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占い師が「ギリシャ神話」を学ぶべき理由



今回はちょっと面倒くさい話です。
面倒な話が好きな人は、ぜひ! (射手座♐9ハウス民とかw


占星術の「太陽」の意味、理解してる?

西洋占星術に詳しいみなさんは、「太陽」が何を表しているか、既にご存知だと思います。

・自我
・個性
・意識
・生命力
・創造性
・本質
・輝き etc

ここで一回落ち着いて考えてみたいのですが、 これらの単語だけで「太陽が表すもの」を僕らは本当に理解できたのでしょうか?

当時、入門本を色々読んだ僕の感覚として、「太陽は自我...?意識...?人生の目標...?う~ん、わかったようなわからないような...」と、腑に落ちないものがありました。

要は「西洋占星術における太陽が表すものを小学二年生に説明できるか?」ってなると無理なんですよね...

で、そんな僕に対し、太陽への理解を深めてくれたのがみなさん大好き「ギリシャ神話」なんです🤗

ギリシャ神話は実用的

ギリシャ神話パイセン、学ぶだけでかっこよく見えますよね。

ただ、今回僕が推したいのは、ギリシャ神話の「実用面」なんです。

「ギリシャ神話を学んでない人間はクソだ!」と高尚なことを言いたいのではなく、 「占い師にとってガチで有益なんよ!」という提言なわけです。

では、なぜギリシャ神話がよいのか、もう少しお付き合いくださいませ~!

占星術とギリシャ神話の関係

ちょっとだけ歴史の話です。

占星術が生まれた当初は、「ギリシャ神話」と「占星術」に何の関係もありません。 全くの別物です。

そもそも占星術が生まれたのはバビロニア。
(今のイラクらへん)

バビロニア時代の占星術は、「天体の動き」と「身近で起こる現象」を照らし、蓄積したデータで占うものでした。
例)日食の日に、王様が病気になる→日食時は不吉なことが起こる!

占星術がギリシャで広まる

占星術がバビロニアからギリシャへ広まっていき、そこで初めて、 今の僕らがやっているような、個人の「運命」と「性格」を占うようになりました。

この時に、「天体(惑星)」とギリシャ神話に出てくる「神」が紐付けられるのです。
例)太陽はアポロン、月はアルテミス

「各天体は"神"を象徴している」という考え方

そこから、西洋占星術における各天体、
・太陽
・月
・水星
・金星
・火星
・木星
・土星

上記それぞれに、ギリシャ神話の神を当てはめて、各天体の意味を理解するようになりました

例)太陽・アポロン

一番有名な「太陽」を例にみていきましょう。 西洋占星術における太陽は、ギリシャ神話の「アポロン」が担当しています。(象徴しています)

なぜアポロンなのか。
ギリシャ神話に出てくるアポロンは「太陽神」であり、「知識・真実の神」でもあります。

併せて、アポロンを考える前に、僕らが知っている現実の「太陽」が、そもそもどういう存在であるかも考えて見ましょう。

・太陽は光の源
・光は何かを照らす
・光で照らされると、何かが判明する(わかる)
・つまり、太陽はないと「知識・理解」に至らない

⇒現実の太陽と、ギリシャ神話におけるアポロンの性質がリンク! よって「太陽は、ギリシャ神話におけるアポロンだ!」となり、 西洋占星術における太陽=アポロン となっていったわけです。

このように各天体に、ギリシャ神話の神が象徴として割り当てられています。

(※注: 古代ギリシャでは初め太陽神としてヘリオスが崇拝されていましたが、時が経つにつれてアポロンとヘリオスの特質が結びつけられ、アポロンが太陽の象徴として一般に認識されるようになりました。)

太陽を理解したいなら、アポロンを理解しよう

西洋占星術における太陽の意味?
・自我
・個性
・意識
・生命力
・創造性
・本質
・輝き
・中心
・顕現
・エネルギー
・成功
・自己表現
・指導力
・父性
・権威
・責任
・誇り
・勇気
・再生

冒頭にもお伝えしますが、これらの太陽が表す意味を見て、一瞬わかった気になりますが、小学2年生に「西洋占星術の太陽ってどんな意味なの?」と聞かれても自信ないですよね...

しかも単語を一個一個暗記なんてしてらんないわけで、、涙

アポロンを理解すれば一瞬

一方、アポロンのキャラ・性格を理解すれば、それは西洋占星術における太陽がありありと見えてくるんです。

だから僕は「ギリシャ神話学ぶのめっちゃコスパいいよ!」と言いたいんです。

「コスパ」って言葉がギリシャ神話好きな人に一番嫌われそうな言葉ですがww涙

アポロンの特徴をストーリーと性格で掴んでいくことで、西洋占星術における「太陽」が立体化してきます。

太陽って要は、自分の中にあるアポロン性なんですよね。自分の中にある「ジャイアン性」と言ってもいいのかもしれません。

僕らの中には、アポロン(太陽)もいれば、アルテミス(月)もヘルメス(水星)もいるわけです。

関わる人や環境、その時の年齢で、自分の中のどの天体が強く出てくるかが変わるだけ。

自分という一人の人間の中にも、複数の性格が存在するのは、占いに詳しいみなさんなら体感があるはず。

ギリシャ神話を学ぶと
・引き出しグンと増えるよ!
・天体の理解が一気に深まるよ!

という今回の話は以上になります。

今後、定期的に、各天体のギリシャ神話の話を投稿していこうと思います^^

10天体、それぞれが司っている領域がくっきりと見えてくるので楽しいですよ~

それでは、次回以降、面倒くさい話が好きな人はお楽しみに!w

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