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息子が学校に行けなくなったつづき

保健室登校が出来る様になった6年生の息子は冬休み、私は仕事が年末年始休暇に入りました。

気が抜けたのか昨日・今日と二日間、私は寝込みました(^^;

前回のつづきからの近況や心の内、いや、叫びを綴ります(笑)

少し長くなってしまいましたが、お付き合いいただけたら嬉しいです。

近況

10月半ばから不登校の息子は、放課後に登校し30分ほど担任の先生から算数や理科を教わるようになりました。

理科室で実験もしてくれて、先生も忙しいのに本当にありがたいです。

徐々に登校時間を早くして行って、日中に保健室登校できるようになりました。

その間、休み時間にお友達が保健室に来てくれたり、保健室で一緒に給食を食べてくれたりしました。

お友達にも本当に感謝です。ママたちも心配して連絡をくれたり、息子を誘い出してくれたり、私たち親子は周りに恵まれているなと、再確認できました。

終業式には朝から登校し、教室で通知表を受け取ることもできました。

不登校、想像以上に過酷

前回も書きましたが、https://note.com/cordesalon/n/n299f97fee494息子が不登校になる予感はあったので、自分なりに心構えはあったつもりでした。

それが甘かった。

まず、息子は学校は辛いけど、勉強はしたい。でも不登校の間に学ばせてもらえる場所は見つけられませんでした。

厚労省だか内閣府だかも、不登校の子を無理に登校させなくていいよってなったんですよね?

んじゃ学校に行けない子はどこで学ぶの?

うちは担任の先生が時間を作ってくれたから恵まれてた。でも先生も本来なら自分の仕事をする時間なはず。きっと、益々先生の帰宅時間は遅くなっていただろうし、それって先生が負うべきものなの?

うちは夫が昼間家に居る勤務もあり、私も仕事に出られたけど、家に居るしかない、または家でゆっくり休みたい子の場合、母親、若しくは父親はずっと仕事に行けない訳ですよね。それってどうなの?家計にも影響があるよね。

その辺って、国はどう考えてるのか…思った以上に支援はまだまだなんだなぁと感じました。

夫、崩壊事件

不登校って子どもが一番大変ですけど、親も本当に大変だと実感しています。

うちでは、まず夫が崩壊しました(笑)

夫は夜勤がある為、数ヶ月に一度、二週間ほど休みがあります。

その間、不登校の息子とずっと一緒な訳です。夜勤で疲れた体、溜まったストレスを癒す時間は削られました。

そもそも夫は、怪我をしても会社に行くようなタイプ。不登校の息子のことを受け入れようと頑張って見守っていましたが、心の奥には納得がいかないこともあったと思います。

ある朝、不機嫌に目覚めたと思ったら、息子に八つ当たりを始めました。

「こりゃいかん」

私は仕事を休み、息子を連れ出して夫を一人にしました。そして息子に言いました。

「どんなに愛し合っている人同士でも、一人になりたいと思うことがあるんだよ」

息子は納得し、今日は一日出かけようと言ってくれました。

そして私も崩壊

夫が休みの間、私は仕事に行っていましたが、やはり休むことも多くなりました。

休んだ分、溜まった仕事を短時間でこなさなくてはいけません。息子の送迎もあり、仕事を抜け出すので、益々時間がなくなります。

増えた休みの日は、息子を山や森に連れて行きます。心が不安定になった息子は、家で私にべったりになりました。

私の時間はゼロになり、だんだん体と心がヘトヘトになってきました。12月に入ってからはめまいや耳鳴りがするようになりました。持病のメニエル病が出ていました。

でも、今辛いのは息子。今は息子にとことん付き合う時だ。そう自分に言い聞かせて無理をしました。

そして昨日・今日と寝込みました。結局、私が寝込むと息子も元気がなくなるんですよね。

あぁ、悪循環だ。反省。

でも、どうすればよかったんだろう。もっと本気で支援機関を探すべきだったのか。

支援機関を探す時間もなかったし、正直に言うと、専門家の話を聞くのも怖かった。

それまでも色々な人からアドバイスがあって、もちろん参考になったし聞けてよかったけど、その度に自分で決めたことが揺らぐ訳です。その揺れに疲れてしまった。

自分と違う考え方の専門家に出会うのが怖かった。

まだまだ揺れない大木にはなれていない。

子どものために支援機関には繋がりたいけど、アドバイスはいらない。

矛盾してる〜(^◇^;)

子どもたちは悪くない

今、不登校の子が増えていますが、私も息子の不登校を経験して感じていることがあります。

今の学校教育に、だんだん子どもたちが合わなくなってきているだけで、不登校は悪いことではないということ。

まだまだ学校に行くのが当たり前の世の中で、学校に行けなくなった子どもたちは自分を責め続けています。

私もつい先生には謝ってしまいます…

でも、もっと多様な学び方を選べるようになるといいなぁ。

義務教育って、学校に通わせるって意味じゃないですよね、確か。

子どもたちの学ぶ権利を守るためにどうすればいいのか。

今、毎日考えています。





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