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今の私たちは、今の日本は。

2022/3/31 映画記録no.58「永遠の0」

先日、この映画を見ました。
間違いなく日本が歩いていた過去で、その延長戦に私たちがいて、その変わることのない事実に見ていて心が痛くなりました。

学ぶことがたくさんあった、作品でした。


あらすじ

百田尚樹の同名ベストセラー小説を、「V6」の岡田准一主演、「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズを手がけてきた山崎貴監督のメガホンで映画化。司法試験に落ち続け、人生の目標を失いかけた青年・佐伯健太郎と、フリーライターの姉・慶子は、実の祖父だと思っていた賢一郎とは血のつながりがなく、本当の祖父は太平洋戦争で特攻により戦死した宮部久蔵という人物であることを知る。久蔵について調べ始めた2人は、祖父が凄腕のパイロットであり、生きることに強く執着した人物であったことを知る。そんな祖父がなぜ特攻に志願したのか。元戦友たちの証言から祖父の実像が明らかになっていき、やがて戦後60年にわたり封印されてきた驚きの事実にたどり着く。健太郎を三浦春馬、久蔵の妻・松乃を井上真央が演じた。興行収入は87億6000万円の大ヒットとなり、第38回日本アカデミー賞では最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀主演男優賞ほか8部門を受賞した。


印象的な言葉

どんなに苦しいことがあっても、生き延びる努力をしよう
自分たちがいなくなっても、この国は続いていってほしい。そして、これから生きていく子供達が、そのまた子供達は、この戦争のことをどう語り合っていくのか、そんなことばかり考えてしまいます。
そのとき、日本はどんな国になっているのでしょうね。
私たちが特別なのではない。あの時代、一人一人にそんな物語があった。みんなそれぞれ胸に秘めて、何事もなかったかのように生きている。それが戦争で生き延びたということなんだ。


今の私たちは、今の日本は。

特攻隊として、敵地へ飛行機ごと突撃する若者たち。

今の私と同じ、もしくは私よりも年下の学生たちが、戦争に出陣していたという事実を改めて知らされました。

その人たちが、これからの日本について語り合うシーンは泣きそうになりました。

もちろん技術は進歩していると思いますが、当時の人たちが思い描いていた日本になっているのか、今の日本に生きる私たちを当時の人たちはどう見ているのか、胸を張れる生き方ができているのか、そんなことを考えてしまいました。

日本ではないけど、今同じ世界で戦争が起こっています。きっと若者たちが駆り出されて、鉄砲の口を人に向けてる。

当時の人たちは、まさか未来の世界でも戦争が起こっているなんて思っていないでしょうね。そう思うと、なんだか心が痛みます。

改めて、この時代に生きていること、この時代を懸命に生きること、そして当時の人たちが思っていたように、未来の子供たちが幸せであるよう、できることをする。

私たちは戦争を経験していません。その話を直接聞く機会も少なくなりました。でも、こういう作品を見ると、同世代の人たちと「戦争」について語りたいとつくづく思います。

あなたは、どう思いますか?


おりょう☺︎

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