2001冊目からはじめる岩波新書新赤版 #1

書店をぷらぷらしていたら、岩波新書の新赤版が2000冊を突破した、というフェアを見かけて、いまちょうど岩波新書の『朝鮮人強制連行』(外村大著)を読んでいたこともあって、それならこの機会に2001番目以降の岩波新書をぜんぶ読んでみようか、という気になっている。

そもそも新赤版て何なの、てのは岩波書店の特集ページに詳しい(下記)。

戦前の旧赤版(Rで分類)が101冊、青版が1000冊(分野ごとにA~Gで分類)、黄版が396冊あって、1988年からつづく新赤版が、この1月に2000冊を突破したそうだ。ぜんぶ合わせると3500冊以上あって、一日一冊読んでも10年かかる計算である。僕はそんなに早くは読めないひとなので(内容にもよるが一冊三、四日はかかる)、一生かかってもすべて読み切ることはできまい。などと考えると、とてもワクワクする。

それでも2001番以降なら、遅読の僕でも何とか読んでいけるんではないか、と思い立ち、やってみることにする。とはいえ既に10冊くらい刊行されており、やや出遅れ気味ではあるのだけれど。月に四、五冊の刊行ペースなら、何とか追いつける、んじゃないかなあ。

子どものころ近所に住んでいて仲の良かった友だちが「こち亀」をせっせと集めていたことを思いだす。ちょうど100巻が出るくらいの頃だったんじゃないかなあ。当時はAmazonもなかった時代で、既刊を探しては遠くの本屋さんにまで自転車で買いに行ったりしていて、すごい執念だなあと尊敬していた。

大学の研究室にいたころ、こんどは「こち亀」を100巻以降から集めている、という後輩もいた。ちょうど100巻が出た頃に買いはじめたからぜんぶ集めよう、と思い立ったらしい。近所の友だちの執念が受け継がれているみたいで感動したのを憶えている。彼らは200巻までぜんぶ集められたのだろうか。

というわけで僕は岩波新書である。さてまずはどれから読もうかな。

こんなフェアもやっている。2000番以前なら、この30冊あたりをまずは読んでみてもいいかもしれない。

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