見出し画像

もっと教科書を読もうよ

 学習支援で得た知見を基に色々書き始めて31回目です。

 小学校の時に「教科書とかノートは 毎日持ってくると重いので学校に置いておいてもいいですよ」と先生から言われていると思います。
 学校での「学習」には 「教科書」が大きな役割を果たしており 授業は「教科書」に従って組み立てられています。
 特に小学校高学年から先の学習では そうした意味で「教科書を読む」事が大切になってきます。
 
 「勉強」するのは 知らなかったことを知るようになるということです。なので 授業前に知らない事やわからない事 不思議だなって思う事をはっきりさせておいた方が 先生が進めてくれる「授業」の内容がわかりやすくなります。
 だから 授業の前日に「教科書」を読んでおくことを 強くお勧めします。
 そして 自分が今何を解らないのかをはっきりさせましょう。

 「教科書」でわからない部分にアンダーラインを引いておき 先生が「授業」の中で説明してくれたことを アンダーラインの近くにメモしておきましょう。

 授業中に書くノートは 主に板書内容だと思いますが 1頁の1/3は空けておきます。
 家に帰ってから もう一度「教科書」を読んで ノートの空きの部分に追記しましょう。
 「学習」を進めるうえで 何度も何度も わからなかったことをなぞることになり それだけ理解が早まります。

 そうそう もうひとつやっておいた方がいい事をお知らせしましょう。
 授業が終わったら 「教科書」で その日進んだ最後のところに印と日付を書き込みましょう。そうすれば 次の授業がどのくらい進むかの見当がつくようになります。

 「教科書」は「学習」を進めるうえで とても役に立ちます。だから「教科書をもっと読みましょう。本文をよく見ると 大切なことは太字で書かれていたり その前後に説明があるのに気がつくはずです。もっと友達になってくださいね。

 「参考書」は「教科書」では説明しきれなかったことを わからせるようにできていますが まずは「教科書」をわかることが 大切です。
 また「ワークブック」も同様に「教科書」の内容を繰り返し解くことで 理解を進める役割を持っています。
 でも 大切なのは「どうしてそうなるのか」「なぜなのか」がはっきり理解することで そうしていないと 応用問題に対応できなくなります。だから なおさら「教科書」をしっかり把握することが大切です。

 こういう風に考えると「教科書」はいつでも見ることができるよう 家にあった方が 「学習」しやすくなるでしょう。

保護者の皆さんへ
 どうか子どもたちに 考える面白さや答えを見つける楽しさを体験できるように 「学習環境」を整える手助けをしてください。
 そして 子どもたちが自発的に学習意欲を持てるよう ご協力ください。

06 OCT.2021.ARAI