「Paseo de San Isidro」
パセオ デ サンイシドロ

メキシコ市から車で1時間ほどに位置する
メテペック地区の近隣の集落である
San BartolomeTlaltelulco(サンバルトロメ
トラテルルコ)にて伝統的であり宗教的に
重要なお祭りが年1回行われる。
農家の守護聖人「San Isidro」を祀り、
豊作を祈願する祭りである。

近隣住民は各踊りグループに属し踊りを
練習し、祭りの日に着用する衣装や
アクセサリーを製作する。
サンイシドロの肖像画に、参加者は、
種を使って農業をほのめかす祭壇画を
作ることに加えて
花、マシュマロ、穂軸にエンドウ豆の鞘、
唐辛子、トウモロコシなどの製品を飾る。

時代の変化と共に以前は参加が許可されなかった女性も踊りのグループの一員として認められ、
男性らは長いスカート、刺繡のある白いブラウス、またはフリルで飾られた白いブラウスに
身を包み、マスクやかつらを付けて踊り、
街を練り歩く。

写真家　小林誠一(Seiichi Kobayashi)：
各国の宗教文化、風習や習慣にフォーカスをし、撮影し続ける写真家（ドキュメンタリーフォトグラファー）。
殺人や麻薬組織同士の抗争などネガティブなイメージを持つメキシコ社会にあって信仰色の強い
独特なお祭りやマヤ文明から引き継がれるお祭りなど参加する人々の歓喜に酔い、舞う姿を映し出す。
Website: seiichikobayashils58.com