2021年、私は自分の人生を変えると決めた。
対人関係コーチングと自分軸手帳という2本の糸をみつけて、たぐってみようと思った。

長い長い前置きをする。

現在40歳。
人生のほとんどを「なんか上手くいかない」と思いながら過ごしてきたと思う。
自己肯定感というものが低くて、色々上手くいかないのは「自分がうまくやれていないから」だと思っていた。
空気が読めないからだとか、気遣いが下手だからとか、そういうことだと。
でも同時に、周りはなんで上手くやれてる（ように見える）のに
なんで自分はうまくいかないんだろう、こんなに頑張ってるのに。
とも感じていた。

本当はすごく焦っているのに、とても落ち着いていて余裕があるね(嫌味)と言われたり。
キーキー文句言ってばっかりなのに、いつもニコニコして穏やかで癒し系だねと言われたり。
実際の自分と正反対のことを言われるのも不思議だったし嫌だった。

いつも不機嫌だったし、しょっちゅう何かに怒っていた。
それは多分、同じくいつも何かに怒っていた父親の影響が大きかったからだとは思う。
でも自分の感情に責任を持つってことを理解できていなかった頃は、文句があるのはいいことだ、くらいにさえ考えていた。

いま考えるとなんかもう酷く矛盾している。
矛盾しているけど、だからってどうしたらいいのか分からなかった。

カウンセリングも受けた。
年単位の期間をかけて何人ものカウンセラーと何度もやり取りをしたけれど、結局心から納得いく答えは見つからなかった。

漢方内科にも通った。
感情が乱れるのを薬でなんとかできないかってもうジャンキーの発想。少し体調が良くなったけど、劇的な変化はなかった。
(でも漢方は今でも飲んでる。その頃とは違うやつを。)

心療内科にも行った。
問診の看護師にも医師にも色々話してみたけど、「心療内科でできることはなにも無い。自然と触れ合って。」とかアドバイスをもらい軽く絶望しながら帰った。

結婚もした。
環境が変われば自分も変わるかなと思った。
むしろがんじがらめになって、長い付き合いの末に結婚した夫と死ぬほどケンカして、何度も絶望して離婚もしようと思った。

出産もした。
子供ができたらしあわせになれるんじゃないかって思った。
これがトドメになって、夫とも子供ともうまくいかなくなって、ますます毎日どん底だった。
毎日毎日死にたいって思ってた。

それでもヘタレの私は逃げる勇気もなくて、Twitterに愚痴を垂れ流す日々の中でとある２つの糸に出会った。

それが自分軸手帳と対人関係コーチング。
始めたときはここまで大きな変化をもたらしてくれるなんて考えてなかった。

その記録を思い出しながら、ポツポツ綴っていきたいと思う。

ほら、長かったでしょ。
ここまで読んでくれてありがとう。