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お茶はじめました_弥生(3月)

3月末日

桜満開の1週間、この数日は月末処理をひたすらひたすら。
忙しかったあの日の伝票と向き合う日々・・

ある程度提出して、ひと段落。
グッドバランスな心の状況でお稽古に向かう。

春分 | 末侯
雷乃発声 (かみなりすなわちこえをはっす)
春の訪れとともに、恵の雨を呼ぶ雷がなり始めるころ。この雷は寒冷前線の通過によって起こるため、ひょうや雪が降ることもあります。なかなか天気が定まらない日が続きますが、春爛漫の季節はすぐそこです。

お茶菓子:花ごろも(可愛いけど少しエヴァっぽい)
お茶軸: 小倉百人一首のうた
百人一首の歌を最初に茶軸にしたのは武野紹鴎さんだそうです。(→唯一覚えられたこと)

今日もマンツーマンお稽古(めずらしいことが続くもんだ)
というわけで、薄茶の運び水差しと濃茶を2ヶ月ぶりに教わる。

薄茶は薄茶でなかなか完璧!とならない。とくに柄杓の扱いが今日は難しく感じた。家で再確認しよう。

そして、濃茶。
道具が色々変わり、作法のレイヤーが増えていく。

たくさん有り過ぎて頭の整理がついてないが・・
私的一番大きなトピックは仕覆というお茶入れ用の巾着が入ってくること、
袱紗のさばき方が変わるところだ。

今日お稽古で使用したお仕覆は
菊苺松葉(きくいちごしょうは)という名前の柄だった。
すごい名前じゃないっすか・・ 頭の中ハテナ

先生に聞くと、苺の断面は菊のようになっていることや、布地のベースがヘリンボーンのような柄=松の葉のよう、ということから由来しているそうです。(memo:お仕立てはユウコ←漢字わからん、:P )

お茶入れは肩衝(かたつき)という名前があったり(肩があるデザインのもの)、お茶の時間には普段使用しない言葉が色々とでてくる。
奥深すぎるので、最早分からなくても良い!時々わかればよい!
と思って気軽にお稽古に臨んでいる。

今日は先輩もご一緒で、私のお稽古のあとに同じお点前をしてくださった。
そのお作法が美しくて流れるような手の動きが心地よい。
こんな風になりたいな〜。と思いながら見学するのはとても素敵な贅沢時間。

先輩といっても多分年齢は10歳くらい年下の可愛らしい方で、歳は関係なく(だけど人としての尊敬や距離感をきちんともって)皆さん接してくださる。

生徒さんは色々な業種の方がいるので、別分野の方との交流も大事だなぁと思う。

そして先生にはお茶の稽古以外にも色々お話を伺って学ばせてもらっている。

今日は本を読むことの大切さについてお話出来た。
本を読むことが大切だと思ってるので若いstaffに伝えたいのだが、なにが良いかが私の中で言語化できていない、というと先生から、「言語化しなくても人生の先輩として『良い!』と言い切ってしまえば良いと思いますよ。」とリーダーとしてのアドバイスをいただいたり、
行間から想像することでクリエイティビティや想像力が培われる・・といったヒントになるお話もしてくださった。

仕事関係以外の方にアドバイスをもらえるのは貴重だ。

素敵な先輩や先生がいるのはとても素晴らしいことだなぁ。
習い事っていいなぁ。なんて思いながら清々しい気持ちで夜桜を見ながら帰った。

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