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2023年紅白歌合戦(前半) 個人の感想です

なぜか私のライフワークになっている紅白歌合戦のログです。いつもながら個人の感想なのでご笑覧いただけると。

司会は橋本環奈、有吉弘行、浜辺美波、そして高瀬アナの4人で、司会は紅白に分かれてないんだよね、2~3年前からこうなってます。アーティストは建前上紅白に分かれてはいるものの、「相争う」という形はほぼ消滅。
基本的なシナリオは、若い橋本・浜辺が二人して、おじさんに流行りの音楽を教えてあげる、有吉おじさんは「なるほどなるほど」とひたすら感心するというもの。
無難だけど妥当だったんじゃないでしょうか、どうでしょうか。

それにしても橋本環奈、2年連続の司会はもはや余裕すら感じる仕切りっぷり。なんという逸材でしょう! 普段から仲が良いからこそ、浜辺美波と二人で並ぶ様子にもしっくりくる感があって、NHKナイスキャスティングでした。

●新しい学校のリーダーズ
初出場、トップバッターという二重のプレッシャーを微塵も感じないような堂に入ったパフォーマンス。エレカシの曲紹介のときにSUZUKAちゃんが出てきて「宮本浩次の大ファン」と熱く語っていた。彼女のパフォーマンスの謎が解けた感! 
赤いセーラー服もかわいいし彼女たちは悪くないんだが、この曲のコンセプトに日本の実状が追い付いてない感があるので、これから違う曲・違う衣装でもヒットを飛ばすことを祈ります。

●JO1
ヘッドマイクで審査員席まで回りながらハッピーな歌をやるという紅白のひとつの様式美。しかし、歌唱力どしたん…? 踊りながらもっと上手に歌ってるとこも見たことあるのでちょっとびっくり。この曲、キーが高すぎるのかな。

●鈴木雅之
確か一昨年くらいにTiktokでバズったらしいので若い人たちも知ってるんだろうね。
…って、ステージで一応(?笑)ノッてあげてるNewJeansを見て思わず声出た。日本に来てるの!しかも生で現場にいるって!!

●Stray Kids
「Case143」の日本語ver.を披露。正直、紅白歌合戦はK-popのすばらしさを伝えきれる舞台じゃないので出演してくれなくてもいいんですが、今年アメリカでビルボードのアルバムチャート1位、MTVでもベストK-popビデオ賞を受賞した彼らが実力を十分に見せてくれたステージ。
観客の掛け声がめっちゃ聞こえてた。会場にはほんとのStay(彼らのファン)を入れてるんだね!

●Perfume
デビューしたころテクノロジーを駆使したバーチャルな魅力を打ち出していた彼女たちが、今や生身の身体性というか、フィジカルなエネルギーを届けるライブアーティストになっていることに感動。
後半、彼女たちがそろってジャンプしながら叫ぶだけで祝祭やん。
「FAKE IT」はライブで定番の曲だそうで、「世界で一番好きだ的な あなたしかいらないのよ的な ことなんて絶対に今は言わないわ」って、これまた天才的なアイドル様じゃん!!

●すとぷり
初めて見た! 2.5次元ってこういうことなのね~と、ちょっと理解。かわいいし、ふつうに良い曲で、これは人気出るわ。勉強になりました。

●天童よしみ
「道頓堀人情」阪神優勝のシンボリックな場所、道頓堀から。ココリコ遠藤と千秋、両方出た紅白だったんだな。有吉が司会だからか、オール阪神巨人も出てた。

●キタニタツヤ
呪術を見てない私でも、今年の音楽番組でどれだけ聞いたでしょう「青のすみか」。今年どんな曲を聴かせてくれるのか注目。NHKの「Venue101」で知ったけど愉快な人ですね。

緑黄色社会
「キャラクター」うんうん、今年よく聴いた曲だわ。長屋さん、いつ聴いても歌うまいよね。

●櫻坂46
「Start over!」このグループはミュージカル曲みたいな演出がコンセプトなんですね。統率のとれた動きは相当な稽古をしているものと思われ見ごたえあるんだけど、歌詞がほんとに「おじさんが書いた若者」って感じで、リアルな若者(特に女子)はこれに感情移入してるの? 詩情も全然なくて、こんな貧しい曲でこれだけエネルギッシュなパフォーマンスをしているちぐはぐさをどうとらえたらいいのかわからない。

●純烈
全身、NHKプラスか何かをPRするQRコードをまとって登場。サービス精神旺盛な人たちなんだろうし、まあ紅白ってこういうコーナーあるもんだしなとは思う。
審査員席の堺雅人も愛想よくコードをスキャンしてて、まあそれは当然の仕草なんだけど、彼って今年「VIVANT」の実績で審査員やってるんだよね。薄めのニッポンスゴイドラマの急先鋒俳優になった感、「あなたたちは棄民なんですよ!」と批評精神あふれるエンタメで胸をゆさぶってくれていたリーガル・ハイの頃が懐かしい。

●ano
この曲聴くの3度目くらい。あのちゃんの話題性だけじゃなく、楽曲のクオリティが高いんだねと気づきました。全国の小さい子たちがゲロチュー真似してるんだろうなーと想像して微笑ましい、うちの子も10年前きゃりーぱみゅぱみゅをかわいくやってたものだ。

