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お茶はじめました_文月(7月)_葉蓋

7月!
文月とは七夕に詩や歌をかいたり、夜風に書物を晒したりしていたからついたそう。

だんだん暑くて稽古に向かうのも大変になって来る頃。

小暑 | 次侯
蓮始開 (はすはじめてひらく)
_蓮の花が咲きはじめる頃。泥の中から茎を伸ばし花を咲かせることから、清らかに生きる象徴として、極楽浄土で咲く花といわれています。蓮の花は短命で、夜中から明け方にひっそりと咲き、3~4日で散ってしまいます。_暦生活より

この日は猛暑日で、たまたま外出予定とも重なり、ルート的に微妙だったのでお稽古にはタクシーでむかった。(稽古にいくのに贅沢するようで少し罪悪感だ)

稽古場に入ると、水屋には葉蓋のお稽古に使う梶の葉があった。
去年から先生のインスタなどで、葉蓋のお点前の様子を見てはいたのだが、実際に目にするのは初めてで『おお』と声には出さずテンションあがる。
触ると少し産毛があって生き生き、シャン!としている。

先輩姉弟子の御宅に梶の木が植わっているそうで、(ステキ)
毎年この時期にお稽古用に持ってきてくださるそうです。(ありがとうございます)
葉蓋に使われる葉はなんでも良いわけではなく、
毒や悪臭、汁気の無い葉が使用できるとのこと。梶のほかに桐、蓮はす、蕗ふきなどの葉が使われるらしい。ふむふむ。

という訳で、憧れの葉蓋のお稽古に初めてトライさせてもらいました。
暑い時期、葉っぱを蓋に見立てて涼を演出します。
時代を超え先人のセンスの良さにズキュンとします💘

葉っぱは蓋として使われたあとは茎を葉にさし小さく折ってケンスイへ。
葉っぱをぷすりと挿す感触。自分自身も涼を感じます。
なんて繊細なおもてなしの技!
儚し。美し。ありがとう葉っぱ・・🌿

(先生のigにて詳しい記載があり記録として引用させていただきます。)

暑くて稽古場に行くことが大変な日でも、
帰りには必ず『来てよかったなぁー』と思えます。

40歳を過ぎて始めた私が言うのもなんですが、
もっと小学校くらいのときに茶道に出会いたかったな。
でも、今だから色々染みるのかな。

葉を蓋に見立てた水差しを持ってきます
水差しの絵ともリンクしていて
ときめきます
先生が記念に撮ってくださいました
葉を少し濡らすのも涼しげですね!


memo:
◯7月のお茶菓子:天の川 / 玉すだれ (中村先生のigより写真拝借)
◯お茶軸:鯉が描かれた祇園祭の山車の絵、あと祭りの語源になったお話を伺う(記憶が不確かですが、7月のいつかのお茶軸)

amanogawa
tamasudare



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