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スマートフォン

スマートフォンを使いはじめて10年経った。一番最初に使ったのは確か大学2年生の頃だったと思う。

当時、周りの人の多くはスマホを使っていて、かっこいいと思っていた。でも、なんとなくスマホに換えるのを渋っていた。どんなきっかけでスマホに買い替えたのか忘れてしまったが、初めて使った時の驚きは覚えている。

画面が大きくなり、そこに触れて動かせることが不思議で仕方なかった。ワクワクも大きかったが、ほんの少し怖いなとも思った。使い方をどこまで学んでも、一番奥の方にたどり着けない気がしたからだ。

当たり前に毎日使うようになって、すぐに依存してしまった。枕の横に置き、何をする時も持ち歩いた。スマホが近くにないと、心細くなった。今でもそう。キャンプなどの泊まり旅に行くとスマホのことを忘れるが、日常生活を送っていると近くにないと心細い。

スマホを使って動画を見る。写真を撮る。文章を読む。何かをするための媒体であり、道具だ。こんなに便利なものもないだろう。だから感謝したいのに、あるのが当たり前になってしまっている。

毎日壊れないでいてくれてありがとう。毎日自分の思うままに動いてくれてありがとう。こんなに力の少ない自分でもスイスイ動かせるよ。横になって画面を見る時は重たいですけども。

自分の生活のため、楽しむため、人とつながるための物であることを忘れないようにしたい。スマホに全ての意識を傾けると、生活がぼやけてしまうから。ごはんやトイレ、片付けなどの生活を大事にしていきたい。スマホのための人生よりも、人生のためのスマホにしたい。

堅苦しい話になってしまった。でもスマホの使い方は気をつけたい。

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