DXが進んだ未来と今後の時代を読み解く
3月21日に緊急事態宣言が解除されることが正式に発表されました。
宣言は解除されますが、これまでの以上にニューノーマルと呼ばれる時代に対応していく必要があります。
SDGs(持続可能な開発目標)やDX(デジタルトランスフォーメーション)が進んでいくこの世の中で、時代を変化を読み取って順応し、その流れを牽引していく企業こそが今後の社会で伸びていくのだと思います。
本noteでは、今まさしく時代を牽引しているGAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン)の躍進について何度か取り上げてきました。
今回、Facebookが独自に開発している技術がとても面白いものだったので、テクノロジーの発展によってもたらされる今後の時代の在り方について書いていきたいと思います。
Facebookによる新たな挑戦
Facebookといえば、GAFAの一角を担う企業として、SNSを軸にしたプラットフォーマーです。
日本でFacebookが流行し始めた約10年ほど前くらいですが、そこに至るまではネット上のコミュニケーションは匿名が当たり前の時代でした。
それがFacebookの登場によって、日本においても基本的には実名を用いた上でのコミュニケーションを取っていくことが浸透してきました。
Facebookは一部の記者向けに、FRLで開発中の技術を説明する会を開いた。そこで紹介されたのは、まさに5年後、10年後を占うような技術の姿だった。一言でいえば、彼らは今、「マウスに匹敵する新たなユーザーインターフェースの開発」を進めている。
FacebookはVR(仮想現実)やAR(拡張現実)の開発に集中しているとのことです。
SNSを中心とした企業としては新たな取り組みと言えるでしょう。
これまでVR、ARといえば、ここ数年で技術革新してきており、物凄いリアリティが出てきていることが確かです。
一方で、「VRはVR」、「ARはAR」というように現実の世界と技術の世界が境目がはっきりしているような状況かと思います。
脳によって操る
従来のように、「機械の側のボタンに合わせて人間が動く」のではなく、「人を中心にしてユーザーインターフェースの役割が変わる」という発想だ。いわゆる「ヒューマン・セントリック・デザイン」だが、それを実現するには、AIが機械とのあいだに入るレイヤーになり、ユーザーの「やりたいこと/必要なこと」を“読んで動く”必要が生じる。
(省略)
これらすべてを兼ね備えているのが、FRLが開発中の「手首につけるインターフェース」、ということになる。
どうしてもこれまでは機械に合わせて、人間側が動くというのが当たり前でした。そのため、多少使いづらかったとしても人間側が機械の仕様に合わせるかたちで操作するのが当たり前でした。
VRゴーグルを付けた経験があればわかりますが、どうしても大きいヘッドマウントディスプレイというゴーグル、手に持つコントローラーがなかなか思い通りに動かずに苦戦した経験があります。
今回、Facebook社は「手首につけるインターフェース」によって、人のやりたいことに対してAIや機械が合わせていくということが可能にするために開発を進めています。
つまりAIや機械が人間の行動や考えを「先読み」して動いてくれるものということです。
このことが開発が進み実現可能となっていくとより仮想上の世界の私たちの行動とそれを操る現実世界の私たちの行動が一致してくるようになってきます。
生活はどう変わるか?
さらに応用すると、「指をちょっと動かす」、もしくは「動かそうと思う」だけで操作が可能になる。リアドン氏は、「文字入力についても、現在のスマホ入力はもちろん、物理的なキーボードよりも速くタイプできるようになるでしょう。私はキーボードをなくしたくてしょうがないので、そのときが楽しみです」と話す。
「動かしてから反応」するのではなく、「動かそうと思う」だけで操作が可能となろうとしてきまします。
つまり脳の指令を読み取って、操作を実現されるということです。
この技術がより発達していけば、さまざまな場面で応用できると考えられます。事故等で身体が不自由になったとしても脳からの指令で身体を動かしたり、仮想世界においても自分の身体の動きを表現し、コミュニケーション手段を増やすことができます。
医療分野においても活躍していくことは間違いないでしょう。
時代はどう変わるか?
以前の記事「バーチャル技術の発展に伴う市場への影響」においても書かせていただきましたが、バーチャル技術の発展によって、バーチャルがヒトの仕事をしていくということも書いていきました。
また、「ロボットとヒトが共存していく時代へ」では、Uberの配達事業をはじめとしてロボットが一般社会により浸透して、一緒に生活を共にすることも間近になってきました。
そして、「不気味なロボットから見るテクノロジーの発展」では、ロボットの動きも人間の感情表現なども含めてとても精密なほどそっくりになってきました。
このようにテクノロジーの発展によって、ロボットと人間としての境目がほとんどなくなる時代も近くなってきています。
より社会や生活にロボットやAI、VR等のテクノロジーが浸透することによって、生活の質向上や仕事の生産性の向上に繋がることは間違いないでしょう。
未来を実現していくのも人間
このようなテクノロジーの発展も私たち人間自身が開発しています。
ワクセル主宰の嶋村吉洋さんもよく「未来は今だ」と仰っていますが、未来は今の行動、仕事で創り出されています。
同時に、今も過去の努力の賜物で創り出されています。
ロケットも飛行機もそうですが、何もないところから人間が実現しようと決めたからこそ、ロケットや飛行機のように宇宙へ飛んだり、空を飛んだりしています。
これからの時代を形成していくのも私たちだからこそ、未来を思い描いて実現していくために今からやるべきことをやっていくことが大切だと言えるでしょう。
おわりに
時代が変化していくなかで、その変化を牽引していく企業、経営者こそがこれからのリーディングカンパニーになると思います。
SDGs、DX,ニューノーマルと言われる時代のなかで、引き続き、世の中に必要とされる仕事、多くの人に影響を与えていける事業を立ち上げ、発展させていきます。
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