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香りでイメージを変えるべく…

私と配偶者は毎日のように香水を使っている。
その理由は「イメージ付け」だ。その為に色々な香水を試してきた。ジョーマローンの香水(コロンと表記されているがあれは完全に香水だと思う)のピオニーアンドブラックスエードは「出来るオンナ」といった感じでちょっと強い女感が出てしまう。香りは凄く蠱惑的なのだがそのイメージと私はだいぶ乖離していた。

次はイソップのタシット。ウッディで良い。お香っぽさがある。なのだが、ちょっと私が陰鬱な人間に見える気がして止めてしまった。香り自体はとても良いのに私のキャラクターにマッチしないのだ。そして出会ったのが「ノーズショップ」だ。色んな香水がある。

最初はちょっと噂だったメゾンマティンの「プンプン」を購入した。

プンプン/あるがまま

あるがままというフレーズが気に入り購入した。自分らしくあるがままにいる私らしく…と。これが大当たりしたのだが、私はメゾンマティンを更に追求したくなった。なんと日本をイメージした香りとパッケージデザインの香水があったのだ。

あらしのうみ
これは日本のアーティストさんが描いたイラストと日本をイメージした香り。名前に反して甘く優しい穏やかな香りで、メゾンマティンは性別も問わない素敵な香水ばかり。その中でも一等気に入ったのがあらしのうみだった

左があらしのうみ・右がプンプン/あるがまま

プンプンはあらしのうみより若い香り。フレッシュで活き活きとしている。生命力の強さを感じる。私はこうなりたいと思うのでプンプンも愛用している。自分のなりたいイメージに合っている香水は使って行こうと思っている。

香水選びは昔から大好きで、自分に合った香水はずっとリピートしがちだ。実は私は中学からずっと「ボディショップ」の「アナーニャ」という香水を愛用してきたのだが、ある時から限定発売に変わってしまった。限定発売の時に買いだめしてなんとか繋いでいたが、ついに絶販になったようだ…一部の香料が入手困難になったらしい。可憐で少女のような甘くスパイシーな香りが……。

自分らしい香りを探すきっかけはアナーニャの廃盤だった。

そして、更に気分転換になる素敵な香水に出会った。
ニシャネのウーロンチャだ。シトラスの爽快感と烏龍茶の香りが爽やかで、鼻が疲れないと有名な香水だと後から知って納得した。ニシャネのウーロンチャは特別な存在で「自分が楽しむ為」の香りだ。寝香水にピッタリで愛用している。この香りは不思議とボトルから嗅ぐとアールグレイのような香りがする日がある。

そして、行き着いたのが
ETAT LIBRE d'ORANGE(オレンジ自由国)の
I AM TRASH (ゴミの花)だった。

「ゴミの花」という名前なのに、あらゆる果物等の絞りカスから、アップサイクルという技法で新しく作られた香り。名前とは裏腹にジューシーな果物の香りとどこかスモーキーというか、オリエンタルな香りもしてくる不思議な香水。ついストックも買ってしまった程だ。

嗅覚は記憶に強く作用するので、香りはとても大切。だからこそよくある香水の方が街中でふっと香った時に誰かを思い出すものだが、私の場合は香りからイメージを抱いて貰う為に香水を買っている。あまり人と被らないかもしれないが、それでもイメージの為の香水は大切にしている。できる限り個性的で、でもクセはあまりなく…それが私の愛用の香水だ。

配偶者が今日も帰宅した際に「玄関からもう良い香りがしていたよ」と言っていた。そんなにたくさん付けていないのに…ちょっと嬉しかった。朝はリビングで配偶者の愛用しているルクヴォンの「サイガ」の香りがする。甘く爽やかなのにヴィーガン処方なのでアニマリックな香りがしないので朝に向いている香りだなぁと思う。

配偶者愛用のルクヴォン「サイガ」

白い花々の香りがする。フェミニンな香りは男性にこそ似合う気がしてならない。配偶者は次はメゾンマティンのプンプン/あるがままを使いたいらしい。配偶者の優しいイメージにどちらの香りも合っていると思う。

香りで自分のイメージを作り出す事はとても大切。勿論、香水は付けすぎ厳禁だが、我が家はルームフレグランスは使わず自分の香りを楽しんでいる。それが香水を「買ったわけ」なのだ。

#買ったわけ

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