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「Body Battery」をマネジメントする

日々生活をし、働いていると、つくづく「健康がいちばん」と痛感します。

元気で活力がみなぎっているときと、疲れてしまい気持ちが暗くなっているときでは、当然ですがそのパフォーマンスも違ってきます。
何より、身体が元気なときは、単純なようですが、気持ちも明るく晴れやかになります。やっぱり心と身体は連動しているようにも思えます。

心を健康に保つにも、身体を大事。
そんなことをしばしば考える40オーバーの今日この頃。

その中で、私が愛用しているランニングウォッチGarminの機能が有用だなと思うようになりました。今日はこのお話を、皆様に少し共有させていただければと思います。ちょっとマニアックな話ですが、よろしければお付き合いください。

Garminウォッチとは

さて、Garminとは、優れたGPSナビゲーションシステムを備えているウェアラブルデバイスです。パッと見、スポーツ版スマートウォッチ。
 特徴は、アウトドア・スポーツ、フィットネス(ランニング、自転車、スイムなど)をはじめとするアクティビティを測定し、自分自身の肉体をマネジメントすることを可能にするデバイスです。心拍、睡眠、1日のステップ数、VO2MAX(最大酸素摂取量)、ランニング時の歩幅や、上下動など、非常に多くの機能がついています。100kmマラソンでも、1kmあたりのルートも、平均ペースも全部記録してくれます。

 私は8年くらい使っていますが、これなしでは、生活ができない(いいすぎ?)というくらい、自分の日々の生活に食い込んでいるデバイスです。

「Body Battery」という機能

そんなGarminにおいて、いつからか「Body Battery」という機能が装填されていることに気が付きました。説明を見ると、このように書かれています。

Body Batteryは、1日を通して変化するエネルギーレベルの推定値(0~100)を提示します。

Body Batteryは1日中消耗します。ストレスのようなネガティブな消耗は、さらに高速でBody Batteryを消耗させる可能性があります。アクティビティのようなポジティブな消耗は、Body Batteryの回復力を長時間維持するために役立ちます。ストレスを低く抑え、一日中アクティブな状態を維持することを目指してください。

Garmin説明より

ちなみに、私(紀藤)のある1日は開始63、終了時6でした。。

やや遅めに朝起きて、スタート時のBody Batteryは63(100がMAX)。その後、大学の兼任講師の仕事、そして夕方・夜までアポイントなど続いた1日を見てみると、段々とBody Batteryが消耗していき、最後には6となっています(5が最低)。

面白いもので、これは体感覚と近く、Body Batteryがゼロ(ここでは5)に近づく時間帯は、身体がぐっと重くなる気がします。気合で仕事を続けることもできるにはできるのですが、なかなか億劫。

 振り返ればこの日は、前日に睡眠を多くとれていたら良かったのですが、ままバタついてしまい睡眠が短くなりBody Batteryが回復しきらなかったのが敗因でした。

ある紀藤の1日

ちなみに、1週間単位で見ると、朝の時点で80近くまで回復するときもあれば、50くらいにしか回復しないときもありました。
 直近のGW中を見てみると、子どもと遊んだり、生活が普段とリズムが違っていたため、夜の睡眠が浅くなり、Body Batteryが回復しない毎日が続いていたようです。

1週間のBody Battery

 さらに、1ヶ月の履歴も見てみるとそのバイオリズムがより顕著に見えます。「ああ、気力が充実していたな」と思うときは、1日の終了時にBodyBatteryを使い尽くしていないようにも思われますし、「今週マジしんどかった」というときは、毎回BodyBattery枯渇状態で終わっている気がします。

健康管理も仕事のうち

これらを見て、ふと思い返すことがあります。それが20代の頃上司に言われた「健康管理も仕事のうち」という言葉です。

若かりし頃、同じく若手メンバーが揃っているチームで、前日飲みすぎてグロッキーになってるチームメンバーをみて、上司がいいました。「お前ら、前の日飲みすぎて今日使い物になりません、みたいな仕事するなよ。それも含めて仕事だろ」と言っていました。

本当にその通りです。仕事はBodyBatteryのグラフのように、地続きになっているものでもあります。なので、前日、1週間の流れの中で、睡眠の質や休息もマネジメントしながら、自分のBodyBatteryを高い状態に保つことは、仕事のパフォーマンス・マネジメントといっても過言ではないと思えます。

もちろん、BodyBatteryは自分の体感覚を測定する一つの目安でしかありません。こうした自分の身体の好不調にアンテナを立てることは大事だよね、ということです。

私事ですが、これから研修が多く続き、そして10日後には100kmマラソンがやってきます。この一連の中で自分の状態を高く維持し、そして100kmマラソンも完走することを考えると、一時期だけ無理をするというのは現実的でないと感じさせられます。

一つのシーズンで全体的な平均値の高いパフォーマンスを発揮できる野球選手のように、自分自身をマネジメントしていきたい、そのように感じた次第です。

最後までお読み頂き、ありがとうございました!

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