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感覚が麻痺したらオシマイと思う訳

先日、私が住む市内で開催されたミーティングに参加しました。先月、個人事業主の開業届けを出し、一つ一つが未知のことへの挑戦です。この場はそうした疑問に答えてくれる、市が提供するサービスでした。

このサービスでは、インターネット上で選べる多くの専門家がいて、自分に合う人を選ぶシステムでした。しかし、約1ヶ月前にはほとんど予約で埋まっているという利用しにくい状況でしたが、右も左も分からない私にとっては、やってみるしかないというような感じでした。
無料でのサービスだったため、その質は期待していませんでしたが…、結果はどうだったのでしょうか?

1対1の打合せのはずが…

まずは登場人物を整理しましょう。
私、専門家、アドバイザーらしき人、議事録係らしき人、銀行の人。計5人でした。無料なのに。人件費はどこからでているのでしょう?

知識たっぷりの専門家

私が選んだ専門家は、見た目からも経験豊富な印象を受けました。会話を始めるやいなや、その知識の広さが伝わってきました。良い第一印象でした。

よくある自己紹介に始まり、しばらくおしゃべりをしていました。
次第に私が困っている点について話し合うことになりました。最初は普通に会話をしていましたが、徐々に専門家からの質問が一切なかったことに疑問を感じ始めました。私のカンでは、ChatGPTに同じことを入力したら確実にもう少し詳しく教えてくださいと言われると思います(笑)
サービス開始から約5分で、相手の真剣さが欠けていることを悟りました。私のホームページやnoteの情報は事前に渡してあったのにも関わらず、打合せにあたっての準備はほとんどしておらず、彼の語る内容は一般的なものであり、それらはgoogle検索で得られる情報に過ぎませんでした。

仕事は、サービス提供と引き換えに報酬を得るものです。相手の満足が最優先されるべきで、十分な理解には準備や質問が不可欠ではないでしょうか。

そういう姿勢が無い、私に寄り添って考えることのしない人には、これ以上何も聞いても得られるものはないと判断しました。

アドバイザーらしき人

次は、打合せに同席していたアドバイザーらしき人です。彼は私とメールのやり取りをしていたで、おそらくコーディネーター的な役割を任されているのでしょう。
実は私は彼に事前に質問を投げておきました。その意図するところは、実際に話してみないと分からないことも多いでしょうが、彼もまた聞いてくることはなく、スマホを見ながらgoogleでその場で調べた結果を音読する始末。
言葉が出ないとはこのことかと、感じました。

議事録係らしき人

私は聞きたいことはほとんど聞いたし、ハッキリ言って暇を持て余していたので、彼らの仕事ぶりを品質目線でチェックし始めていました。
議事録係の人は何をしているのだろう?
メモは取らない。発言もしない。書類の準備もしない。他に何かすることあります?こんなんでお金をもらえるなら私にやらせてください!

ちなみに、打合せが終わった後に議事録は私のところに届いていません。なんならフォローもありません。無料ですから仕方ありません。

名刺だけ渡してきた銀行の人

本日の最謎。部屋に入った後真っ先に名刺だけを渡してきた銀行の担当者はミーティング中、一度も関与せず、その存在意義が疑問でした。横にある事務室にずっといたみたいですが…。
顔も役割も何もかもが不明な人。名刺を渡す意味ありますか?

彼らのやり方

会議が始まる前の規約確認では、「提供されるアドバイスに関しては全て自己責任でお願いします」という趣旨が強調されました。もちろん、これは事前に確認しておくべき重要なポイントです。ただし、彼らのその強調の仕方は、いささか過度に感じられました。そこから受けた印象は、「私たちは表面的なアドバイスしか提供しませんよ」というメッセージのようでした。基本的な規約であることは理解していますが、その伝え方には少し違和感を感じました。

感覚が麻痺している人たちを見て

まず、私、思ったより人のこと見てるなと、この記事を書いてて思いました(笑)

そして、このような状況は、彼らが職務に対する明確な理解を持たず、顧客への真摯なサービス提供を怠っていることを示しています。彼らは感覚が麻痺していて、気付くことができないのでしょう。彼らは何年社会人を経験してきているかは知りませんが、少なくとも私よりは先輩です。
私はこのような人々を深く軽蔑します。

とはいってもこのサービスは無料ですので、その価値を期待する方がおかしいのかもしれません。無料って言葉、便利ですね。

参加してもしなくても同じ、という感想を持たれるのはサービスを提供する側にしてみれば本来悲しいことです。私はこの経験から、誠実さを持って生きることの大切さを改めて感じたのと同時に、現場目線という私の理念が正しいことも再確認できました。
個人事業主としての道は始まったばかりですが、この経験は私にとって大切な教訓となりました。どのような仕事であれ、顧客に対しては常に最高のサービスを提供することが、プロフェッショナルとしての使命だと強く感じています。このような感覚は、決して忘れてはいけないと思います。

残念な体験でしたが、私にとってはとてもいい体験になりました。


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