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Go to Eatをまたしてほしい話


自分の家は回転寿司に行かない。なぜなら父親が回転寿司を嫌っているから。
しかし、Go to Eatの時は別だった。あれは楽しかった。
そんな思い出話をしようと思う。

Go to Eatキャンペーンは、国が主導しておこなわれた、簡単に言うと「外食したらポイント付けるから経済回してくれ!」のことだ。最大付与ポイントは1人あたり1000ポイントで、このポイントは次の食事で使える。
例えば、1人で1000円食べたら、1000ポイントがもらえるから、次の食事の1000円分はタダ。次の食事で1000円食べて全額ポイントで払えば、そのときの会計はタダになり、さらに1000ポイントが入る。というすごいシステムだ。

それで自分の家は回転寿司へ行った。父親以外の家族の強い希望と、近くでGo to Eatをやっている店が回転寿司しかなかったからだ。父親は渋々承諾した。

自分の家は5人家族で、その日は5000円をギリギリ超すように食べた。次の日も回転寿司だった。会計は5038円。5000ポイントを使い、差額の38円を払う。つまり食事代は1人7.6円。1回目の会計を合わせても(1000+7.6)÷2=503.8円。1人あたり503.8円で寿司が20皿食べられる。

回数を重ねるごとに1人あたりの総額は安くなっていく。自分たちは週4のペースで足しげく通った。

5060
5038
5038
5057
5122

過去の写真を確認しただけでも5回は行っていた。レシートの写真を削除していたのでもう少し行っていたと思う。

5回で使った総額は、5255円。1人あたり1051円。1回の1人あたりの金額だと、210.2円。

つまり、210.2円で(100円の皿を)50皿ほど食べたということだ。最高か……?

それに伴って家計も潤った。日々の食事が豪華(回転寿司だから)になっただけではなく、他の食事でも良い肉が出てくるようになったし、ジュースやお菓子類のストックが増えた。お腹も満たされたので、精神のゆとりも持てた。

回転寿司の嫌いな父親は、出汁が上手いとうどんを食べていた。貝しか食べない弟と、海老しか食べない妹と、いつもは絶対に頼まない高めの寿司やデザートを頼める母親と自分。最高に楽しく、精神にゆとりがあり、経済を回していた。

次に同じキャンペーンがあれば、絶対に参加するのでもう1回してほしい。
貧困家庭は回転寿司で好きなものが食べられない。そもそも外食に行けない。そういった人をも救済するよいキャンペーンだったなと自分は思っている。

Go to Eat、もう1回しないかな……。国民1人あたり
10万円配布ももう1回してほしいし、子育て給付金も欲しいし、高等教育は無償化してほしい。なんにせよお金が欲しい。お金があれば必ず経済を回す自信がある。おかねほしい。

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