してブランドものが多いとか、贅沢な暮らしぶりをしているとかではなく、猫と犬を飼っていて、ベランダには素敵なガーデニングがあり、たまにお子さんやお孫さんが遊びに来る。なんて愛情に満ち溢れた生活なんだろう…と、招かれた私まで幸せな気分に

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