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経営セミナー受講記②~顧客とは誰か?~

いつも記事を読んでいただきありがとうございます。
本日も19時半からしみずnoteのメンバーシップイベント「仮面舞踏会」が開催されます。
前回はデイサービスの若手管理者3名が司会をやってくれましたが、今回の司会はまだシークレット。
本日もメンバーシップ会員の方、お待ちしております。

さて、先週金曜日はセミナーに参加。
前回もそのセミナーでの学びをシェアしましたので今回も書かせていただきます。
前回の記事はこちら↓

今回のセミナーの大きなテーマは「事業の本質」。
よく言われる「顧客とはだれか」という質問から入る。
ドラッカーはいくつか本も読んだことはあり、何ならマーケティングのセミナー講師とか以前やっていたので知っているよ私、とすら思っていた。

講師が話し始める。
「昔、支援していた美容室がある。店長が私に話す。
30歳手前の一番稼げるようになってきたら独立しちゃうもんで困る
と私に言う。
私は店長に、じゃあ定年までずっと働いて欲しいの?と質問したら、
それはそれで困るけど。45歳くらいには辞めてくれるのが一番いい。と答える。
稼げる従業員は稼げるうちに独立したいが、店側は稼げるうちは自店舗で働いてもらい働けなくなったら辞めて欲しい、と考える。

大いなるギャップがある。

美容室の顧客はそもそもお客様ではなく、美容師だと私は定義している。
売上200万と50万の美容師がいるとする。売上に対してのインセンが30%だとすると、それぞれ60万、15万の報酬となる。
だいたいのお店は15万の美容師に生活が出来ないからということで追加報酬を払い、60万の美容師はたくさんもらっているよねといい報酬を下げることをする。このメッセージが顧客=(美容師)にどう伝わるのか、60万報酬の美容師が独立していくのは当たり前だろう。」

刺さった、この考え方、非常に自分に刺さった。
美容室の顧客は美容師か…、美容室という箱を作り、そこで個人事業主の方々がお客様をキレイにする。
個人事業主の方はその箱の使用料金を店に払う。
とすると、美容室=箱はどのようなことを考えなくてはいけないのか。
箱にお客様=美容師が集まってくれるようにしなければならない。
最初から独立ありきで採用し、5年くらい経過した独立の際には新店を任せたり、物件を美容室側で調達し、美容師に貸したりする戦術、考えられるね。
この考え方は面白いな。

デイサービスの顧客とは…ご利用者様、ご家族様と言ったお金を払ってくれる人?ケアマネのような媒介者?デイサービスを支える地域社会??といった意見を拾いながらセミナーをやっていたなあと5年前を思い返した自分。
デイサービスに一番お金を払ってくれるのは…そうだね、国だね。
財務省や厚労省を顧客と捉えるとどういう考え方ができるのだろうか?
財源の問題、雇用の問題、様々な課題がある中で国はどのような方針を目指していくのか、改めて読みこんでいきたい。

と、その前に…今クライアントのひとつに人財紹介会社がある。
その営業のインセンティブ、売れば売るほどもらえる金額は当然増えるが、率が下がっていく設計にしてしまっている。

誰が顧客か、改めて修正提案をしなければ!


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