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基本自炊は安く済まないけど、紅茶は自分で淹れる方が良い説。

最近、X(Twitter)で「自炊って安く済まないよね」と結構話題になってた。
一人暮らしなら自炊するよりも半額弁当を買った方がコスパが良い。飽きない。という話だ。

だが、紅茶においては自分で淹れた方が圧倒的に安い。
しかもデパートで売っている高級茶葉を使っても、だ。


まぁ~高いお紅茶の価格

私は紅茶が好きだ。しかも15年以上。

今もダージリンセカンドフラッシュのギタパール農園のモノをお気に入りのコーヒーカップに淹れてこの文章を書いている。

…ん?何やらスターバックスの呪文みたいなのがあったって?

誰にでも分かりやすく言うなら「まぁ~高いお紅茶を好んで飲んでいる」ということだ。

どれぐらいまぁ~高いお紅茶かというと、40gしか茶葉が入っていないのに、大体2500円ぐらいする。
2500円というと、外食でちょっと良いランチぐらい。
それを茶葉に課金するなんて…と思うと普通ならためらってしまう値段である。

ティーポット1杯に約3~4gの茶葉を使うのでざっくり250円。
…なんか意外と安く感じてしまうのは感覚がマヒしているからだろうか?
紅茶専門店で飲むと、そんなに高くない茶葉でもティーポット1杯で軽く1000円超える経験を何度もしているせいか、めちゃくちゃ安く感じる…

スーパーで売られている紅茶でティーバッグ100袋分1500円のものがある。
ティーポット1杯で大体カップ2杯分だとして換算しても、こちらはティーポット1杯で約30円である。
つまり、8倍ぐらいのお値段。そう考えるとまぁ~高いお紅茶である。

高いお紅茶(ダージリン)の最大の魅力とは

「よし、高級茶葉を買ってみよう!」と意気込んでいる皆様方に、自分は「ダージリン」を特に推していきたい。

ダージリンとは「ダージリン地方」で栽培された茶葉のことである。
旬は春・夏・秋であり、それぞれファーストフラッシュ・セカンドフラッシュ・オータムナルと呼ばれている。
しかも面白いのが、旬によって味も紅茶の色味も違う
まるで夏休みが終わって久々に会った同級生が日焼けしてて印象がガラリと変わったかのようである。
スッキリした味わいであればファーストフラッシュ、落ち着いた味わいを求めるならオータムナルをオススメする。

ダージリンの特徴は「マスカテルフレーバー」という、まるでマスカットの匂いがある。
しかもマスカットの香りづけがされていないにもかかわらず、だ。

「紅茶のシャンパン」とダージリンが言われるワケがこの香りである。
しかし、全てのダージリンが「マスカテルフレーバー」がある訳ではない。
これが高級紅茶だからこそ味わえる至高の香りである。
だからこの機会に皆様には高級茶葉に挑戦してもらいたい。

時々それなりのブランドの紅茶屋にもかかわらず、ダージリンにわざわざマスカットの香りづけをする所もある。
「なんという邪道!受け入れられませんわ!」と思わずお紅茶マニアが発狂してしまう事を平然とやっている。
自分的には邪道…とは思うが、別物と割り切ってしまえばそれはそれで良い…と思ってしまう。憎めない奴である。

紅茶は自分で作っても安いし簡単でコスパ◎


話は戻すが、この手の高級茶葉は喫茶店に行くと、ティーポット1杯1500円ぐらいする。
デパートで買うようなまぁ~高いお紅茶だとしても、自分で淹れるとティーポット1杯で250円。
圧倒的に自分で淹れた方が安い。
差額でそこそこ良い茶葉が買えちゃうマジック。

もちろん、場所代やスタッフの人件費・回転率の低さもろもろ含めてしまうと、妥当なのかもしれない。
しかし、自分でやったとしても料理ほど手間はほとんどかからない。
沸騰させたお湯を適量入れ、3~5分蒸らすだけ。
カップラーメンを作るノリで高級な紅茶が味わえる。
豆を挽いたり、丁寧に注いだりする必要のあるコーヒーにはできない芸当だと思う。

この記事を読んだ皆様がデパートに行って高級な紅茶の茶葉を買っていただけると、紅茶好きとしては嬉しい限りである。

#フードエッセイ


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