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恋愛ポルノ

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おおむね実体験にもとづいて綴っていきます。 いつか、それって私のことだ、と察するひとに会ってみたい。
ポルノ小説、あるいは、官能小説と、恋愛小説の線はどこで引くのであろう?
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記事一覧

わたし恋がしたいの

と、言うひとに一度だけ出くわしたことがある。 つまり、ぼくに向かって言ったのではないけれ…

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市井一人
1年前

なつやすみの夜

「考えていたの、電気を消せばいいって」 お互いに裸の身に小さいタオルをあてがって、フロ場…

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市井一人
1年前

その味は?

「それって旨いのかい?」 ようやく息が整い、眠りに落ちそうな、彼女の顔に向かってぼくは尋…

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市井一人
2年前

彼女のことば

あ・く・ま 彼女は、ぼくの熱を感じながら、言った。 ぼくのサイズが、彼女にとっては未知の…

市井一人
3年前

なつやすみ

「8月の4日なんだけど、うちに泊まりにこない?」 彼女は言った、しごく冷静に。 「え?」 …

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市井一人
3年前

その表現

彼女はそれを、ひくひく、と言った。 わたし好きなの、あなたがわたしの中でヒクヒクってする…

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市井一人
3年前
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還ってゆく

彼女は、そう表現した。 裸のままベッドから起きあがり、シャワーを浴びようと立ち上がると、決まって言った。 ぼくが彼女に与えた熱意が、立ち上がるのと同時にあふれ出してしまうのだという。

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