ゲームチェンジャー

一つ前のページ、睡魔との戦いで、凄まじく誤植が・・・。このページは大丈夫か?と、あまり自信がないけれど。(寝落ちしそうだ・・・)

ウクライナで、トルコ製のドローンが活躍しているらしい。

日本はどうなの?という話があった。日本では、防衛省が「そんなものは役に立たない」とかいうスタンスで、見向きもしなかったらしい、とどこかで読んだけれども、ネットだから、実のところどうなのかよくわからない。

そのサイトでは、「役に立たない」というのは口実で、役人が「前例踏襲ではない仕事をしたくなかったから、ドローンの開発など見向きもしなかった」とか書かれていて、なるほどなぁ・・・と。そちらの方が百倍は説得力がありそうな・・・「防衛」をやってるんじゃなくて、「防衛」という「お仕事」をやっているんですね。とっても理解しやすい。国が滅びるときは、たぶんこうなる。日本人の劣化。(というのは、話の枕で、後の方の伏線です。悪しからず。)

ロシアと中国が軍事演習をやったらしい。爆撃機だの戦闘機だの、だったらしい。

第二次世界大戦では、米軍の爆撃機が、日本で民間人の船、鉄道で疎開する子供、民間人を容赦なく爆撃し、逃げ惑う民間人を機銃掃射したらしい。今だったら、戦争犯罪。
爆撃機の出番というのは、現代では、戦争犯罪にならないためには、軍事施設を標的にする場合に限られるんだろう。「ウクライナでは、兵士が学校を拠点にしていた」とロシアは主張し、学校などの民間施設をミサイル攻撃したり、砲撃、爆撃したりしているようだ。ただ、結果が検証されたなら、不十分な根拠に基づく一方的な主張で民間施設を攻撃したなら、戦争犯罪として、おそらくは攻撃指示を出した個人、もしくは国家の犯罪として扱われることになるんだろうと思う。というよりも、全ての戦争犯罪は洗い出して裁くべきだ。それができなかったなら、第二、第三のウクライナが(というか、ロシアによる侵攻で国土を奪われたり、民族としての尊厳が損なわれたり、などなどの「周辺国」は、日本も含めて相当数ありそうだけれども、)今後も出続けることになるだろうし、「軍事力さえあれば、何をやっても構わない」と誤解する国が他にも出現することを、国際社会は止められない、と思う。
で、爆撃機に比べたなら、トルコ製のドローンはコストパフォーマンスで抜群な結果を出しているらしい。無論、ドローンによる攻撃だって、民間人をターゲットにしたなら、現代では「戦争犯罪」になるはずだから、軍事用のドローンが「万能」だなんて言いたくはないけれど。

そうやって考えてみると、ド派手な、空母だの爆撃機だのの演習、っていうのは、なんなんだろうか。軍事マニアには「カッコいい」景色かも知れない。こんなことを書いている私も、子供の頃は、空母だの爆撃機だののプラモデルに憧れたりしましたけどね。ただ、コストをかけている割には、案外出番が少ないんじゃなかろうか、というよりも、後々「戦争犯罪」として裁かれないために運用しようとしたなら、持っていたって「だからなんなの」という位置付けになって来るんじゃなかろうか。という気がする。

昔は「メーンフレーム」コンピュータは、パワフルで「最高」の存在だったけれども、今や「お荷物」以外の何者でもなく、サーバに転用するくらいしか使い道がないんじゃなかろうか。かなり小規模なサーバ+タブレット、さらに言えば、100ドルを切るコンピュータで十分なケースが少なくない。時代は変わる。技術面だけ考えても、ドローンなど、コストパフォーマンスのいい兵器にシフトしてくるんだろうな、という気がする。
というのは、実は一番書きたい主題ではなくて。

それよりも、最も「コストパフォーマンス」がいいのは、戦争や紛争を、絶対に起こさない、起こさせない「仕掛け」を考え抜くこと、じゃないか、という気がしている。
悲しいかな、私も例えば「離島防衛」にはVTOLみたいな機体は、確かに必要じゃないか、なんていう「発想」はある。それがもう、明らかにジジイの証で、本当のゲームチェンジャーは、いわゆるZ世代、国籍なんてお構いなしにネットで繋がって遊んでいる世代の、若い方々じゃないか、という気がする。悔しいけれども、根こそぎ「戦争なんていらん、なくせ、軍隊なんか無用の長物だ!」という議論を展開して、その主張で突き進むことが、私にはできない。

おそらく、ヒロシマ、ナガサキの方々は、核兵器による戦争で、人々がどんなことになったか、次の世代に語り継ぐだろうと思う。

なぜなのかはわからないけれど、ジョージアなどではあまり注目されなかったのに(私も、最近になって細かい話を読んだ程度だけれど、)少なくともウクライナで起きていることには、世界中から注目を集めている。おそらく、ウクライナの方々は、この「戦争」の悲惨さを何世代も語り継ぐだろうと思う。(現在進行形で苦しんでいる方々に、この書き方は、申し訳ない気持ちもあります。ごめんなさい。)

何としても、若い方々にバトンを投げたい。私は「戦争なんてなくすべきだ」と考える。そのためには、どうすべきかを考え続けたい。若い方々はどう考えるか。

ドローンは、非常に効果的な「兵器」だ。じゃぁ、そのドローンに対抗するためには、どんな兵器を開発すべきか。っていうのは、ジジイ世代の発想であって、それじゃいけないんだと思う。
理想的に考えるなら、例えば日本で言えば、「防衛」を考えるのではなく、「防衛というお仕事」を考えている役人の方々が、いずれは、その部署ごと仕事をする必要がなくなるような状況を、何としても創り出すべきなんだと私は考える。だから、ドローンの有効性がどうだとか、そんなことを役人が考えなくてもいい世界であって欲しい。

ロシアの「軍事行動」では、1万を超える「戦争犯罪」が確認されているらしい。ただ、思う。現時点では「戦争犯罪」を裁くことしかできない。そうではなく、「戦争」という行為そのものを「犯罪」として、国際社会が「裁く」ことができるような、そうした世界であって欲しい、と私は考える。
若い方々は、どうなんだろうか。「自分には直接関係ないから、面倒臭いし、考えたくない。」おそらく、戦争による死者を出したどこの国でも、そう考える人が大半を占めていたと思う。

無責任だと言われるかも知れないけれども、ぶっちゃけ、私はあと30年も生きていられる自信がない。生きているかも知れないけれども、可能性は低いと思うし、40年は、まず無理だろうな。
それまでは、書き続けられる限り言葉を発したい、とは思うけれど、次の世代を担う若い方々が、どういう世界にしたいと思っているのか、知りたいし、できることなら「戦争そのものがなくなるような世界」を具体化するように、考えて欲しい、気がする。

標題の「ゲームチェンジャー」は、ドローンのことではなく、若い世代の方々に、期待を込めて書いてみました。

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