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ヘルペスになりました。

「眼性のヘルペスでしょうね」。
2週間前に近所の眼科医に診断されました。

始まりは3週間前。眼が赤い。ヒリヒリと痛む。涙も自然と出てくる。
とはいえ、こういった症状は寝て起きてを3日くらい繰り返すと、自然と治っていく事が多いのですが、今回はそうでもないぞ。。。

ずっと赤いし、むしろ日を負うごとに悪化している気がする。
そんな理由で、病院に行ってみたところ診断されたのが上記でした。

正式名称「単純ヘルペス角膜炎」

ちなみに正式名称は「単純ヘルペス角膜炎」だそう。
曰く、ヘルペスウイルスに一度感染すると、体内にそれが潜み、疲れなどで抵抗力が落ちると再活性化する。それが口の周り、目の周りなどに症状を出現させるそうです。今回の私の場合は、眼球に出たわけです。

確かに、目がゴロゴロする、ヒリヒリする、涙が出る、パソコンがチカチカする、、、困ったものです。生産性、ダダ下がりです。しかもどうやら、目薬を1日4回、眼球に軟膏(!)を1日4~5回塗らないといけないそう。いや、流石にそんなにたくさんできませんよ、と思いました。

「でもね、コレしつこいんですよ。症状が良くなったように見えても、薬をやめないでね」と言われました。・・・にも関わらず、バタバタして(という言い訳)で軟膏を塗るのなどを忘れていたら、案の定、悪化してきました。

ちょっと心配になって調べると、こんな風にネットに記載がありました。

感染症が再発した場合には、角膜への影響がより深刻になり、一時的または恒久的な視力障害が生じる可能性があります。単純ヘルペス角膜炎は、世界的に失明の主な原因となっています。

MSDマニュアル 家庭版

いや失明は恐ろしい。。。。ちゃんと塗ろう、と思いました。

遠くのゴジラより、首筋に爪を立てるカブトムシ

さて、今回の「(眼の)ヘルペス」に罹患しての教訓があります。
それが、かつて読んだギャグマンガで描かれていたあるシーン。

それは、ある男性の首筋にカブトムシがへばりついている(※カブトムシは力持ち。爪を立てられるとめっちゃくちゃ痛い)その奥の方で、ゴジラが大暴れしている、、、というシュールなシーンです。

要は、「遠くの大きなリスクより、近くちょっとした痛みのほうが気になる」という話を風刺的に描いてクスッとするというお話です。でも、実際そうなのですよね。目の前のちょっとした痛みとか不快感は、実に気になるものです。

そして、「眼のヘルペス」は、まさにコレ。

「今月下旬の研修の企画を、終えておかなければ」(=まだ遠くのゴジラ)
「明後日の仕事の準備、まだできていない」(=比較的近いゴジラ)

よりも、

「眼がいてえ・・・」(=首筋のカブトムシ)

ほうが気になるのです。
そして、それによって、仕事の生産性も下がります。
無視して突き進めればいいのですが、どうもそんな気持ちにならない。


P/PCバランスのお話

こうしたことはヘルペスだけではなく、他のことでもありそうですね。
腰が痛い、歯が痛い、花粉で眼が痒い、鼻が詰まって集中できない、、etc。

ベストセラーのビジネス書『7つの習慣』で、こんな話があります。

「P/PCバランス」と呼び、「Perfomance(成果)とPerfomance Capability(成果達成するための能力)のバランスを考えることが、中長期的に成果を出し続けるには重要だ」と述べました。

短期的に無理をすることは可能です。肉体を酷使し、寝ずに体を鞭打って”今”だけに力を注げば、おそらく短期的に成果をあげることは可能。ただし、それを続けると、何かしらの痛み(=首筋のカブトムシ?)が出現する可能性も高まりそうです。

こんなのが首筋についたら、仕事どころじゃない・・・

まとめ

私が別に無理をしているとは思いませんが、今回のヘルペスも、何かしらのメッセージと捉えると、健康や体のメンテナンスも今以上に考えようと思いました(確かにやや睡眠時間が短めだった気もします)。首筋のカブトムシがでっかくならないように、まずは、目薬と軟膏を休まず続けたいと思います。

<本日の名言>

人生にとって健康は目的ではない。しかし最初の条件なのである。

(武者小路実篤)

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