林 花江

🌸企業内カウンセラー🌸             カウンセラー歴約20年、人事歴約15年…

林 花江

🌸企業内カウンセラー🌸             カウンセラー歴約20年、人事歴約15年。           簡潔に、メンタル疾患の予防策や再発防止策などを発信しています。 詳しくは、別ブログに綴っております。https://mentalcounsellor.com/

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はじめまして。

カウンセラーの林 花江と申します(自己紹介) カウンセラーになって、 もうすぐ20年。 社内の従業員の方々を対象に 500名以上の方々に カウンセリングをしてきました。 また、人事として 休職者や復職者の方の サポートもしてきました。 復職いただけた方は80名以上、 様々な事情で、 そのまま退職された方も含めると 100名以上の方をサポートしてきました。 人生の岐路に関わらせていただいた経験と より生きやすく、 豊かな人生を歩んでいただくお手伝いで得た知識を 社内だ

    • 肩こりがひどいんだが

      社会人の半数が 腰痛に悩まされているそうですね。 中には、 座っていられない程の 痛みを伴う人もいるとか。 頭痛・肩こり・腰痛などは よく聞く社会人の悩みですが、 そのためにしているのは マッサージとか整体とか・・・ それはストレスが原因だとは 認識していない日本人が 多過ぎる気がします。 いや、一時しのぎにはなるし それが気持ちいいのは良いんですけど 結局またぶり返したり、 いつまでたっても良くならない むしろ悪化しているなら ちょっと他の解決方法も 考えてみませんか?

      • うつ病になる、って異常ですか?

        精神疾患患者を異常者扱いする人を見かけますが、 とても悲しいことですね。 そこまででなくても、 罹患者に対して、 どう対応すれば良いか分からないとか、 腫れ物に触るように距離をおかれたら、 やはり悲しいな、と思います。 そもそも、精神疾患になる割合をご存知でしょうか。 うつ病や気分障害などを含め、 一生のうちに一度でもかかる人の割合は、 18.6%(※)と言われています。 およそ18~19人に一人という計算ですが、 これは医療機関を受診した人の割合であり、 実際には、もっ

        • 休職中の連休って、逆にツラい。

          休職中は、 在職している人と 自分を比べて、 辛く感じる方もいらっしゃいます。 普通に仕事している人は、 朝は、 決まった時間に出社し、 少なくとも定時まで バリバリ仕事して、 世の中の役に立っている・・・。 その分、休日は プライベートを充実させて、 稼いだ給料を使って、 少なくとも自分よりは 有意義な人生を 送っているのではないか・・・。 そんな風に感じる方も いらっしゃると思います。 現実として、 そのような人達ばかりでは ないということは 頭のどこかでは分かって

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        はじめまして。

          え? すぐ復職できるんじゃないの?

          自分の会社の 復職プロセスは ご存知でしょうか? 休職する時は、 基本的には(※) 診断書ひとつで 休職し始めることができたのに、 復職となると、 いろいろな証明だったり、 審査のようなものが必要になったりします。 (※会社によっては 会社独自の休職申請書などを 提出するように言われることもあります。) 復職する場合、 ほとんどの会社で必要とされるのは 下記3つです。 ①主治医の復職許可の診断書 ②産業医の復職許可の診断書 ③会社(人事)の復職許可 休職する時は、 ①

          え? すぐ復職できるんじゃないの?

          休職中の通院、やめないで!

          休職中というのは、 療養に専念する期間ですから、 基本的に家にこもりがちな生活になります。 そんな状態だと、 通院が億劫になる気持ちも 理解できます。 そうでなくても、 通院というのは、 面倒に感じやすいものです。 外出するために、 身なりを整えたり、 長い時間、 待合いで待たされたり・・・ 一方で診察時間は 数分で終わったり、 なかなか行く意味を 見出せない人も いるかもしれませんね。 でも、 休職中は、 この受診が 「療養が必要だ」と判断される 唯一の手段となること

          休職中の通院、やめないで!

          休職したのは、私が原因だって言うの?!

          メンタル疾患を患ったり、 休職の理由として、 周囲の環境が 原因となっているケースは多いです。 そんな人に、 是非やっていただきたいことの一つが、 周囲の環境に関する 認識の見直しです。 具体的には、 「自分で変えられることかどうか」 を、今一度、考えてみてほしいのです。 このように申し上げると 「私が悪いって言うの?!」と 仰る方もおられるのですが、 良い・悪いで申し上げているのではありません。 「誰が悪い」ということではなく、 この環境を作り上げている一因として、

          休職したのは、私が原因だって言うの?!

