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自分にとって、ブランディングとは何か?を明確にする

感覚派サロンオーナーのcoralです。
2004年に自由が丘にネイルサロンをオープンし、現役オーナーネイルアーティストとして活動中です。
サロンを気楽に楽しく続けるための、ヒントをお話します。


最近、ブランディングという言葉を、よく耳にするようになりました。
ブランディングに関する本やブログなど、情報もかなり増えてきていると思います。

『ブランディング』とは何ですか?と言う問いに、
ブランディングを仕事にしてる人以外で、明確に答えられる人はとても少ないと思います。
ブランディングを仕事にしている人達ですら、考え方は人それぞれ違います。


まず、ブランディングを始める前に、自分にとって(自分のサロンにとって)のブランディングとは何か?何故やるのか?を明確にする必要があります。

ブランディングに対する沢山の考えも、その目的によって違うため、ざっくりとブランディングを学んでも、全く自分とは合わない情報を取り入れてしまい、混乱するだけで、意味がないどころか逆効果です。

私が20年間サロン経営をしながら、ブランディングを学び、辿り着いた今の私の考えを、ひとりサロンブランディングにフォーカスを絞ってお話しします。


私にとって、ブランディングとは、
ありのままを分かりやすく伝えること。

なぜブランディングをするのか?
自分が来て欲しいお客さんが、サロンを見つけやすくするため。

当たり前のように聞こえるかもしれませんが、これができていないサロンがとても多いのです。

『ブランド』という言葉は、
放牧している牛などの家畜に、他の家畜と区別するため、背中に焼き印をつけることから始まったと言われています。
印を明確にして、分かりやすくしていた訳です。

ブランド牛から始まり、今では豚も鶏もブランド名のついたものを、スーパーなどでたくさん目にします。
『ブランド〇〇』と、ブランディングされた商品は、産地や生産者、商品の特徴が明確で、そこに安心感を持って購入できる訳です。


例えば、『神戸牛』は、ブランド牛として有名です。
神戸牛には明確な基準があり、希少性がブランド価値を高めています。
一方、『オージービーフ』は、オーストラリア産の牛のこと言い、神戸牛とは違う特徴を持っているのは皆さんも分かると思います。


では、今日ステーキを食べようと思って牛肉を買いに行ったが、欲しい牛肉が店頭にはなく、食べたことがない牛肉を選ぶ時、あなたはどうしますか?

店頭にあるPOPなどを参考にしたり、お店の人に自分の好みを伝えて薦めてもらったりします。
そして、購入したステーキが好みに合っていれば、次はその銘柄や部位を、何も参考にせずに購入します。

でも、思っていたものと違ったら?

「とろけるような柔らかい肉質」と書いてあるPOPを見て購入したのに、噛み応えのある肉質だったら、柔らかい肉が好みの人は二度と買わないでしょう。
それと同時に、しっかりと噛み応えのある肉質が好きな人も手に取ることはないでしょう。

それでは、本当に届けたい人には届かないことになります。

自分ではそんなに魅力だと思ってないことこそ、お客さんが求めているものであることもあるのです。
なので、ありのままを伝えることこそが、サロンにとってもお客様にとっても大事なことなのです。


私は、自分の提供しているサービスに価値を感じて、喜んでサービスを買ってくれる人だけに、自分が望む価格で提供しています。
それが、自分が望まないお客様を招かないことにも繋がっていると思います。

無理に他と違う特徴をもたせなくても、自分らしいスタイルを確立させる方が、お客さまも安心感をもって来店しやすくなります。

誰かの真似をする必要も、比較する必要もありません。
似ててもいいし、全く違っても良いんです。

神戸牛が好きな人も、オージービーフが好きな人もいます。

選ぶ人によっては、どちらも価値があるんです。
あくまでも選ぶのはお客さまです。
無理に選んでもらう必要はないのです。


もしまだ、自分の中でブランディングとはなにか?
が、明確になっていなかったとしたら、今一度、考える機会にしてもらえたら嬉しいです。



こちらのブログも良かったら参考にしてみてください。

今後も、サロンを気楽に楽しく続けるための、サロンブランディングやマインドセットについて、マイペースに投稿しています。
ご興味のある方はまた読みにきてください!



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