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人は環境に大きく影響される

「しみずさん、今日は何曜日ですか?」
「どうだったかなあ、木曜日じゃないかね?」
「しみずさん、木曜日は昨日、今日は金曜日ですよ」

はい、木曜日は昨日、今日は金曜日、月曜日木曜日に基本的には更新しているしみずのnoteを読んでいただきいつもありがとうございます。

火曜日から出張で関東へ。
なかなか濃厚な3日間を過ごしましたぜ。

出張2日目にビックサイトで行われている展示会に来場者として参加。
営業やマーケ、広報などの最新情報を得る為にぶらっと見に行く。
私ともう一人社内メンバー2人で参加。
受付でネックストラップに入れる名札を印刷。
会場での入退場では名札に書かれたQRコードをスタッフが読み取る。

さて、展示会場に入る。
まずは販売促進のコーナー、広告からノベルティまで幅広い企業が出展している。
去年も私は参加した展示会。
去年と同じ場所で同じようなものを出展している企業が6割くらいだろうか。
あれ、これ始めて見た、という企業が1割くらい。
あとの3割は私が認識出来ていない企業かな。

「パンフレットいかがですか?」
「大丈夫です、ありがとうございます」
ひと通りまずはざっと見ようと思っているのでパンフレットをもらうのを断る断る断る。
歩くたびに声をかけられる。
それもそのはず、出展企業側もPRする為に出展しており、通りがかった人の名刺を1枚でも多くもらい、次の商談の設定をし、受注につなげたいからである。

販売促進ブースの企業は隣のブースで私が「大丈夫です」と断っているのを聞くと、次のブースのスタッフは声をかけてこないことが多い。

「今年は結構静かだね、もっとグイグイかと思っていたけど」
「そうですね、静かですね」
「営業代行とか興味あるので話を聞きたかったけど出ていないなあ」
そんな会話をしながら展示会場の外へ。

すると、別のフロアで別企業が出展しているということを初めて知る。
別フロアへ移動。そのフロアでは営業支援の会社が多く出展していた。

フロアに入った瞬間から先ほどの会場と熱気が違う。
「営業の効果を最大化するツールなんですがご興味は」
といいながら私の少し前方に付き、一緒に歩きながら資料を渡してくる。
何とか断ると同じブースの別スタッフが同様にパンフを渡してくる。
さっき見てたじゃん断っている姿。
しかもメンバーと2人で歩いていると基本的には私を目掛けて営業をかけてくる。
わかった、やはり風格が違うんだよ私とメンバーでは、と思っていたがたぶん名札の色。私とメンバーでは色が違っていた。

「経営者です、営業してください」
出展者の一番の好物は経営者の名刺。
腹を空かせた獲物の巣窟で生肉を首からぶら下げながら歩いているのは私。

やはり営業と呼ばれるカテゴリーの会社は営業に対する本気度が販売促進のブースと比較して歴然。
また、1社だけ凄い営業をしてくるのではなく、ほとんどの会社がグイグイくる営業ブース、販売促進は全体的にのんびり。

これ、環境がそうさせているのだろうと思う。
営業というブースは隣のブースもグイグイなのでグイグイ行く雰囲気になる。
一方販売促進は隣がゆったりなので自分たちもまあボチボチいくか、という雰囲気になる。

まさしく、会社の縮図。

人の行動は環境に大きく影響される。

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