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15年目の感謝に添えて

独立してから15年目の年を過ごしています。
5月1日で16年目に突入します。
多くの方々に支えられ、学び、仕事に向き合ってきた15年間でした。
皆様、いつも本当にありがとうございます。

こんなことを書くと
「仕事辞めるの?」と聞かれそうですが、続いていきます。

仕事としても社会としても大きな分岐点の今、
気持ちをしたためておきたいなと思ったのでこれを書いています。

chatGPTが普及して

みなさま、やってますか。すごいですね…

インターネットが一般家庭に普及し始めた以来の衝撃とその速さに、
例に漏れず驚愕する毎日を送っています。
私が今触れられる情報の、きっと数億倍の想像力と未来が
多くの方の頭に生まれている今なのだと想像しています。
冬にはchatGPT5.0が登場とのことで、本気かな?

権利関係や制度、セキュリティなど
メディアに取り上げられる以上の多くの課題がありつつも、
100万人ユーザーのいる日本に来訪し
日本語資料を準備したopenAIが、
今後どんな視点で日本を見るのか…
個人的には大変気になるところです。
▼「ものづくり」に言及していますね

私の仕事(ディレクション/ブランドデザイン)としては、
基本的にはAIと共存しながら、
その先のクリエイティビティを追求したい気持ちです。
かつてより、デジタルによる効率・省力化の先に発揮できるのが本来のクリエイティブにの形だと考えてきたので、ついにその時代が見えてきたのか…と眺めています(※そこで自分が活躍できるかどうかの話は置いておきます)。

たとえばAIが医療に発揮する力は、私が想像するだけでも相当大きいです。実現はどのくらい先かわかりませんが、「GPU」開発企業であるNDIDIAのCEOの基調講演で、ゲノム解析の偉業を達成した際の説明がされています。世界2500億ドルの医療機器市場がこの方向性で変化する未来が来るということは…そういうことになるのでしょうか。
▼NDIDIAのCEOの基調講演

AIができなくて人間にできること、それは
・好奇心を持つこと
・経験
・意思決定

だそうです。
有識者だけでなく、ChatGPTに聞いても
これに似た答えをよくもらいます。
ココに自分の生きてきた意味があると思っているので、
少しでも貢献していければと、これまでと変わらずに思っています。

これまでの15年間

これまでの15年間、
お声掛けいただいた皆様の事業や商品を
「お客様を虜にするデザイン」に落とし込む開発をしてきました。
最初のインタビュー(ヒアリング)に重きをおき、
商品や事業者様と歩みを共にしながら
「価値の発掘・発見・発信」のベストな方法を探り、
デザインに昇華するのが私の仕事スタイルです。

▼「株式会社コトリコ」という会社をやっています

具体的には地域の生産者さん、職人さんの販促物を始めとして、
・直売所のトータルデザイン
・企業様の展示会のトータルデザイン
・生産者プロジェクトのトータルデザインと広報
・中長期の商品や事業のブランド構築、デザイン戦略
・海外生産者のマーケティング、デザイン支援(モンゴル、南米)
・農水省事業のPR制作、主催セミナープロジェクト運営
・SNS・動画の戦略実行

など、多岐に渡った仕事をしてきています。
どれもクライアントの皆様と膝を突き合わせて開発した
最高にエキサイティングなデザインばかりです。
案件の大小はありますが、基本はすべて同じなため
どれも思い出が厚く、熱く語れる事業や商品ばかりです。
一度ご一緒した皆様の事業や商品の輝きを知っているので、
私個人としての生活面もとても豊かになったのは間違いありません。

ただ、ここ数年で
どうにもできない個人的な事情や環境変化と対峙し、
一度自分の足元を見直さざるを得なくなりました。
見直しに実際に取り組み始めて約5年ほど、
実務修正に2,3年ほどが掛かりました。
自分の不甲斐なさと社会の広さに、身が重い数年間でした。

相談を受けてくださった皆様、ありがとうございました。
ご理解いただいた皆様、ありがとうございました。
ご迷惑をおかけしてしまった皆様、申し訳ありません。

これから

どの15年とも違う4月を迎えています。

奇しくも
数年に渡った複数の事業が完了を迎え、
ChatGPTが社会に大革命を巻き起こしています。

社会構造と優先順位が変わろうとしている中、
私は、「お客様を虜にするデザイン」を
あらゆる角度から粛々と磨いておく所存です。




とりとめのない雑感を、
最後までお読みいただきありがとうございました。

AI生成画像でお別れです。

これでまだβ版です。
言葉を入れてタップしただけでこれらが生成されています。
ここには精度の良いものを並べていますが、もうほぼ見分けが付きません。
未来を創造するか、毛嫌いするか、むしろ価値が逆光するか。選択肢が多くあるのはとても良いことだと思います。社会がもっと良くなるといいね。

(ちなみにAdobeでは「Adobeコンテンツ認証情報」設定もできるようになっていました。事業者さんがた、「権利」がこれからもっと身近に、大きくなっていくので権利が発生する制作物などはちょっと気にしておくと良いかもです。その話はまたいつか…)


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