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いまどきの日本語教師が身につけたい自己プロデュース力

今日、一つのプライベート・レッスンが終わりました。学習者が日本に着任直後から退任するまでの3年4ヶ月。今朝が出社最終日、リモートでしたがレッスンの時間を作ってくれました。私がアメリカから帰国したのが3年半前、仕事復帰し、最初にお仕事をいただいた方なので、とても寂しいです。

さて、今日は私が採用されたきっかけになったレジュメのお話をします。

当時、採用担当の方は日本人で、日本の履歴書しか必要ないと言われたのですが、学習者は外国人ですからね。しれっと英文レジュメも一緒に添付。先日も同じ会社からお仕事の依頼がありましたが、この時出した英文レジュメがメールに添付されていました。新規の学習者はそのレジュメを見てから、トライアルレッスンを依頼してくれているようなので、図々しさ(いや、機転)が功を奏したと言えるのではないでしょうか。


英文レジュメを作ってみよう!

ということで、何があるかわかりません。欧米系の学習者をターゲットに売り込みたいのであれば、事前にしっかりとした英語のレジュメを作っておくことをオススメします。考えた時間も含め、絶対に無駄ではありません。

といっても、どこからどう着手すればいいのかわからないですよね。

まずは、resume, template, teacher, cover letterなどといった検索ワードでサーチしてみてください。いろんなテンプレートがでてきます。そのやり方に沿って、作成していくとよいでしょう。構成や文言はもちろん、配置や文字の種類など見やすさの工夫も含めて参考にしてみてください。

また、英語でどう言えばいいのかわからないという場合は、DeepLがおすすめです。非常に高度な翻訳ツールで、自然で正確な英語にしてくれます。その文が正しいかどうか判断する程度の英語力は必要ですが、とても参考になると思います。さらに、私は文法ミスやスペルミスを確認をするためにgrammarlyを使います。言語を取り扱う者としては最低限のマナーですね。

自分を魅力的に見せる写真

もし写真を添付する場合は、運転免許やパスポートのような写真ではなく、ぜひ笑顔がステキなものを!これ、とっても大切なこと!!

なかなか笑顔の写真って撮るのが難しいんですけどね…。私も超超超苦手。でも、写真の印象で損をしてしまうのはもったいないので、ここは何枚も撮って厳選された1枚を。ちなみに、私はスマホで自撮りです。そして、多少の修正はマストかと。あれ、実物と違うかも〜と思われても気にしない、気にしない。鋼のハートでいきましょう。笑

最近はオンライン・レッスンのWebページなどでプロフィールや写真などを載せる機会があります。レジュメとは書き方が異なりますが、やはりここが入り口。外国人を相手にビジネスをするときにはグローバル・スタンダードで。どんなにすばらしいレッスンが提供できても、学習者に選んでもらわなければ、お仕事につながりませんからね。

自分を魅力的に見せるプロフィール

先日レッスンで学習者との雑談。日本人の履歴書って色々おかしいと、彼らが日本人の採用活動をしたときの話をしてくれました。そうしたら、まわりの学習者もそうそうと…。

日本には日本式のプロセスやスタイルがあるかもしれないけれど、卒業した中学などはどうでもいい情報で、それよりもどこでどんな仕事をしてきたか、どんなスキルがあるか、得意分野は何かなどを知りたいと言っていました。つまり、力を入れるべきところは職務経歴の部分です。

これって日本語教師も同じですよね。欧米系の学習者や企業をターゲットにお仕事をしたい、オンラインでお仕事したいということであれば、それ相応のアプローチがあります。オンラインでお仕事したいなら、italki, Preplyなどのプラットフォームで自分が生徒の立場になって外国語の先生を選んでみてください。目に止まった人のプロフィールを参考にするのも手です。

日本語教師も自己プロデュース力が問われる時代。魅力的なプロフィール&写真で選ばれる日本語教師になりたいですね。どこで働くかによっても異なるかもしれませんが、もしあなたがフリーランスの日本語教師ならやってみない手はありません。ぜひお試しあれ!


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現在、Coto ではオンライン(1-on-1/group)で日本語教師を募集しています。学習者は日本国内はもとより、世界各国から受講されています。ICT化が進む日本語教育業界でオンライン講師として活躍したい方、大歓迎です。


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