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子育て向いてない

子育て向いてない。

いつもそう思う。
子供に腹を立て、声を荒らげ、取っ組み合って暴れる双子たちの強く腕を掴むたびに。

ダメなことはダメだと淡々と根気よく諭すほうがいい。
感情的になる方が良くない。

重々分かっている。

でも怒鳴ってしまった方がらくなんだと思う。
子供に甘えてるんだと思う。

私自身がまだ子供なんだろう。
叱られて泣いてる子供の自分がよぎる。

子育て向いてない。
でもこれは単に自分の未熟さから逃げるためだけの言葉だと思う。
少なくとも私にとってはそう。

向き不向きなんてことじゃなくて、経験値が圧倒的に足りないだけ。
だから「子育ては自分育て」とか言うのかも、と思う。


じゃあさ、私はどんな親になりたいって思うの?

これが難問すぎることに気づいたのは、ほんの数ヶ月前。
まだうまく答えられない。
読み漁った育児書やたくさんの参考書の言葉たちが頭に溢れる。

でもそれらは全部私の言葉じゃない。

私の心はなんて言ってるんだろう。

それを探すために、コツコツ手帳に書き留める。
少し先の自分のために。

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