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パリのマダムのお話。

自己紹介でお話しした、私がnoteを始めるきっかけをくれたパリのマダム。
今回は彼女のことについて少しお話ししたいと思います。

私が彼女と出会ってから10年ほど経ちますが、頻繁に会うというのではなく、たまにパリで会う程度です。数えられるほどしか会っていないのですが、私は彼女のどこに惹かれたのか、彼女のどこに憧れているのか、彼女がいるだけでどうして私までハッピーな気持ちになれるのか、考えてみたいと思います。

お名前:ここでは マダム M としておきます。
年齢:おそらく60代半ばから後半くらい。
特徴:背が高くてきりっとした見た目、でもにこっと笑うとちょっといたずらっ子な少女のよう。髪型は白髪まじりの天然パーマショート。声は低く、貫禄と抱擁力のある声。フランス人らしく真っ赤な洋服が似合う。

ポジティブな感情をまっすぐ相手に伝える。

たとえば私がパリで会いたいと伝えた時、実際に会ったとき、会えて嬉しい!!と言葉と表情、しぐさで表現してくれます。
日本の場合、久しぶりに親しい友人に会っても、「久しぶり!元気だった?最近どう?」と、相手を労う言葉を交わし合っても、全身全霊で嬉しい!という表現はあまりしないような気がします。というか、私はしてきませんでした。
マダムMの場合はまずどびっきりの笑顔で、「neok!またあなたに会えて嬉しい!」なのです。

自立と余裕。

インテリジェンスと素晴らしいセンスの持ち主で、アート業界でも多くの実績を残し信頼の厚い彼女ですが、もちろんフランス人なので夜中まで仕事をしようなんて一切思いません笑。
決して派手な生活を送っているわけではありませんが、彼女の自宅に行ったときに、彼女が本当に自分の好きなものに囲まれて暮らしているのがわかりました。
今は一人暮らしをしていますが、将来への不安よりも、今の生活にとても満足しているのが感じられました。それは仕事仕事というかつかつした生活をしていない、読書やガーデニングなど、好きなことに費やす時間の多い余裕と、一方で一人で自立していられるほどの経済力があるからこそ、成り立っています。

大事な人・ことに誠実。

多くのフランス人がそうだと思うのですが、彼女は本当に正直で、いやなときすぐ口に出しますし、口に出さなくてもおもいっきり顔に出ます。
でも自分にっとって大事にしいる人やものごとに対しては、とことん誠実です。
人として自分がどのようにあるべきかの軸が明確で、ぶれがありません。
彼女が意識的かどうかわかりませんが、この自分軸がとてもしっかりしています。
自分の好き嫌いがはっきりしていて、いらないものはいらない、と判断が明確です。

エレガントな中のキュートさ。

声が低めでボーイッシュかつエレガントな見た目ですが、使う言葉や行動が少女のようでいつもキュートです。そのギャップも素敵だなぁと思うのですが、それ以上にその少女っぽさってとても素直な証拠。大人っぽいエレガンスの中に少女のような素直さって最強だなって思いました😘

そして何より愛情深さが根底にあります。彼女のまわりの人たち、動物たち、花たちがハッピーでいられることを第一に考え、そのために自分に何ができるか?をいつも考えているような気がします。そんな彼女はとても素敵な空気感をまとっています。








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