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私の人生が180度変わった日     ~病に倒れたあの瞬間までの日々~②

ジムで走ったり、エアロバイクをこいだり、トレーニングマシンで筋トレをできてしまうキャンプでの生活は、体を動かすことが好きな私にとって、最高なものだった。

というお話しからです。

キャンプでの生活が最高なものだと思った理由はもっとある。

「この仕事をしている限り、都市部で生活をしていたら見ることができない光景や景色を見ることができてしまうし、他の人たちがあまり行かないような場所や、行けないような場所に行くことができてしまうし、国内外問わず友達を作れてしまうという」

ということも、私にとって大きかった。

例えば、散歩中に目にする、カンガルーやエミューなどの野生動物。

カンガルーは都市部のブッシュ(草木の中)などでも見ることができるのだが、アウトバックで見るカンガルーたちの姿もまたかわいく、子連れのカンガルーや群れを目にした時はラッキーな気分になったし、エミューを見た時はそのレア感に興奮した。

自然に関して言えば、砂と、小さな石ころたちと、広大な大地しかないのだが、建物一つないなか見る、日の出と、日の入りと、その日その日で違う姿を持つ空は、自然にしか創り出すことができない圧倒的な美しさを持っており、言葉で表すことができないほど感動した。

日の出前の空は、地平線一体を濃いオレンジ色に染め始め、太陽が昇ってくる気配を感じさせ、見上げる先に広がる夜空にはまだ星たちがキラキラと光っているのだが、少し視線を落とすとそこには、魔法をかけられたように美しく広がるオレンジから濃い青色のグラデーションをまとった空があるのだ。

当時の写真を探し出せず、似た画像を添付(。•́ωก̀。)…グスン

地平線から顔を出した太陽はもの凄いエネルギーを放ちながらどんどんと上がっていくのだが、その時に見えるピンクからオレンジ色に変わっていく朝焼けも、涙が出るほど綺麗で美しかった。
雲がある場合、雲がそれぞれの色を反映し、また違った表情を見せてくれるのだが、どの表情も個性的で私の心を大いに惹き込んだ。

僻地で働いているからこそ見れる景色や、体験できることがあるのだが、

「通常普通の人がしない経験をすること」
「できない経験をすること」

が私は大好きだったのだ。

長くなるので一旦区切ります。

#日の出 #日の入り #自然 #太陽 #エネルギー #夜空 #グラデーション #カンガルー #エミュ#星  


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