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BTSを日本でもっとおススメしたい理由

FNS歌謡祭の「Butter」はかわいかったし、昨日の音楽の日の「Permission to Dance」も綺麗で楽しかったけど‥‥
やっぱり! アメリカの番組の放送を見てほしいと思ってしまう~。
いろんな意味で。
今、本気で予算と技術と情熱を傾けて作られた音楽の舞台。

「Permission to Dance」はプレッピー風の衣裳がめちゃくちゃかわいい。紫の風船でいっぱいのセットもすっごくかわいい。

「Butter」は開通前の橋を使って前進する演出。黒と白のシンプルでセクシーな衣装。エネルギーとオーラがあふれてる。どこまでも歩いてゆけるような、長く大きな橋は彼らのスケールにぴったり。

楽曲も、ステージングも、とてもシンプルで強靭で普遍的だなと思う。
すべてにおいて「小手先じゃないよね」感というか。

BTSって、「今、人気あるらしいね‥‥」くらいの人にはあまりに遠くて感情移入できる存在じゃないんだろうな~とか、爆発的な人気にどこか反発するような気持ちの人もいるだろうな~と思う。

でも、才能に恵まれた7人とはいえ、この極東アジアの芸能界の片隅からスタートした普通の若者たちだ。

BTSを好きになってほしい!と言いたいわけじゃなく、
(いや好きになってほしいけどw)
韓国の小さな事務所でデビューして8年、今なお20代の若者たちが、世界に通じる普遍的で強靭な作品を作り、表現するところまで至ったことを思うと、その「在り方」みたいなものは誰だって身につけられるはずだ、と思うんだよね。
日本にいても。
日本の芸能界も。
私たちも。

日本のアスリートやミュージシャンから出てくる言葉。態度。
売り出されてる音楽。
そういうの見ると、いい加減変わろうよ…変われるはずだよ‥‥と思ってしまう。
私たちだって無力じゃないはずだと。

世界とどう違うのか、
多くの人が見て、知る機会があるといいなと思ってしまう。
どこを目指したいか考えるきっかけになるといい。
なんか上からだけど。

そういう意味でも、BTSめっちゃ紹介したい!と思ってしまう。

音楽の日 の 「Permission to Dance」 は最後の ♪ダーナナナ~のくだりがないver.だったから、あの多幸感を味わってほしいというのもあるよね~。The Tonight show 、紫の風船の演出といい衣裳といい本当にかわいくてハッピーで最高なんですよ!

Armyではない友だちが、RMの「時代への責任」という言葉に目を留めて、
「それが言動に出るんだよね」
と言ってくれた。

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「Butter」発表時の会見でRMが語ったこと

彼らは有名になったからそういう認識を持ったんじゃなく、そういう認識を持てる人たちだからここまで広く熱い支持を得たんだろうなーと思ってる。

なぜ「責任」なんて認識を持てたか?というと、
読書家、勉強家で探求心が旺盛なメンバーを中心に始まったグループだとか、メンバー7人が多様性にあふれているとか、会社がまとも(←大事)という前提もあるけど、
ひとつひとつのコミュニケーションを大切にしてきたからだろうな、と思うのだ。
メンバー同士で、スタッフと、ファンと、メディアと(外国メディア含む)。
いろんなコミュニケーション。

ヒップホップのカラーでスタートしたグループなので、マッチョな文化の刷り込みがあって、初期にはミソジニーを指摘されたこともある。
黒人Armyとの軋轢もあったようだ。
そもそも、若くして人前に出る立場になったのだから
未熟な言動もいろいろあっただろう。

いろんな紆余曲折を経て今のBTSがある。

いろんな批判や軋轢に対して、閉ざすのではなくひらいて、コミュニケーションを続けてきたから変化したんだと思う。
そのたゆまぬ努力が、今の彼らの普遍性や強靭さ、精神的豊かさみたいなものにつながってる。

私たちもそういうプロセスを踏めるはずだと思うんだよね‥‥。

今のBTSの最高のステージング、パフォーマンスを見て、技術の高さや表現の豊かさを感じてほしい。
彼らが何を歌い、何を語っているか知る人がもっと増えたらいい。

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本人たちによる「Permisson to Dance」MVリアクション。初めて見るので緊張した面持ちもありながら、終わりのほうの子どもたちのシーンにリーダーRMが「子どもたちが未来だよ」と言い、最年長ジンくんが「そうだね」と応じる。メンバーみんな口元も目元もほころんでる。

そして、そんな彼らは雲の上の人じゃなく、
私たちと同じ極東アジアから芽吹いて、
いろんな軋轢もコミュニケーションで乗り越えて育ってきた人たちなんだということを、私たち自身の力にしたいよねって感じ。

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