ゆり★Web&教育&PTA副会長

23区内公立学校PTA副会長。教育行政にもかかわっていたり。 発達グレーの娘と、朝起き…

ゆり★Web&教育&PTA副会長

23区内公立学校PTA副会長。教育行政にもかかわっていたり。 発達グレーの娘と、朝起きられない息子と、受験生を抱えてあっぷっぷ。 Web制作歴25年のインターネット老人会所属の薬剤師。 マーケ、ライター、デザイン、フロントエンドまでWeb周りのことはたいていなんでもやります。

最近の記事

不登校で一番支援が必要なのは保護者だと思う

某SNSで、「母親に怒鳴られながら引きずられて、学校の廊下で泣き叫ぶ児童を見かけた」という投稿を目にして、そのお母さんの気持ちがめちゃくちゃ良くわかってしまって泣きそうになりました。お母さんも泣いていたんじゃないかなぁ。 不登校のお子さんを持つお母さんのお話を聞いていると、「子どもと一緒に死んでしまいたい」とか、「朝目覚めなければいいのにって毎日思う」なんていう言葉が良く出てきます。 特に、まじめで一生懸命子どもに寄り添おうとしている方ほど、追い詰められている印象。子ども

    • PTAイベントの実行委員を任意で募ったら60人以上集まった話。

      今年度のPTA運営で、タイトルのように役員一同驚愕することが起こったので、PTAを任意で運営しようとしている方に参考になるかな?と、記事にしてみます。 PTA改革してる方は、日本全国みんな仲間やで~。 昨年からうちの学校では、PTAのスリム化&ボランティア化を進めているのですが、「PTA主催イベント」を実行する負荷が本部役員にまるっとかかっていた件を、「全部任意にして、やる人いなければやめたらいいじゃん」という思い切った決断をしました。 (単純に本部役員に限界がきました。

      • その「ひと言」が子どもを追い詰める

        先生が何気なくかけたひと言が、子どもを学校に行けなくしてしまう。 そんな事例を最近よく耳にします。 責められる必要がないのに責められる 「注意をすると、聞いてほしい子には何も響かないのに、もともと注意を聞く必要がない子ほど深く深く気にしてしまう」というのは、教育現場だけではなく、なんなら大人に対してでも良くある話ですよね。 学校にはなぜか「連帯責任」が好きな先生が多いです。 一人の子の悪さで、クラス全員が一時間怒られる。とくに中学校ではよく見る光景ですよね。 でもこれ

        • 不登校への対応は「学校へ行かなくていいよ」だけが本当に最適解なのか?

          先日、不登校対策について会議がありまして、行政の対応はどこへ向かっているのか?と、ちょっと思うところがあったのでまとめてみます。 実はうちの息子も、今年の2学期後半から、朝学校へ行けなくなりました。正確には、突然病的なまでに起きられなくなってしまった感じで、どれだけ前日に早く寝ようが、本人が数ヶ月前から楽しみにしていた大切な日だろうが、とにかく起きるのが一苦労。 だいたい、9時過ぎくらいになると少し目が覚めてきて、10時くらいまでには何とか行ける状態になってきます。 担任

        不登校で一番支援が必要なのは保護者だと思う

          スクールカウンセラーさんがコロコロ変わってしまう件。

          都費カウンセラーの再任用の件で、日本公認心理師協会が声明を出してました。 都内の学校に配属されてくる東京都採用のカウンセラーさんは、基本的に一年ごとの契約で、いつ切られるかわからないんですよね。 私が今年一年お世話になっていたカウンセラーさんも、「来年度はいられるかどうかわからないんです。私はこのままいたいんですけど…すみません」とおっしゃっていました。 ちなみに、今年度新しく配属されてきた方です。 「子どもたちが安心して学校生活を送ることができるために、 SCの雇用形

          スクールカウンセラーさんがコロコロ変わってしまう件。

          非会員が増えることへの対応2「学校とのガチンコ討論」

          その1はこちらからどうぞ↓ PTAをボランティア組織に変えていくときに、一番問題になるのは「学校の行事に必要な保護者の手をどこから確保するのか」ということ。 個人的には「全部なくしちゃえばいいじゃん」と思わなくもないのですが、「保護者のお手伝いがないのであれば、受付や保護者対応できる人がいないので学校公開やめます」とか、「運動会や文化祭に受付や見回りがいなくて、不審者が入る危険性が増えるので保護者も入れないようにします」とか、「人が足りないのでイベント授業はやめます」とか

          非会員が増えることへの対応2「学校とのガチンコ討論」

          「寄り添うこと」新入生説明会でPTAの説明をしてきました。

          おそらく全保護者がピリピリし始める時期がやってまいりましたね。 PTAの役員やら係やらを決める学校がちらほら出てきます。 ただ本当に、新入生説明会で強引に役員や係を決めるのは悪手だと思います。 何もわからない保護者を捕まえる騙し打ちみたいなやり方は禍根を生むし、そんな風にして無理やり役に付いたとしても、前向きには参加できません。 前向きじゃない人があつまると、組織自体がネガティブな空気に包まれます。 ネガティブな空気は、ネガティブな感情を生み、愚痴や嫌がらせが蔓延するブラ

          「寄り添うこと」新入生説明会でPTAの説明をしてきました。

          非会員が増えることへの対応1「記念品廃止」

          毎年PTA会費から、卒業記念品とか、卒業証書のケースやら胸に付けるお花やらをプレゼントしていたのですが、任意加入にするにあたって来年度以降廃止を検討中です。 恐らく加入者が半数を切ってくるとすると、とてもじゃないけど1人あたり数千円のものを会員だけが負担するのは無理が出てきます。 これ、よく実費負担を非会員保護者に請求して炎上する案件ですよね。 そもそもPTAからのプレゼントは自分の子に向けてではなく学校に対して渡すもので、所属する生徒数の贈呈になるので、個人に実費負担さ

          非会員が増えることへの対応1「記念品廃止」

          PTAを完全ボランティア化するとどうなるのか?

