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苦しみは人それぞれなので、まずは納得できるように。ORANGE WALK 2023に参加しています!


ORANGE WALK 2023というイベントが行われています。歩数に応じて児童虐待の問題に取り組む団体さんへ寄付金が送られるという活動のようです。
minpo、またはGreen Ponta Action(GPA)というアプリを入れてヘルスケアの歩数と連携させるだけで、日本全国から誰でも無料で参加できます。

こちらのGreen Ponta Actionさんのnoteで紹介されています。↓

こちらはORANGE WALKの公式HPです。↓


私は約2週間前にこのイベントを知り、参加しました。
これまで児童虐待や家庭環境に苦しむ人たちのために何かできることはないかと思いながらも行動に移せていなかったので、少しでもお役に立てることを願っています。

少し話は変わりますが、私は"共感以外で人に寄り添う方法"についてずっと悩んでいました。
全ての人に共感することはほぼ不可能なのに、共感できないとき自分や相手に負の感情を抱いてしまってモヤモヤしていたからです。

例えば辛い経験を持つ人たちに何かしたいと思っても、自分にはその経験がないから薄っぺらなことしかできないのではと思ったり(児童虐待の問題もそう)。反対に、自分より恵まれている(ように見える)人たちには嫉妬してしまったり。
自分の苦しみを人に話したときにどんな反応が返ってきたら嬉しいのか自分でもわからないから、相手が話してくれたときもどう反応すればいいかわからないという悩みもありました。

何年も同じようなことで悩んでいましたが、先日読んだ社会学者さんのインタビュー記事の中にモヤモヤを晴らすヒントがありました。
そこに書かれていたのは、”共感できないなら納得を目指す”という趣旨の内容。
私もこんなコミュニケーションを目指したいと思ったので、自分なりに言語化してみようと思います。

”共感”は相手の心情に同感できることだから、相手と同じ気持ちが最初から自分の中にあるということなのかなと思います。だから自分の中に無かった価値観や感情を伝えられると共感できない。
でも”納得”は、”自分はそう思わなかったけど、なぜあなたがそう感じたかは理解できる”ということだと思います。それは”自分ならこう思う”とか”経験したことがないからわからない”いう自分の殻に閉じこもっている状態から抜け出して、できる限り相手に寄り添おうとする行為だと思いました。

相手の気持ちがわからなくても、納得できるまで話を聞かせてもらおうとすること。
まず相手を理解したい、相手を大切にしたいという気持ちを持つこと。
”自分だったら”よりもなぜ相手がそう思ったのかを考えられる人になること。

これまでどう人に寄り添っていけばいいのかわからなかったけど、その方向性を提示してもらったような気持ちになりました。
違う価値観や経験を持つ人と関わるときも、相手の持つ気持ちや考えに納得できるくらいその人を知っていきたいです。

そして、この考えを持つことで人と自分の苦しみを比較することが少し減りました。
虐待についてもそうなのですが、これまでは"自分より辛い思いをしている人もいるから"と自分の気持ちを押し込んでいました。でも今は、それはそれとして"自分も辛かったんだ"ということを自覚し、そう思う自分を許せるようになりました。
人に寄り添うには自分と相手を同化して共感しなければいけないと思っていたところに、自分と相手という別々の人間同士のまま理解し合っていけばいいという気持ちが加わったような気がしています。

今は気力が足りていないけど、いつか児童虐待防止のために何かしたい…!
イベントは11月30日までなので、それまでできる限り歩きます。

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