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シェアリングエコノミーの可能性とAirbnb創業者の成功法則

日本において、最近ではシェアサービスが世の中に対して浸透してきました。

これまで個人として所有することが価値観としてありましたが、今は「所有」ではなく「共有」することが当たり前の時代になってきました。

いわゆる、シェアリングエコノミーと言います。

今回はシェアリングエコノミーの今後の可能性と、その中で代表されるシェアサービスAirbnbの創業者から学び成功法則について書いていきたいと思います。

シェアリングエコノミー

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 シェアリングエコノミーとは、個人や企業などが有する資産(スキルや時間などの無形資産を含む)を提供したい人が、インターネットのマッチングプラットフォームを介して必要としている人に提供する、経済活性化活動のことです。 
 こうしたビジネスが注目を集める背景には、スマートフォンやSNSの普及もありますが、何よりも「遊休資産を活用したい」というニーズが増えていることがあるでしょう。
 土地や車など自身の持つ資産に新しい価値を生み出せるとともに、「高額だから利用(購入)できない」と消極的だった利用者に対して安価で提供することにより、新たな経済活性化が期待できるという側面もあります

代表的な例だと、カーシェアリング、ライドシェアリング、民泊、レンタルスペース等が挙げられます。
個人や企業などが有する資産をシェアすることによって、提供者は遊休資産の有効活用することができ、利用者も安価でサービスを享受することができることがメリットです。

ここ数年では、スマートフォンの充電バッテリーのレンタルサービス、駅ではシェア傘サービス等も行っていて、さまざまなモノやサービスを共有するということが当たり前の時代になってきました。

そんな中で、シェアリングサービスとして、日本においても一躍話題になっているサービスである民泊サービスのAirbnb(エアービーアンドビー)について書いていきます。

Airbnbとは?

Airbnb(エアービーアンドビー)といえば、世界中に空き部屋やスペースなどを持っていて、それを提供してくれる方(ホスト)と宿泊施設を探している旅行客(ゲスト)をつなげるプラットフォームを提供しているWebサービスです

今から約5年ほど前から日本においても話題になり始め、宿泊サービスの大きなプラットフォームになっています。

提供したい側と提供されたい側の需要と供給を一致させていくものとなっています。

ホテルと異なる点は、提供する側が個人であるということで、B to Cではなく、C to Cビジネスの特長であると言えるでしょう。

そんなAirbnbは世界190カ国34000以上の都市で、100万件以上の物件が登録されています。

なぜそれほどまでにサービスを展開できているのか。
今回はAirbnbの共同創業者であり初代CTOのネイサン・ブレチャージク氏から学ぶ成功法則について紐解いていきたいと思います。

Airbnb創業者から学ぶ成功法則

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Airbnbの共同創業者であり初代CTOのネイサン・ブレチャージク氏の日本の学生に語ったアドバイスが事業を立ち上げていくにあたってとても学びになりました。

1. 5ドルでも…学生時代にビジネス経験をすべし
 ブレチャージク氏が最初に仕事でお金をもらった経験は、まだティーンエイジャーの時だったという。12歳の頃からコンピューターに夢中になり、趣味でゲームをプログラミングしていたという同氏。
 14歳の頃、自作ソフトをオンライン上にアップして「気に入ったら5ドル送ってください」と投稿してみた。
 すると、40代の男性から電話があり「似たようなものを1000ドル払うので作ってくれませんか?」と申し出があったという。その後、続々とプログラミングの依頼が来るようになり、最終的に自作ソフトウェアをライセンスして販売するまでに。すでに高校生の時には100万ドル(約1億円)を稼いでいた、と驚きの過去を明かした。
 「値段よりも価値があったのは、自信が持てたこと。イチから自分でやり遂げられるという自信と、他人にとって役立つものを提供できるという自信」

高校生の時には100万ドル(約1億円)を稼ぎ出したこと自体が凄すぎますが、ここで一番学びになるのは、ブレチャージク氏が学生時代にビジネス経験をすべしと説いていることです。

私も起業を志した当初は21歳のときでした。
当時は一般の企業で働きながら、通信制の大学にも通いながら事業を立ち上げていくために動き始めました。
やはり若いうちから経験していくことが何よりも大切だと実感しています。

年齢に早い遅いはないですが、どのみち動いていくならフットワークを軽く早いうちから動き出し、事業を立ち上げていく経験を積み重ねていくことが大切だと学ばせていただきました。

2. 最初の就職は「正直、退屈だった」
ハーバード大学でコンピューターサイエンスを専攻した後、ソフトウェア企業「OPNET」に就職したブレチャージク氏。しかし率直に言って、仕事はやり甲斐のあるものではなかった、とブレチャージク氏は明かす。
配属されたプロジェクトは当初想定していたものとは異なり、また開発のスピードも遅く、ブレチャージク氏は次第に失望していったという。
「やりがいのある(challenged)環境にいるか?というのは重要な指標だ。その時、僕は挑戦していなかったし、何も学んでいなかった」

私も経営の師であるワクセル主宰の嶋村吉洋さんから「人は影響を受けやすい。だから誰と一緒にいるか、どこに属するかによって人生が変わる」と教わってきました。
自分を取り巻く環境、まわりに影響を受けるのであれば、どこに属するかを主体的に選択していくことが求められます。

私自身も21歳から経営を学んでいますが、誰と一緒に仕事するか、どういうコミュニティを形成していくかが大切だと学ばせていただきました。

3. 拒絶されることに慣れよう
Airbnbは創業時、投資家からの投資をいくつも断られたことで知られている。ブレチャージク氏は「初期は本当に大変で、ほとんど辞める寸前だった」と率直に振り返る。
「すべての成功した人の条件は、粘り強くやり通したこと。(誰かからの)拒絶に慣れて、それを乗り越えていくこと」

事業を立ち上げていくときにとても大切な心構えであると思います。

起業をしていくということは働き方をも変えていくということになります。賛成意見もあれば、反面、反対されたり批判を受けたりすることもあるでしょう。
人から拒絶される経験もあります。

これからのリーダー、起業家、経営者に求められるスキルだと言えるでしょう。

時代が便利に効率的になっていき簡単に情報を手にすることができます。
一方で、思ったどおりの結果にならないとすぐに諦めてしまうこともできます。

経営者としてタフになること、打たれ強くなることが大切だと思います。

成功していくということは特別なことではなく、どんなときでも粘り強く継続し続けていくことが最も大切だと教わってきました。

順風満帆に経営の世界で結果を出していけるとは限りません。
数多くの逆境を乗り越えていくからこそ、より大きな企業へと成長できていけるのだと思います。

おわりに

Airbnb創業者から起業家として大切な心構えを学ばせていただきました。

起業していくということは特別なことではなく、フットワーク軽く動いていき、さまざまな経験を乗り越えながら人としてタフになっていくことが必要だと思います。

どんな大成功している企業でも創業は泥臭い経験や苦い経験を通して、今の結果があるのだと学びました。

私自身も事業の発展に向けてより精進していきます。



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