          休職?…もう転職しちゃいたい。

          メンタルヘルス疾患で休職する際、 転職も考える人がいます。 なかには、 休職するくらいなら、転職しよう という人も 少なくありません。 今日は、 カウンセラー視点から見た そのような人への アドバイスをお伝えします。 一元的な結論から言うと、 メンタル疾患で治療している間は、 転職はお勧めしません。 なぜなら、 メンタル疾患を患っている間は、 判断力が鈍り、 また、判断するという行為そのものが、 ストレス度を上げてしまうからです。 人生は、 選択することの連続ですから

          休職?…もう転職しちゃいたい。

          復職ドキドキ・・・②

          復職直後に心掛けていただきたいこととして、 「信頼の回復」が大切だと思っています。 決して、休職=信頼できない人とは思いませんが、 「もしかしたら、またすぐ休んじゃうかも」とか 「重要な仕事は任せられないな」と思われているかもしれません。 もちろん、 復職してすぐに、 会社の命運を握るようなプロジェクトを任せられるような 大きなストレスは避けた方が良いでしょうが、 少なくとも、 ひとりの人間として、 周囲から信頼されるような人に戻りたいですよね。 信頼回復の一つの手立てと

          復職ドキドキ・・・②

          復職ドキドキ…①

          復職する時は、とても不安ですよね。 「職場の同僚・上司からは、 どう思われてるんだろう?」 「どんな顔して会えばいいんだろう?」 「自分にできることは何だろう?」 「また再発せずに 働き続けることができるだろうか?」 そんな考えが、 頭の中を巡ります。 突然、自分の都合で、 仕事を放り投げてしまったことに対して、 職場の同僚や上司への 引け目や負い目を感じます。 仕事が大変なのは、皆同じ・・・さらに言えば、 自分よりも大変な思いをしながらも 頑張り続けている同僚や上司もいる

          復職ドキドキ…①

          私って、どうしてこんななんだろ・・・

          カウンセリングをしていると、 お悩みの根底に、 「自己肯定感」の低さがある、と 感じることが、少なくありません。 最近では、 この「自己肯定感」という言葉も かなり一般的に聞かれるようになりましたが、 改めて、 「自己肯定感」とは何か、 考えてみたいと思います。 これは簡潔に言うと、 自分を肯定する感覚です。 「私は私のままで良い」と、 自分が感じているかどうか、 考えてみてください。 逆に、 「自己肯定感」が低い人に見られる 考え方の特徴の一つとして、 「〇〇ではない

          私って、どうしてこんななんだろ・・・

          どうして朝から仕事しないといけないんだろ

          体調がしんどい時でも、 「午後だけなら仕事できそう」と 思える時があります。 どうして 朝から出社しないといけないのか、 そのルールが 厳しく感じられますよね。 でも実は、 『生活リズム』というのは、 復職可否の判断基準2つのうちの1つです。 (※もう1つは、『再発防止策の立案』です。) “早寝早起”と言うと、 「なんだ、そんなことか」と思われるかもしれませんが、 睡眠を始めとした 『基本的な生活リズム』は、 社会人としての基本であり、 「決まった時間に、決まった行動がで

          どうして朝から仕事しないといけないんだろ

          どうしてメンタル疾患になるんだろ…

          メンタルヘルス疾患の原因は、 実を言うと、 まだ完全には 解明されていません。 ただ、 脳内物質の分泌量が 通常とは変化していることが 最近になって分かってきました。 そして、 その変化のきっかけとして、 ストレスが関係しているらしい、 ということが、 分かってきたところです。 でも、 実際のところ、 ストレスがあっても 分泌量が変わらない人もいるし、 逆に、 ストレスがなくても、 分泌量が変わる人もいます。 なので、 はっきりと、 その原因が分かっていない、 という

          どうしてメンタル疾患になるんだろ…

          うつ病で休んだら、有休休暇を消化させられた

          うつ病などの傷病で仕事を休む場合には、 主に2つの休み方があります。 1つは“有休(有給休暇)”、 もう1つが“欠勤(無給休暇)”です。 ※他にも、特定の感染症などで、 会社から休みを“指示”される場合や、  業務上の災害で傷病を負った場合の “特別休暇がありますが、 特殊なケースなので、ここでは省きます。 “有休”は、 会社が定めた日数の制限がありますが、 もしまだ“有休”が残っていた場合には、 傷病で休む時、 “有休”を使うか、 “欠勤”とするかは、 従業員が自由意志で

          うつ病で休んだら、有休休暇を消化させられた

          相談先によって違うこと

          今日は、 職場の悩みについて、 相談したいけど 誰に相談したら良いか 分からない、 という時の相談先について、 お伝えしたいと思います。 働いている場合の相談先は、 ①社内 ②社外 の大きく二つに分かれると思います。 ①社内の相談窓口 社内カウンセラーや社内産業医・保健師など、 相談窓口が設けられていることがあります。 ただ、ハラスメント相談窓口は、 法令により設置が義務付けられましたが、 心の悩みについては、任意となっているため、 実際として人事が相談を受けているかも

          相談先によって違うこと

          休職中だし、旅行しても良いよね?

          これまで長く、 人事で休職者を サポートしてきた身として、 また、心理カウンセラーとして、 休職中に旅行する場合、 注意することをお伝えします。 休職されてきた方の中には 有休をほとんど取ったことがない、 長期の連休を取ったことがない、 という方も いらっしゃるかもしれません。 そうでなくても、 突然の休職で、 時間を持て余してしまい、 毎日、ただ時間を無駄に過ごすくらいなら、 何か有意義に時間を使った方が 良いのではないか、 ということで、 旅行しようという方も 中には

          休職中だし、旅行しても良いよね?