          PTAは任意団体なので加入は任意です。入らなくても子どもが不利益を被ることはありません。 …これは、毎回うちのPTAでアナウンスしている内容なのですが、まあ、ボチボチ非会員の方は増加傾向です。 確かに加入したい人だけが集まってお金を出し合って、働きたい人が働けばいいのは間違いありません。 ということで、今年度うちのPTAは多くのPTAイベントを完全ボランティア制に振り切りました。 それまでは年度初めの保護者会で、PTAのイベント(校庭開放とか、おまつりとか…)の一日お手

          PTAを完全ボランティア化するとどうなるのか?

          PTAって悪の組織?

          今年度からPTA本部役員やってるわけでして、次年度の新入生向けの資料を作る過程で、「みんななんでそんなにPTA嫌かね?」ということが気になって調べてました。 違法PTAとか、強制加入とかブラックPTAとかいろいろ出てきて、当然ながら問題も色々あるんですが、一種「PTAアレルギー」みたいなものも感じました。 私も数年前までは、地域の子育て支援ボランティアを10年もやってきていながら、「PTAだけは手を出しちゃなんねぇ!」と幼稚園から小学校、中学校と最低限の関わりだけで逃げる

          リアル開催ワークショップのためのWEB集客はじめの一歩

          ・好きなことでプラスの収入を…と思って資格をとったのに、いざワークショップを開催しようとしたらお客様が集まらない。 ・参加したらきっと楽しんでもらえるはずなのに、最初の一回になかなか参加してもらうことができない。 ・価格を下げて下げて…無料にしたのに、それでも満席にならない。 その理由の一つは、間違いなくワークショップのための集客の手段を知らないせいです。 集客の手段がなければ、あなたがワークショップをしていることすらお知らせすることができません。開催されていることを知らな

          有料
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          リアル開催ワークショップのためのWEB集客はじめの一歩

          ChatGPTを子育てに役立てる話

          最近、AIが色々話題でAIイラストやらAI文章やらと騒がれているものの、あまり自分たちには関係ないなぁと思いがちな母たち向け。 今回は、子育てに追われる母たちにも、案外役に立つよ~みたいなお話をしていきます。 ChatGPT(https://openai.com/blog/chatgpt/)は、このアドレスからサインインすればだれでもすぐに使えます。 使い方に関しては、「ChatGPT 使い方」とかで検索すればすぐにたくさん解説サイトが出てくるので、ここでは省略。 見た目

          ChatGPTを子育てに役立てる話

          2021年のインフルエンザ予防接種

          ぼちぼち色んなクリニックで予約が開始されたので、薬剤師ママとして、知り合い各位から「今年って打った方がいいの?」と聞かれるようになりました。 というわけで今年のインフル予防接種は受けるべきか否かについて個人的な見解です。 結論から言うと、我が家は既に子供3人分予約済みです。 論点は多分こんな感じ。 去年流行らなかったからいらないんじゃ? コロナの予防でマスク手洗いしてるから大丈夫? 小6以上の子の場合、コロナ接種しちゃったから打てない? 去年流行らなかったからいらな

          2021年のインフルエンザ予防接種

          Zoomとリアルのハイブリッド説明会をやってみた備忘録

          たまには技術的なこと(という程でも無いメモ)を。 また次回自分が使う時用のメモですが、もしかしたら誰かの役に立つかも? 立たないかも? ■前提 某大会議室で説明会を開催。 リアルで参加される方も、Zoomで参加される方も半々くらい。 会議室は大きいので、現場はマイク必須。 Zoomのホストも現場で行う。 プロジェクターでZoom画面を映しつつ、時には資料の画面共有もあり。 参加者にも発言してもらうため、固定カメラ、固定マイクは不可。 ■必要だったもの パソコン2台以上 プ

          Zoomとリアルのハイブリッド説明会をやってみた備忘録

          ママとパパとのスケジュール共有はやっぱりGoogleカレンダーがいいかもしれないという話

          「今日の夜は私も予定あるって言ったでしょ!」 「聞いてないよそんなの!」 みたいな言い争い、誰でも一度はしたことがあるのでは……。 最近男児と女児を見ていて思うのですが、男子って本当に「聞いてない」んですよ。…というより「聞こえてない」。 耳には入っているけど、通り過ぎて何も残っていない。 女子の考え方だと「忘れてる」か「ごまかしてる」なんですが、男子はそもそも「届いてない」ことがマジであります。 特に、テレビ見てるときとか、ゲームしてるときとかに話しかけたらまずこうなる

          ママとパパとのスケジュール共有はやっぱりGoogleカレンダーがいいかもしれないという話

          落とし穴は案外目の前にあるのかもしれない

          多分、誰でも自分は絶対騙されないと言えない事件。 大切な人が大きな病気をして、医療に不安を感じている時に、「その治療は間違ってる。こうすれば完治する」と言われて、心が揺れない人はいないと思うのです。 そう考えると、もしかしたらこの事件の一因は、きちんと患者家族と信頼関係を作れなかった病院側にもあるのかもしれませんね。 2015年の事件ですが、ようやく最高裁判決。 両親は子供のためを思って、この被告に頼ったはずなので、なんともやり切れない事件です。 この判決で少しでもトン

          落とし穴は案外目の前にあるのかもしれない