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【詩】拳≠G

何かを叩いて音を出す

原初の儀礼を模倣して

私は何かに助けを願う

経験的な呪詛を担う

始まりの自我は

遠い姿を目の前に示す

終わりの見えない軋轢として

更なる儀礼を課す

幸いなる執着よ

私はここを動きはしない


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