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【代表×対談】「MEASURE by CORE」の裏話。「本当にそれでいいんだっけ」から作り上げたコミュニティ運営

「自分らしく働く」の在り方が、改めて問われている昨今。特に影響を受けやすい女性にとって、「自分らしいキャリアとはなんだろう」を考え続けたいという想いから、COREは立ち上がりました。

マッチングサービス「CORE」と並行して動いていたのが、結婚0〜5年目の女性をターゲットにしたコミュニティ「MEASURE by CORE」。そのアドバイザーとしてCOREに関わっていたのが、「朝渋」など数々のコミュニティを運営してきた5時こーじさんです。

5時こーじさんとCORE代表尾崎が二人三脚で作り上げてきたコミュニティ「MEASURE」とはどんなものなのかや、二人の出会い、未来への思いなどを深掘ります。

プロフィール


尾崎 莉緒(おざき りお)
株式会社CORE 代表。2017年に株式会社GIGへ参画。 セールスや「Workship」にてキャリアアドバイザーを担当。2019年から人事・広報にキャリアチェンジ。Wantedlyフォロワーランキング11位へのランクイン、働きがいのある会社ランキングでベストカンパニーを受賞など、GIGの採用ブランディングに貢献。2021年9月にフリーランスとして独立。スタートアップを中心に採用/採用広報を支援。2022年7月に株式会社COREを設立。女性特化のビジネスマッチングアプリ『CORE』を運営中。


5時こーじ
1992年、東京都生まれ。朝活コミュニティ「朝渋」代表。幼少期より22時に寝て朝5時に起きる生活。 2016年朝活コミュニティ「朝渋」を東京・渋谷で立ち上げ、本の著者を招いたトークイベントは累計2.5万人を動員する規模に発展。 2018年、勤務先の企業を退職し、ライフワークだった「朝渋」 に本格コミット。早起きを日本のスタンダードにすることを目指す。 2020年3月、小学館より『昨日も22時に寝たので僕の人生は無敵です』書籍発売。 Twitter:@kojijico

小さな声をまとめて大きな声に変える
そのために必要を感じた「コミュニティ」

―まず、尾崎さんはなぜCOREでコミュニティを立ち上げたかったのかを教えてください。

尾崎:
株式会社COREを立ち上げ、プロダクトとしてのマッチングサービス「CORE」もリリースした後のこと。マッチングサービスって、1対1の出会いやコミュニケーションは生み出せるのですが、1対複数、複数対複数のコミュニケーションがなかなか生み出せないというポイントがありました。

今の「女性だけに負担がかかりがちな社会的風潮」を打破するためには、女性同士で少しずつでも声を上げていき、最終的には大きな声としていくことが必要だとずっと考えていたんです。でも、マッチングサービスだとそれは難しい。1対複数、複数対複数が可能なコミュニティを作って、そこで試してみたいという気持ちがどんどん大きくなっていきました。

―コミュニティを作るとはいえど、ただの集まりではなく、有意義なコミュニティとするためには膨大な準備が必要かと思いますが……。

尾崎:
その通りですね(笑)。実際なにから始めたらよいのかわからないし、「コミュニティをやりたい」が先行してしまって、どんなコミュニティを作ったらよいのかがまったく見えない状況だったんです。

当初、「働く女性なら誰でも入れるコミュニティ」として、コミュニティ加入料も無料にして……と欲張りな設計を立てていました。今スタートした「MEASURE」とは、だいぶ違った構想のコミュニティでしたね。


「それって本当にいいんだっけ?」
初期構想から大きく形を変え、「MEASURE」をオープン

―そこで加入したのがこーじさんですね。こーじさんとはどのような繋がりで知り合ったのでしょうか?

