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"特定技能 4分野追加検討" でトラック運転手不足解消? (朝日新聞 1/28(日) 1面)


記事概要

1/28の朝日新聞 1面に特定技能の追加検討の記事がでました。
4分野が特定技能の追加として検討されているようです。
2019年の制度創設後、初めての追加となります。

対象と想定職種は以下となります。
「自動車運送」:バス、タクシー、トラックの運転手
「鉄道」   :運転士、車掌、駅係員、車両製造
「林業」   :育林
「木材産業」 :木材加工

そもそも特定技能とは?については、こちらを参照ください。
今日の記事では、特に「自動車運送業」の内容となります。

トラックドライバー不足は解消される?

自動車運送業は24年4月に残業時間の上限が規制されて物流が滞る、
「2024年問題」があり、今まで以上にドライバー不足が指摘されています。
今回の特定技能の追加で解消へ向かうのでしょうか!?

運送業界の人手不足の主な原因は、「低賃金」「劣悪な労働環境」のようです。そのため、この原因が解消されない限りは一時的に人員が雇用されても、すぐにやめてしまい問題解決にならない可能性が高いと考えます。

実際に、ヤマト運輸と王子マテリアが運送事業者へ不当要求が行われていて、国交省から勧告が出たというニュースも出ています。
きっと氷山の一角でしょう。
外国人の方が特定技能で働き出したものの、就労環境の悪さの影響で日本に嫌気が差し、日本を離れる外国人の方が出ないかの方がよっぽど個人的に心配です。

タクシードライバー不足は解消される?

タクシードライバーをするには「2種免許」が必要になります。
「1種免許」の学科試験は現在、20言語に対応していますが、
「2種免許」の学科試験は日本語のみです。
昨年末にようやく20言語の問題例を作成した、という記事が出ていました。

これで、少しだけ、日本で働くハードルが下がったかもしれません。
ちなみに、普通2種と大型2種を持つ人88万536人(2023年末時点)のうち、外国籍の人は5189人で、1%にも満たない状況です。

コンビニは?

特定技能の追加に伴い、コンビニも追加されると考えていましたが、
今回の検討には入っていませんでした。
周りのコンビニに、外国人の方よく働いていますよね?
留学生が学校や大学に通いながらアルバイトをしていることが多いのですが、特定技能があればコンビニ業界の志望の学生にとっても、人手不足のコンビニ業界にとってもよいと思ったのですが、特定技能の追加はまた次回になりそうですね。

ちなみに、2018年時点の古いデータとはなりますが、
約55,300人の外国人の方がコンビニで働いていたようです。(データ元)

さいごに

今日は特定技能の追加検討の記事について記載しました。

人手不足の根本原因(働く環境の改善)を解消してから、ぜひ外国人の方々にも働いてもらいたいですね。

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