●BE:FIRST
メインストリームじゃなくて「Boom Boom Back」なんだ。確かにこの曲のほうが紅白向きかも!いつ見ても、どの持ち曲でも好パフォーマンスが見られる安定した実力。
しかし彼らに限らず、この別スタジオでの出演は、「紅白に出たぞー!」て感じになるんだろうか、本人たち。

●JUJU
「時の流れに身をまかせ」JUJUさんていくつなんだろう。ちなみに私はこの歌をテレサ・テンが歌っていたのを覚えている世代です。

●NiziU「Make You Happy」
今秋の韓国デビュー曲でバズってる「HEARTRIS」ではなく、みんなが知ってるこちらの曲になりましたか。NHKホールの老若男女の多くが知ってる曲だもんね。
ニジューちゃんたち・橋下環奈・浜辺美波が並んでなわとびダンスする絵面は確かに貴重。マコ・マユカ・リマでつなげるラップが小気味いい。

●LE SSERAFIM
「UNFORGIVEN」日本語ver.。日韓問わず、今年数えきれないほどの音楽番組やコンテンツで見ました。一時期ちょっとチェウォンが休んでいたほかはずっと元気な姿を見せてくれて‥‥。ほんとにおつかれさまでした。
この曲も「Eve」も「Perfect Night」もほんと良く聴いた一年。日本での知名度も上がってきたよね。2024年も健康でね。宮脇咲良は、HKTとAKBで3回、ルセラで2回と、なにげに計5回目の紅白。熾烈なK-pop界でもまったくひけをとらない志と覇気にみちたアイドルであり、強い女性だ。

●山内惠介
浅草からの生中継。なぜ脱ぐ‥‥。や、安村はわかるよ、それが彼の芸だから。しかしノブコブ吉村やらの半裸にどんな需要があるのか(笑) とはいえ、このあとのけん玉スタートの前、芸人の誰かが「浅草のほうに行きたかった」と言ってて笑ったw

●乃木坂46
「おひとりさま天国」うーーーむ。この曲に限らず、たまに見るといつも「何でこんな曲?」と思ってしまってね。白石麻衣、西野七瀬、生田絵梨花、齋藤飛鳥、山下美月‥‥豊かなタレントを輩出しているグループがこんな曲しか与えられず、それでも一応、日本の代表的アイドルやってるの、大衆音楽文化の貧しさ以外に何か説明つくんでしょうか…

●郷ひろみ
うーむ。郷ひろみは元気だけど、ブレイクダンスまでする必要あるんだろうか?いや本人の意思があってやってるんだろうけどさ。億千万が名曲だからってこの曲ばかりやってるから、こういう奇をてらった演出になるんじゃないだろうか。

●milet x MAN WITH A MISSION、MAN WITH A MISSION x milet
なるほど、紅組であり白組であると。両方とも鬼滅とのタイアップらしい。2曲目にやった曲は何となく聞いたことがありました。miletさん、日産のCM曲が印象的です。

●SEVENTEEN
Super、FML、ウマゲシンという三大タイトル曲、そして日本語曲まである今年なのに、なぜ「舞い落ちる花びら」???とかなり謎だったけど、蓋を開けてみたら、美‥‥。
最初にアップになる二人、JUNとハオさんの美!レースの手袋が似合うアイドル御三家じゃない? 白い衣装で魅せるハードかつしなやかな花びらの舞、そして全員完全に歌(ラップ)うまい。さすが2015年デビュー組だねという実力! ドギョム、小田和正かってぐらい澄んで伸びる歌声であった。紅白のこの順番で、流れ作業のような短尺でやるパフォーマンスじゃないよなー。

●水森かおり
ドミノ! びっくりしてしまった。ピタゴラスイッチですらないんだね。昭和の企画やん、クオリティも昭和っぽかったし‥‥。

●ハマいく
NHKの音楽番組「Venue101」から、MCの2人えで「ビートDEトーヒ」。
濱家のへたっぴさがもはや「こういう芸」の域に達しているようで、それを余裕綽々でしっかり支えているいくちゃんのプロフェッショナルぶりもすばらしく、さらに大前提として曲が良い。リピートして3回見てしまった(笑) 
濱家、「いくぞ紅白~!」と叫ぶとこすら声量イマイチ、しかも声がうわずってたもん、芸人なのに‥‥(笑)。紅白で歌うってそれだけプレッシャーがかかることなんですよね。
このあとのディズニーメドレーも合わせて、「生田絵梨花ってこんなポテンシャルがある人なんだ~」と夫が感心しておりました。

●大泉洋「あの空に立つ塔のように」
事前の特集番組では、「9時のニュース直前に配置されたってことは、自分は時間調整弁。いざとなったらNHKは歌ごと自分をカットするつもり」と言っていたらしいが、トークもできてよかったね(笑)。
曲は、歌いだしの不安定さに耐えきれなくて思わずすぐにスキップしたけど、あとから腰を据えて聞いたら、さすが玉置浩二の作だけあって良い曲だし、Bメロ以降は大泉洋も危なげない歌声でした。武道館でコンサートもやったらしいもんね?

長くなったので後半は次の投稿に続きます‥‥!


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