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続・料理の塩分量の決め方(調味料編)

昨日の続きになります。

塩の塩分量は食材全体の重量の0.8%を計算して入れればOK、という話でしたが、醤油や味噌の場合はどうするのか。

栄養成分表示を見ます。

今使ってる薄口しょうゆ

この薄口しょうゆの場合15ml(15g)あたりの食塩相当量は2.3gなので、
2.3÷15で塩分濃度は15.3%。
100÷15.3は6.53..で、これは食材の重量あたり6.53%の重量の薄口しょうゆを入れれば塩分濃度が1%になる、ということ。
塩分濃度0.8%にしたい場合は、100÷15.3×0.8を計算して5.22..となるので、食材の重量あたり5.23%の薄口しょうゆを入れたらいい。

ということになります…!

我が家の味噌は手作りなのですが、麹・大豆・煮汁・塩をあわせて4000g、そのうち塩は505gだったので、
505÷4000で塩分濃度は12.63%。
100÷12.63=7.91..
100÷12.63×0.8=6.33..
なので、塩分濃度1%にしたい場合は食材の重量あたり7.91%の味噌を入れる、
塩分濃度0.8%にしたい場合は食材の重量あたり6.33%の味噌を入れる、ということになります。

…計算、めんどくさいですね。
面倒なんですが、一回やっておいてメモしておくとめちゃくちゃ便利ですよ。

オレンジの枠内のやつです


あと、食材の重量測るときにうっかり風袋を引き忘れることがあるので、容器の重さもあらかじめ測ってメモしてキッチンに貼っています。。

これめちゃくちゃ役に立つ

料理の再現性を重視するとこういう計算が必要になってきますが、家庭料理なら(やっておくと便利なのは間違いないですが!)ここまでやらなくてもいいのかな、という気も正直します。


おまけですが前回の記事で大さじ小さじを捨てた、と書きました。

しかし昔使ってたレシピなんかは記載が大さじ小さじのままなので、各調味料の大さじ1の容量の重量、小さじ1の容量の重量もメモしています。笑

料理するときにかなり重宝しているtipsでした。

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