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コピーライター史上過去最高の売上が出た3つのしくみ

株式会社コピーライターのはせがわてつじです。

2016年の1月から営業を開始して以来、年間の売上は毎年約2000万円でした。(途中、友達とつくった会社に売上をつけてましたが、個人の売上として計算するとだいたいそのくらいです)

2022年も忙しさ的にはあいかわらずヒマでした。アラームをかけることなく目覚め、1日1個打ち合わせがあるかないかくらいのペースで、午後には昼寝もするようになり、1日の平均労働時間は5時間くらいだと思います。

仕事がたくさん増えて忙しくなったわけではありませんが、2022年の売上は創業以来はじめて3000万円を越しました。つくった請求書の数が2021年の71個から105個に増えたので、それに比例して売上も増えたようです。

では、なぜ売上が増えたのか?3つのしくみをとりいれたのが、大きな理由だと思ってます。フリーのコピーライターやデザイナーの方たちにも、会社員にも役立つ情報だと思うので書いておきます。

3つのしくみとは「コピーのサブスク」「コピーの年間使用料」「ココナラ出品」です。順番に説明していきますね。

コピーのサブスク

これまで仕事のほとんどが単発だったのですが、意識的に、毎月固定でお金をもらえる契約にしてもらうよう働きかけてみました。月に1度打ち合わせをして、何かしら企画やコピーを提案する。SlackやLINEなどのグループにも入って、相談には随時乗るという感じです。言うならば、コピーのサブスクに近いです。

これのいいところは長いつきあいになりますし、その企業の社員のようなきもちで働けます。企画は、やってみないことにはいい企画なのかどうかがわかりません。それに1発の企画で終わるよりも、何回も繰り返しいろんな企画をしかけている、その様子こそが、企業のイメージや社内のモチベーションアップにつながると思いました。

コピーの年間使用料

「キャッチコピーはスキャンダルを起こさないタレント」みたいなことを言われますが、広告でタレントさんが出演する場合、1クールでいくらという契約料が発生します。契約期間が延長になる場合は、追加で費用がかかります。コピーやネーミングも、タレントさんと同じように使用料が発生してもいいのではないかと思い、何社かと契約を結んでみました。

制作側本位のルールな感じがしますが、依頼側にとっていい点もいくつかあります。現時点ではそんなに予算がないという企業や案件でも、この契約なら初期費用が安くできます。年間使用料の金額は実験的ですが、制作費の半分にしました。永久に使いたいという方向けに、契約書には買取の場合いくらなのかも書いています。更新時にもしお金を払いたくないなと思ったら、コピーは使われなくなりますし、ネーミングを変えることも検討できます。

じぶんの考えたことばを使われなくなるのはさみしいものです。でもこれって健全だなと思います。コピーや名前を考えてもらって1年経ったけど、あんまり意味なかったねと思われたら、そのことばがよくなかったということですし。デザイナーさんの場合、ロゴの年間使用料をとるという契約も考えられます。ことばよりも、デザインのほうがお金をとりやすそうな気がします。

ココナラ出品

「得意を売り買いココナラ♪」というCMもやっている、「知識・スキル・経験」を売り買いできるスキルマーケットで、コピーとネーミングを10万円で出品してみました。途中で15万円に上げましたが、それでもふだん受けている仕事のギャラの半分以下です。ちなみに、よく仕事を頼んでくれる方や知り合いにこの金額で頼まれると困るので、「新規の方限定」が買えるという条件にしています。

ふだんのギャラより安いと言っても、ココナラの「コピーライティング」の中では数千円〜1万円の出品が多いので、最も高い金額です。個人的には、こういうサービスでキャッチコピーの制作を安売りするのはやりたくないと思ってました。コピーの制作費の相場を下げる行為になりそうですし、こういうところに出品するのは、仕事がない感じにも見えるのかなと。でもお世話になってる人がせっかく勧めてくれたのと、ヒマだったので試しにやってみることにしました。ただ、そんなに依頼は来ないと思ってました。広告業界以外の人だと「キャッチコピーに1万円払うのは高い」と考えるのがふつうの感覚だと思ってるので。でも、出品したらポンポンと依頼が来て、数ヶ月で100万円の売上を超えました。

やってみておどろいたのですが、依頼してくれた方にめちゃめちゃ感謝されました。「まえ同じようなサービスで1万円で頼んで考えてもらってイマイチだったんですけど、今回は頼んでホントよかったです」という声もいただきました。提案内容はふだんの仕事とまったく同じです。ギャラによって思いつく案が変わるわけではないので。プロのコピーライターの提案を体験してほしいという思いもちょっとはあります。やってみて、わりとじぶんの体質にも合っている気がしました。大企業が数千万円の予算で打つ広告キャンペーンのコピーを書くのもマジメに取り組みますが、ケーキ屋さんや美容室ががんばってつくった10万円でコピーを書くのも、頼られがいがありますしマジで取り組めます。

以上です。

じつはこの3つのしくみは、何度か写真で登場していた株式会社コピーライターの社員のわたなべあいみさんのアドバイスで生まれました。

私生活でも一緒に暮らすパートナーに感謝せねばです

あいみさんはコピーや企画をいっしょに考えることもしますが、デザインの仕事やリモートモデルという仕事をやっていたりします。

のぞいてあげてください。
Twitter→aetan_strong insta→@aimi_watanabe1 リモートモデルのnote

さいきん航空会社のコピーを書いたので、もっと飛べるようがんばります。

年間使用料の契約書の文面など知りたい方は、下のコピーのサークルに入って質問くれたら共有します。ココナラのコツみたいなのを共有する会もやる予定です。個別でキャリア相談、人生相談にも乗ってます。

https://note.com/copy/membership/boards

個人的なサポートはいりません! 日本一のコピーライターサークルのメンバー募集中です! メンバーとしてサポートしてくださいませ🙇 https://note.com/copy/circle