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活動と振り返りをセットに~生徒自身が常に成長するサイクルを作る~

生徒が成長し続ける授業づくりには
「行動(学習活動)」「振り返り」「課題意識」のサイクルを回すことが効果的です。

1回の授業内でサイクルが回るのも良いですし、
1単元でサイクルが回る、なども良いと思います。

このサイクルが授業で発生することは、教師にも生徒にも好影響を与えます。

教師が生徒の学習活動後にすぐに振り返りを行うことで
「生徒の課題」や「学習の進捗状況」を把握することができ、
次の授業や学習活動を立案する上での課題意識が明確なものとなります。

また生徒にとっては、このサイクルが回ることで、試行に伴う失敗経験によって、生徒自身が自分の課題を認識できる上に、
「その課題を解決するために学ぼう」というモチベーションが常に保たれ、その後の学習活動1つ1つに目的意識が生まれます。

さらに、教師と生徒が学習の目的を共有できた上で、
授業が進行していくのも利点と言えるでしょう。
「授業において学習を行う理由」が明確になり、納得感のある中での学びとなるためです。


上記のサイクルが教師・生徒双方にとって円滑に進むものにするためには、
活動と振り返りをセットにして授業を設計することが大切です。
活動に「定量的な評価指標」を盛り込んで、
振り返りがしやすい状況にしておくことで、
教師も生徒も現状と目的が意識しやすくなります。

そのための具体的手法について、podcastでお話しています。

全ての学習活動に取り入れる必要はありませんが、
単元や授業の冒頭と終わりに、こうした活動と評価指標がセットになった学習を盛り込むのはおすすめです。

最初は一目瞭然で変化が見える指標を取り入れることから、
ぜひお試しください。

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