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黒は万能?ベージュは無難?本当に万能なベーシックカラーは何色?

この2カ月ほど、ユニクロさんの冬物をパーソナルカラーで似合う色分けしてみるという記事を数回にわたり書きました。

それぞれの記事の中で、カラーバリエーションすべての色についてお話していますが、今回は白・黒・グレー・ベージュ・茶色・紺などのベーシックカラーについて改めてまとめてみたいと思います。ベーシックカラーは、どのお洋服でもカラーバリエーションの中に必ず1~2色は入っていて、無難と思われていますよね。

でも本当に、黒は万能なのか? ベージュは無難なのか?
そして、日本人にとって、本当に万能なベーシックカラーは何色か? をお話してみたいと思います。

まずは、色ごとにパーソナルカラーとの関係をお話してみます。

シャツやTシャツなどの代表色である白。パーソナルカラーで見ると、「どれかは必ず着られる」という色です。というのも、白と言っても純白、オフホワイト、アイボリー、クリーム色などがありますよね。白の中でも、純白やオフホワイトなど真っ白に近い白ほど、ブルーベースさんに似合う白になります。アイボリーやクリーム色など黄みの入った白はイエローベースさんに似合います。ブルーベースさんがアイボリーやクリーム色を着ると、顔のクマやシワなど影が目立ちやすくなりますし、イエローベースさんが真っ白を着ると顔色が悪く青白く見えてしまいます。

グレー

グレーは濃淡のバリエーションが豊富で、アイシーグレー、ライトグレー、ミディアムグレー、ダークグレー、チャコールグレーなどがあります。ブルーベースさんにとってグレーは万能カラーで、濃淡どんなグレーでも似合います(細かくグループ分けすると、薄いグレーがより良い人と、濃い方がより良い人がいます)。しかし、イエローベースさんにとって薄いグレーは顔色が悪く見えるNGカラーで、似合うグレーはダークグレーかチャコールグレーのみなんです。

黒はベーシックカラーの定番と思われていますが、全人種をカバーした12シーズンパーソナルカラーで見ると、黒は強い色で、着られるグループが限られる色なんです。例えば、黒を着こなすのが難しいのが金髪・明るい目の白人さんのバランス。ハリウッド女優さんがアカデミー賞などで黒のドレスを着るときは、真っ赤な口紅をつけていることが多いのですが、真っ赤な口紅でバランスを取らないとドレスの黒に顔が負けてしまうからなんです。ただし、黒髪・黒い目の日本人は「濃い」バランスと考えられているので、たとえスッピンで黒を着ても着負けない濃さを持っています。日本人の中だけで考えた場合、ブルーベースさんは黒がとても似合います。一方、イエローベースさんにはやや重く感じられてしまうので(以下で解説しますが)こげ茶やチャコールグレー、紺などの方がおすすめです。

ベージュ

ベージュはお洋服のカラーバリエーションの中に大抵作られていて、トップスでもボトムスでも見かけることが多い色ですよね。無難な色と思われがちですが、実はもっとも注意を呼び掛けたい色なんです。ベージュは無難なんかじゃない、と声を大にして言いたい。ベージュはイエローベースさんには似合いますが、ブルーベースさんにはNGカラー。ブルーベースさんがベージュを着ても顔の印象がぼやけ、あか抜けない印象を与えてしまいます。以前、こちらの記事にも書きましたが、日本人にはブルーベースの方が多く、イエローベースさんは約2~3割だと思います(電車の座席に座っている人の中で1列に一人いるかどうかくらい)。なので、ベージュが似合うのは日本人の2~3割くらいしかいないんです。

茶色

茶色にも、ライトブラウン、ミディアムブラウン、ダークブラウンなど濃淡のバリエーションがあります。イエローベースさんにとって茶色は万能カラーで、濃淡どんな茶色でも似合います。先ほどお話したように、黒を着るならもう少し柔らかいこげ茶の方がおすすめです。一方、ブルーベースさんにとって明るい茶色は顔がぼやけて見えるNGカラーで、似合う茶色はこげ茶のみなんです。

紺は制服などにもよく使われている色ですが、12シーズンパーソナルカラーで見ても、どのグループの人でも着られる万能カラーなんです。制服に使われるのも納得ですね。紺はイエローベースさんでも、ブルーベースさんでも着られます。さらに言えば、どちらのベースも着られる色だからこその一工夫が大切。イエローベースさんならクリーム色やベージュ、茶系、ゴールドなどを合わせて暖かみを感じるように、ブルーベースさんなら真っ白やグレー、シルバーなどを合わせてスッキリと感じるような色使いをすると、紺をより自分に似合うコーディネートで着ることができます。

まとめ

ここまでお読みいただきありがとうございました。最後に、日本人にとって、本当に万能なベーシックカラーは何色か?についてお話してみます。日本人ならどちらのベースでも着られる色を「万能なベーシックカラー」と考えると、それは・・・チャコールグレー、こげ茶、紺 です。この3色はイエローベースさん、ブルーベースさんどちらも共通で着られる色で、つまりは、自分がイエローベース、ブルーベースどちらなのか知らない・わからない人でも間違いない色ともいえます。そして、黒やベージュが決して無難な万能色ではないということを知っていただければ幸いです。


有料記事となりますがイエローベース・ブルーベースのセルフ診断ができる記事も書いております。よろしければお読みください。

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