5時こーじ:
「朝渋」を運営していたこともあり、コミュニティの運営には知見がありました。朝渋コミュニティの運営のほかにも、なにかお手伝いができることはないかと思い、Twitterで「コミュニティ運営やってみたいけど、やり方わからない人っていますか?」とツイートしてみたんです。そこに尾崎さんから反応をいただいたのがファーストコンタクトですね。

尾崎:
そうですね。「朝渋」って朝活界隈では名の知れたコミュニティですし、参加者もとても多い団体。その代表の方にコミュニティ運営のノウハウを聞けるなんて! と飛びついた記憶があります(笑)。でも実は、こーじさんがここまでCOREや「MEASURE」に深く関わってくださるとは思っていなくて。

―えっ?  現在こーじさんはCOREのメンバーの一人として関わってくださっていますよね。

5時こーじ:
そうですね。尾崎さんからお話を聞いていくうちに、COREと想いが重なることが多くあって。私の妻は経営者なのですが、女性の結婚・妊娠出産問題の話はよく聞いていました。優秀な人材であるにも関わらず、「妊娠をしたから別部署へ異動」「出産したから元のキャリアには戻れない」などなど……。それって、会社としても機会損失ですし、社会損失でもありますよね。

実際に妻も妊娠出産を経験しましたが、毎日を生きるのに精一杯で、なんとか生活と仕事を回している状態です。私が朝型なこともうまく時間をずらして子育てしていますが、夫婦がチームにならないと子育てと仕事の両立は難しいなと思っています。

尾崎:
妊娠出産って喜ばしいことであるはずなのに、キャリアを失うライフステージでもある……COREも注目している問題のひとつですね。

5時こーじ:
あとは、尾崎さんが本当に熱心で(笑)。COREに集まるメンバーはみなそうだと思うのですが、尾崎さんの熱量に影響されて「一緒にやってみたい」と思いましたね。

―こーじさんが加入してからの「MEASURE」は、どのように変化しましたか?

尾崎:
先ほどもありましたが、私は「働く女性を全ターゲットにしたい!」と思っていたんです。でも、こーじさんからは「それって本当にいいんだっけ?」と。よくよく考えてみたときに、私がCOREや「MEASURE」を始めたいと思った根本のきっかけは、自分の結婚がきっかけでした。結婚したときに、女性だけが苗字を変えなければならない。仕事に穴を開けたくないのに、役所や銀行に女性だけが行かなければならないのはなぜだと考えていたんです。

5時こーじ:
これを聞いた時には、おのずと「じゃあ結婚したら『MEASURE』に入ろう、と思ってもらえるようなコミュニティにするのはどうですか」と。例えば、ママコミュニティってこの世の中にすでにたくさんあります。そのママもターゲットに入れるのかなど、話を進めていきましたね。ターゲットを広くすると、母数は多いかもしれませんが、やりたいことが定まらない。できるだけ絞って、尾崎さんがおっしゃっていた「結婚したての不安を解消できる」コミュニティを目指しました。

尾崎:
このほかにも本当にいろいろな面でこーじさんには相談相手になってもらいましたね。正直、こーじさんがCOREに深く関わってくださらなかったら、今の段階での「MEASURE」リリースはなかったと思いますし、今後もオープンできていたかどうかすらわかりませんね(笑)。


コミュニティを継続することの大切さ

―2月には「MEASURE」がプレオープンしましたね。

5時こーじ:
コミュニティって、結果が出るまでロングターム。長い時間をかけないと結果が出ないので、目先の数字だけを追って立ち上げたコミュニティは軒並み失敗していることが多いんです。だから、「MEASURE」も最初は苦労するかもしれません(笑)。でも、それを乗り越えるだけの折れない心を尾崎さんは持っていると思います。

尾崎:
ありがとうございます! プレオープン後はこーじさんには「アドバイザー」的な役割をお願いしていて、コミュニティの直接的な運営はCOREのほかのメンバーにお任せできるようになりました。そのメンバーたちも、コミュニティ運営のプロではないので、こーじさんという存在が大きなものになっているようです。今も毎日のように、Slackでは運営メンバーとこーじさんのQ&Aが飛び交っていますよ。

5時こーじ:
うれしいですね(笑)。自分のキャリアって正解がないからこそ、MEASUREを通じて輝く女性が増えていくことがとても楽しみです。

尾崎:
今後は「MEASURE」とマッチングサービス「CORE」の連携機能なども考えています。その時にはまたこーじさんのご知見をたくさんお借りすると思いますが、今後ともよろしくお願いいたします!

―ありがとうございました!

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インタビュー・執筆:山口 真央


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